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出版者情報
サステナブル・ファッション
ありうるかもしれない未来
- 初版年月日
- 2022年9月20日
- 書店発売日
- 2022年9月20日
- 登録日
- 2022年7月4日
- 最終更新日
- 2022年8月23日
紹介
資源枯渇や廃棄問題を抱え、転換を迫られるファッション産業への提案。これからは微生物を培養して服をつくり、コンピュータ・アルゴリズムで生産・消費を最適化し、バーチャルな世界とも共存しつつ、大量生産・新品・所有の概念を変えていく。持続可能な地球とファッションの未来を共有し、具体的に動き出すための手引き。
目次
プロローグ:今、ファッション業界でなにが起きつつあるのか
1章 サステナブル・ファッションとは何か
サステナブル・ファッションを巡る用語の変遷
サステナブル・ファッションを巡る、経営学視点・デザイン視点からの提案
サステナブルなファッション製品のデザイン要件
実践を支援するツール
ファッション産業の新たな価値=物語とは何か?
2章 生分解・再生するファッションデザイン:バイオマテリアルとサステナビリティ
未来シナリオ1──バイオテクノロジーを駆使する職人がファッションデザイ ンを担う未来
2.1:バイオマテリアルとファッションデザインのこれまでとこれから
2.2:方法と実践
2.3 プロジェクト──未来の下着/Wacoal人間科学研究所+KYOTO Design
2.4:事例/ボルトスレッズ×ステラ・マッカートニー
マイコワークス×エルメス
2.5:この人を見よ「ゴールドウィン x スパイバー」 ──大坪岳人X関山和秀
第3章 最適化するファッションデザイン:コンピュテーショナル・デザインとサステナビリティ
3.1:コンピュテーショナル・ファッションデザインについてのこれまでとこれから
3.2:方法と実践
3.3 プロジェクト 「HATRAxSynflux :AUBIK」
3.4:事例/アンメイド
アンスパン
3.5:この人を見よ「CFCL」
第4章 脱物質化するファッションデザイン:バーチャルリアリティとサステナビリティ
未来シナリオ2:ファッション消費の場が物理空間から仮想空間でのバーチャル服へ移行した未来
4.1:バーチャル・ファッションデザインのこれまでとこれから 6p(5100字分)
4.2:方法と実践
4.3 プロジェクト《アトラス・オブ・メモリー》/ロビン Lynch + Synflux (NFT Collection 2021)
4.4:事例/ザ・ファブリカント
ドレスエックス(DressX)
4.5:この人を見よ ──chloma
第5章 循環化するファッション・デザイン:新品であること以外の価値を生み出せるか?
未来シナリオ3:生活廃棄物が価値を持ち、 家庭ごみや食料残渣、排泄物までもが衣服の素材や部品として重要な通貨となった未来
5.1:サービスデザインのこれまでと、これから
5.2:方法と実践
5.3:事例/ナイキ「ムーブ・トゥー・ゼロ(Move to Zero)」
H&M ループ/Looop
5.4:この人を見よ ──ソフィー・ピニェア
第6章 次世代ファッションデザイナーの育成が始まっている
6.1 持続可能な未来社会の生活者像をどう描き、伝えるか
6.2 問い自体を生み出すことと、サステナビリティの融合的教育
6.3 未来を洞察する手法、未来を志向する手法
エピローグ ──消費社会の価値観を変えられるか?
オンライン講座+「ガイド&ツールについて
上記内容は本書刊行時のものです。