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サステナブル・ファッション 水野 大二郎(著/文 | 編集) - 学芸出版社
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サステナブル・ファッション (サステナブルファッション) ありうるかもしれない未来 (アリウルカモシレナイミライ)

趣味・実用
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発行:学芸出版社
A5判
240ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7615-2828-7   COPY
ISBN 13
9784761528287   COPY
ISBN 10h
4-7615-2828-1   COPY
ISBN 10
4761528281   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年9月20日
書店発売日
登録日
2022年7月4日
最終更新日
2022年8月23日
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紹介

資源枯渇や廃棄問題を抱え、転換を迫られるファッション産業への提案。これからは微生物を培養して服をつくり、コンピュータ・アルゴリズムで生産・消費を最適化し、バーチャルな世界とも共存しつつ、大量生産・新品・所有の概念を変えていく。持続可能な地球とファッションの未来を共有し、具体的に動き出すための手引き。

目次

プロローグ:今、ファッション業界でなにが起きつつあるのか
1章 サステナブル・ファッションとは何か
サステナブル・ファッションを巡る用語の変遷
サステナブル・ファッションを巡る、経営学視点・デザイン視点からの提案
サステナブルなファッション製品のデザイン要件
実践を支援するツール
ファッション産業の新たな価値=物語とは何か?
2章 生分解・再生するファッションデザイン:バイオマテリアルとサステナビリティ
未来シナリオ1──バイオテクノロジーを駆使する職人がファッションデザイ ンを担う未来
2.1:バイオマテリアルとファッションデザインのこれまでとこれから
2.2:方法と実践
2.3 プロジェクト──未来の下着/Wacoal人間科学研究所+KYOTO Design
2.4:事例/ボルトスレッズ×ステラ・マッカートニー
マイコワークス×エルメス
2.5:この人を見よ「ゴールドウィン x スパイバー」 ──大坪岳人X関山和秀
第3章 最適化するファッションデザイン:コンピュテーショナル・デザインとサステナビリティ
3.1:コンピュテーショナル・ファッションデザインについてのこれまでとこれから
3.2:方法と実践
3.3 プロジェクト 「HATRAxSynflux :AUBIK」
3.4:事例/アンメイド
アンスパン
3.5:この人を見よ「CFCL」
第4章 脱物質化するファッションデザイン:バーチャルリアリティとサステナビリティ
未来シナリオ2:ファッション消費の場が物理空間から仮想空間でのバーチャル服へ移行した未来
4.1:バーチャル・ファッションデザインのこれまでとこれから 6p(5100字分)
4.2:方法と実践
4.3 プロジェクト《アトラス・オブ・メモリー》/ロビン Lynch + Synflux (NFT Collection 2021)
4.4:事例/ザ・ファブリカント
ドレスエックス(DressX)
4.5:この人を見よ ──chloma

第5章 循環化するファッション・デザイン:新品であること以外の価値を生み出せるか?
未来シナリオ3:生活廃棄物が価値を持ち、 家庭ごみや食料残渣、排泄物までもが衣服の素材や部品として重要な通貨となった未来
5.1:サービスデザインのこれまでと、これから
5.2:方法と実践
5.3:事例/ナイキ「ムーブ・トゥー・ゼロ(Move to Zero)」
H&M ループ/Looop
5.4:この人を見よ ──ソフィー・ピニェア

第6章  次世代ファッションデザイナーの育成が始まっている
6.1 持続可能な未来社会の生活者像をどう描き、伝えるか
6.2 問い自体を生み出すことと、サステナビリティの融合的教育
6.3 未来を洞察する手法、未来を志向する手法

エピローグ ──消費社会の価値観を変えられるか?
オンライン講座+「ガイド&ツールについて

著者プロフィール

水野 大二郎  (ミズノ ダイジロウ)  (著/文 | 編集

1979年生まれ。京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab 特任教授、慶應義塾大学大学院特別招聘教授。ロイヤルカレッジ・オブ・アート博士課程後期修了、芸術博士(ファッションデザイン)。デザインと社会を架橋する実践的研究と批評を行う。監訳に『クリティカル・デザインとはなにか? 問いと物語を構築するためのデザイン理論入門』、著書に『サーキューラー・デザイン』『クリティカルワード・ファッションスタディーズ』『インクルーシブデザイン』『リアル・アノニマスデザイン』(いずれも共著)、編著に『vanitas』等

Synflux  (シンフラックス)  (著/文 | 編集

先端的なテクノロジーを駆使し、惑星のためのファッションをつくるスペキュラティヴ・デザインラボラトリー。あらゆる人が惑星や自然への配慮を持ちながら、活き活きとした個人として自分なりの創造性を発露できる循環型創造社会の実現を目指し、次代のファッションをつくりだす思索的デザイン集団として活動している。
主な受賞に、H&M財団グローバルチェンジアワード特別賞、WIRED CREATIVE HACK AWARDなど。

川崎 和也  (カワサキ カズヤ)  (著/文

スペキュラティヴ・ファッションデザイナー/デザインリサーチャー/Synflux株式会社代表取締役CEO。1991年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科エクスデザインプログラム修士課程修了(デザイン)。身体や衣服、素材にまつわる思索的な創造性を探求している。監修・編著書に『SPECULATIONS』、共著に『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ』がある。

佐野 虎太郎  (サノ コタロウ)  (著/文

1998年生まれ。スペキュラティヴファッションデザイナー、Synflux株式会社取締役CDO。コンピュテーショナル・デザイン、バイオデザインを応用した新しい衣服の設計手法を思索する研究開発を行う。近年はアルゴリズミックデザインの専門家らと協働し、微分幾何学や最適化アルゴリズムの考え方を応用して身体や環境に最適化する衣服の設計手法の開発に注力している。

平田 英子  (ヒラタ ハナコ)  (著/文

慶應義塾大学総合政策学部卒。ライター、リサーチャー。『ファッションスタディーズ』、「Fashion Tech News」への寄稿のほか、翻訳に「シャネルとそのライバルたち」(ヴァレリー・スティールの講演、『ユリイカ』2021年7月号〈特集=ココ・シャネル〉)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。