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出版者情報
社会的処方
孤立という病を地域のつながりで治す方法
- 初版年月日
- 2020年2月10日
- 書店発売日
- 2020年2月1日
- 登録日
- 2019年12月3日
- 最終更新日
- 2024年6月10日
書評掲載情報
2020-03-21 |
朝日新聞
朝刊 評者: 寺尾沙穂(音楽家、エッセイスト) |
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紹介
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市民活動が誰かの薬になるらしい。
それなら100歳まで生きてみたい。
コミュニティデザイナー 山崎亮
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山崎亮さん(studio-L、コミュニティデザイナー)推薦!
認知症・鬱病・運動不足による各種疾患…。医療をめぐるさまざまな問題の最上流には近年深まる「社会的孤立」がある。従来の医療の枠組みでは対処が難しい問題に対し、薬ではなく「地域での人のつながり」を処方する「社会的処方」。制度として導入したイギリスの事例と、日本各地で始まったしくみづくりの取り組みを紹介。
近年注目が高まっている「社会的処方」に関する初めての書籍です!
目次
はじめに はじまりは一人の婦人からだった
■1章 目に見えない「孤立」という病
地域とのつながりが未来を照らす
つながりがないことは寿命を縮める
日本において本当に社会的孤立は存在するのか?
イギリスにおける社会的孤立と「孤独担当大臣」
イギリスの社会的処方
イギリスの社会的処方の例 言葉ではなくアートで対話する「drawing life」
社会的処方は人を「健康」にすることを目的にするのではない
マイナスをプラスにするのではなくプラスをダブルプラスへ!
■2章 社会的処方のカナメ リンクワーカー
「暮らしの保健室」ができるまで
暮らしの保健室は「対話を通じて自らを取り戻す場所」
リンクワーカーとはつながりを作る人
例えばこんなリンクワーカー:ブロムリー・バイ・ボウセンター
ABCD:どんな人でも地域を良くする力を持っている!
リンクワーカーの育て方:BBBCの場合
日本では「みんながリンクワーカー」にしようよ
制度にするのか、文化にするのか
「みんながリンクワーカー」になることで、あなたも楽になる
私たちが考える「リンクワーカーらしさ」とそのスキル
日本のリンクワーカー:コミュニティユースワーカー
■3章 社会的処方を市民の手で
市民による意思決定支援 Lay navigatorとCo-Minkan
公民館とCo-Minkan
社会的処方研究所
社会的処方研究所を大きく変えた「アカギさんの事例」
孤独を愛する人は、つなげる必要はない?
■4章 まちに医療者が関わる 日本で広がる社会的処方①
医師が屋台をひいて、コーヒーを配る
医療で人は呼べないという原体験
「医療者である○○さん」から「モバイル屋台の○○さんは医療者だった」に
巻き込むことで、その人らしさを内包する
巻き込まれることで、気づいたら健康になる街へ
小規模多機能なモバイル屋台の役割
食べることを通じて孤立を防ぐ 「みんなで食べる」が生きるを支える
タバコはやめられるか?愛煙家座談会と愛煙家登山
禁煙するつもりなし!
愛煙家で集まろう
愛煙家で山に登ろう
愛煙家で主張しよう
何が人を動かすのか
■5章 暮らしを彩る年の差フレンズ 日本で広がる社会的処方②
高齢者と学生が一つ屋根の下で暮らす次世代下宿「京都ソリデール」
まちに帰属する「書生生活」
高齢者住宅のあらたな取り組み 「仕事付き高齢者住宅とは」
全国に広がる「ごちゃまぜ」の社会
■6章 リンクワーカーからみた社会的処方のタネ
「本」を媒介にして人がつながっていく こすぎナイトキャンパス
「かってにやると、おもしろくなる」 連鎖するまちの文化
身体を流れる音楽 福祉施設×劇場「アーティストとともに過ごす時間」
アートの世界に広がる社会的包摂(social inclusion)
アートの力で高校中退者を減らす
劇場からもっとも遠い人たちに、アートを届ける
「進化系スナック?」 対話式カレー屋の目指す未来
こども食堂と丸亀市「ばば食堂あんもち部屋」
ばば食堂に「帰る」子どもたち
おわりに 「はじまりの婦人」にもう一度会えたら
上記内容は本書刊行時のものです。