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田舎の宝を掘り起こせ 曽根原 久司(編集) - 学芸出版社
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田舎の宝を掘り起こせ (イナカノタカラヲホリオコセ) 農村起業成功の10か条 (ノウソンキギョウセイコウノジュッカジョウ)

社会一般
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発行:学芸出版社
四六判
256ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7615-2541-5   COPY
ISBN 13
9784761525415   COPY
ISBN 10h
4-7615-2541-X   COPY
ISBN 10
476152541X   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0061  
0:一般 0:単行本 61:農林業
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2012年11月
書店発売日
登録日
2016年10月18日
最終更新日
2016年10月18日
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紹介

農山村には多様な資源がある。地域の宝を掘り起こして商品化するにはビジネスの発想が必要だ。NPO法人えがおつなげてでは、45人の農村起業家を輩出。その育成ノウハウをもとに、成功の秘訣、失敗の理由などを実践例を踏まえて解説する。6次産業化、ツーリズム、森林資源活用、自然エネルギーなど起業のためのヒント満載。

目次

第1章 私はこうして起業した! 16の起業プロセス
(1)六次産業化
①農業を基盤に加工、販売に向けて事業拡大
1 街中直売所で村のお年寄りの味を伝える:㈱GIMY 山口英則さん
2 自然栽培農園の加工・販売所で美味しい食と出会う:㈱BIO-hof SAKURAI櫻井正喜さん
  成功の秘訣・失敗のワケ

②地域産品の販売拡大に道を開く新しい直売システム
3 誰でもできる庭先直売所を地域コミュニティの拠点にする:庭先DE直売所合同会社 津末啓二さん
4 地域と大学を食で結び地域を活性化する:NPO法人キャンパスマルシェネットワーク 田垣実郷さん
  成功の秘訣・失敗のワケ

③付加価値産品の加工・販売で地域を支える
5 地域素材を活かしたカフェ事業が移住先で花開く:(一社)たべるとくらしの研究所 安斎伸也さん
6 古代米のブランド化で日本のお米のルーツを守る:㈱清左衛門 秋葉秀央さん
7 主婦起業家が地域食資源を「宝」に変える:恋する魔女工房 近田清美さん
  成功の秘訣・失敗のワケ

(2)ツーリズム(都市農村交流)
8 過疎化が進む集落に都会の若者を呼ぶ:(一社)風土人 豊田有希さん
9 地域交流拠点の里山カフェがコミュニティの輪を広げる:とかいなかフェ 上田武さん
10 農家主婦の副業モデル「学べて遊べる手づくり農家民宿」:O2Farm Inn 大津愛梨さん
  成功の秘訣・失敗のワケ

(3)森林資源活用
11 森を荒廃から守る、未利用森林資源による家造り:(一社)森林資源活用推進協会 森田千史さん
12 厄介者の竹が新たな産業と障害者雇用を創出する:㈱農輪 白石賢三さん
  成功の秘訣・失敗のワケ

(4)自然エネルギー
13 林産資源活用で地域エネルギー自給システムの普及を目指す:(一社)日本ガシファイアー協会 小島忍さん
  成功の秘訣・失敗のワケ

(5)ソフト産業(IT、教育)
14 農家と消費者がSNSで直接つながる仕組みをつくる:㈱kedama(ケダマ) 武田昌大さん
15 有機研修農場で就農希望者を支援する:NPO法人あしたを拓く有機農業塾 涌井義郎さん
16 子牛放牧と体験イベントでブドウ園を再生する:えがお勝沼 三森斉さん
  成功の秘訣・失敗のワケ
第2章 農村起業家に求められる意思とスキル
1 まずは信頼を築くことから
2 起業に必要な「思い」と「覚悟」
3 農村起業家に求められるスキルとは

第3章 農村起業家になろう─起業成功の10か条
1 資金計画と知っておきたい支援金情報
2 まずは事業計画書の作成
3 意図がよく伝わるプレゼン・評価を落とすプレゼン
4 法人形態はどうしたらよいか?
5 地域とのよい関係を築く、絆・ネットワークのつくり方
6 理想と現実の落差を知ることが大切
7 マーケティングの巧拙が商品開発の成否を決める
8 協力者・支援者・コンサルタントの選び方
9 賢いメディア戦略の方法
10 農山漁村から、ニーズを見つけに都会へ行こう

農村起業/29のケーススタディ

著者プロフィール

曽根原 久司  (ソネハラ ヒサシ)  (編集

「NPO法人えがおつなげて」代表理事。大学卒業後、ミュージシャンとして活動。その後コンサルティング会社勤務などを経て独立。経済バブルの崩壊後、銀行などの経営指導を通して日本の未来に危機を感じ、その再生モデルを模索すべく山梨県白州町(現北杜市白州町)に移住。自ら農業・林業に携わりながら2001年に「NPO法人えがおつなげて」を設立。「村・人・時代づくり」をコンセプトに都市農村交流事業をはじめとするソーシャルビジネスを展開している。内閣府の地域活性化伝道師、やまなしコミュニティビジネス推進協議会会長、山梨県立農業大学校講師などを務めている。著書に『日本の田舎は宝の山─農村起業のすすめ』(日本経済新聞出版社)がある。

杉本 淳  (スギモト ジュン)  (著/文

NPO法人じゃばらむら」理事長。平成23年度まで「NPO法人えがおつなげて」理事兼事業マネージャーおよび「えがお大学院社会起業家支援コース」コンサルタント役を務める。大学卒業後、コンサルティング会社ランドブレインにて都市計画・地域再生プロジェクトに取り組み全国を奔走。現在、ソーシャルビジネス部門の起業家育成、農山漁村の活性化支援、地域産品開発・ブランド化、バイオマス等の自然エネルギーの事業化、農村漁村活性化事業のセミナー指導などさまざまな取り組みを行っている。NPO法人農商工連携サポートセンター理事、ランドブレイン株式会社経営顧問、農林水産省農林水産物・食品地域ブランド化支援アドバイザーも務めている。

矢崎 栄司  (ヤザキ エイジ)  (著/文

アースワークルーム代表。平成23年度まで「えがお大学院社会起業家支援コース」コンサルタント役を務める。長年有機流通・有機農業にかかわり、有機の里づくり、有機食品ビジネス、放牧農場づくり・有機畜産化などに取り組み、自然共生農業・動物福祉を推進する活動を行っている。NPO法人農商工連携サポートセンター理事、アグリネイチャースチュワード協会事務局長、農業と動物福祉の研究会世話人、カナダのNPO法人Earth Works Institute N. P. O. 発起人・理事を務める。著書に『緑の企業になる方法』『危機かチャンスか 有機農業と食ビジネス』(ほんの木)、『あなたにもできる「おいしいね!」と喜ばれる食ビジネス7つの秘訣』(誠文堂新光社)などがある。

NPO法人えがおつなげて  (エヌピーオーホウジンエガオツナゲテ)  (著/文

農業を中心に地域共生型のネットワーク社会を作ることを目的に2001年に設立、「村・人・時代づくリ」を行っている。「えがおの学校」「えがお大学院」などで都市農村交流マネージメントコーディネーター、農村起業家などの人材育成事業を実施。山梨県北杜市の増富地区などを拠点に、耕作放棄地を開墾して「えがおファーム」を開設。農業研修生や農業体験の受け入れ、農産物の栽培・販売など行っている。また企業と連携してCSR活動、農商工連携活動などで耕作放棄された棚田や畑を再生し、都市での農産物販売、社食利用、加工品化などを進めている。小中学生の農業や森林体験、企業研修会などの活動で年間約5000人以上が北杜市を訪れ、地域住民との交流が行われている。行政・大学・企業との連携による自然エネルギー開発や森林資源活用事業も手がけている。

上記内容は本書刊行時のものです。