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建築スタディ 発想の方法 坂牛 卓(編著) - 学芸出版社
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建築スタディ 発想の方法 (ケンチクスタディ ハッソウノホウホウ) デザインを決めた50人の模型・ドローイング (デザインヲキメタゴジュウニンノモケイドローイング)

工業・工学
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発行:学芸出版社
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ20mm
224ページ
定価 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-7615-2894-2   COPY
ISBN 13
9784761528942   COPY
ISBN 10h
4-7615-2894-X   COPY
ISBN 10
476152894X   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年4月18日
最終更新日
2024年6月15日
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紹介

建築家は何から考え始め、いつデザインを決めるのか?多くの設計者が試行錯誤するスタディの手法を、建築家50人の頭の中に探る。気づきのきっかけは方法・関係・構造・空間・表皮・ディテール・社会・環境など様々。思案中の模型やドローイング、そして「できた!」と思った瞬間のものとで見比べると思考の軌跡が見えてくる。

目次

プロローグ
●1章 考え方に気づく
ch1:方法
青木淳 馬見原橋……「設計ってなにをすること?」が腑に落ちた瞬間
中山英之 ある高齢者介護施設建替計画……「ない」ことが生まれる?──即興という方法
増田信吾+大坪克亘 始めの屋根……問いを問い直す──考えたこともなかったものを創造するために
西澤徹夫 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリーリニューアル……ニュートラルさをチューニングする
北川原温 バレエ『One of a kind』舞台美術……オートマティスムを試行する
NOIZ Patterns as Time……自然と人工、無数のパターンを凝縮する方法
古澤大輔 古澤邸……複数の問いを重ね合わせて解く
遠藤克彦 大阪中之島美術館……単純さの中にある複雑な事象を表す
藤村龍至 すばる保育園……機能主義でも直感でもなく、帰納的に飛躍をつくる
古谷誠章 せんだいメディアテーク(案)……シャッフル──メディアテーク的建築のはじまり
●2章 物、空間を練る
ch2:関係性
千葉学 工学院大学125周年記念総合教育棟……アトリウムから“隙間”へ
山梨知彦 桐朋学園大学調布キャンパス1号館……手作業とBIMが生んだ新しいナチュラル
香山壽夫 東京大学工学部6号館屋上増築……素材と形、空間を同時に考える瞬間
五十嵐淳 house vision……新しい「窓」の誕生
坂本一成 egota house Werkbundsiedlung……スモール・コンパクト・ユニットとアイランド・プラン

ch3:構造
大谷弘明 積層の家(自邸)……絵の積み重ねが建築をつくる
金箱温春 青森県立美術館……構造のストーリーとルールを描く
原田真宏 XXXX……スケッチがジオメトリへ、結晶化する時
山下設計(基本設計)+Arup(基本設計協力事務所) 東京アクアティクスセンター……「どう建築するか」から生まれた「リフトアップ」と「4本柱+フラットルーフ」と「屋根免震(=マスダンパー)」

ch4:空間
伊東豊雄 中野本町の家……軸線が消えた瞬間
畝森泰行 Small House……断面図への集中から見えてきた環境と結びつくスケール
前田圭介 こどもえんつくし ダイニングホール棟 forestaカランころ……領域が変化する森のような居場所
長谷川豪 経堂の家……夢のような現実
中村拓志 Optical Glass House……堆積し続ける建築

ch5:表皮
永山祐子 東急歌舞伎町タワー……“建築がどうそこにあるか”表層から考える
小堀哲夫 NICCA INNOVATION CENTER……バリで出会った透ける布
日建設計 有明GYM-EX(旧・有明体操競技場)……標準規格にない80mm角の製材外装
隈研吾 竹田市城下町交流プラザ……構造とスクリーンに関する哲学的転換

ch6:ディテール
宇野友明 高峯の家……デッサンをするように
安田幸一 福田美術館……ディテールに始まり配置に終わる設計法

●3章 社会や環境を思う
ch7:社会
平田晃久 太田市美術館・図書館……決別の前夜
飯田善彦 龍谷大学深草キャンパス……大模型から見えてきた地域と大学の関係
金野千恵 春日台センターセンター……地域の具体からつくる風景
ツバメアーキテクツ ツルガソネ保育所・特養通り抜けプロジェクト……敷地の外側へ意識を向ける──ソーシャル・テクトニクスの建築
山本理顕 ひょうたん型ダイアグラム……ダイアグラムの発見と進化
内藤廣 紀尾井清堂……建築をあきらめるな

ch8:場所
長谷川逸子 湘南台文化センター……丘を立ち上げ、新しい建築をめざして
保坂猛 ほうとう不動……富士山と雲 ほうとう不動
田根剛 エストニア国立博物館……一本の線、その線が二本に分かれるとき
佐藤尚巳 青山OMスクエア……人と車の適度な共存関係が街をおもしろくする
宮崎浩 長野県立美術館……敷地の持つポテンシャルを引き出す
平瀬有人・平瀬祐子 御嶽山ビジターセンター〈やまテラス王滝〉〈さとテラス三岳〉……インデックスとしての赤い屋根と穿たれたフレーミング
中川エリカ 桃山ハウス……街がどうできているのか、よく見て、建築につなげる
大江一夫 Port House……プランとファサードを同期させる
比嘉武彦 桜川市立桃山学園……揺籠 子どもたちを育む廻廊
ヨコミゾマコト O市市民ホール……異化効果
室伏次郎 球磨焼酎「蔵」建て替え計画……盆地と古民家の景観、そして幻の湖
久米設計 有明アリーナ……独自性と機能性を備えたアリーナの誕生

ch9:環境
末光弘和 百佑オフィス……発想を膨らますためのツールとしての環境シミュレーション
能作文徳+常山未央 西大井のあな……「あな」を通り抜ける暖かい空気

著者プロフィール

坂牛 卓  (サカウシ タク)  (編著

建築家、東京理科大学教授。1959年東京都生まれ。1985年UCLA大学院建築学科修了。1986年東京工業大学修士課程修了、日建設計入社。1998年伊藤博之、木島千嘉とO.F.D.A設立。信州大学教授を経て2011年より東京理科大学教授。

上記内容は本書刊行時のものです。