版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
幸福な田舎のつくりかた 金丸 弘美(著/文) - 学芸出版社
..
【利用不可】

幸福な田舎のつくりかた (コウフクナイナカノツクリカタ) 地域の誇りが人をつなぎ、小さな経済を動かす (チイキノホコリガヒトヲツナギチイサナケイザイヲウゴカス)

社会一般
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:学芸出版社
四六判
208ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7615-1314-6   COPY
ISBN 13
9784761513146   COPY
ISBN 10h
4-7615-1314-4   COPY
ISBN 10
4761513144   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0061  
0:一般 0:単行本 61:農林業
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2012年9月
書店発売日
登録日
2015年8月20日
最終更新日
2015年8月20日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2012-10-14 読売新聞
MORE
LESS

紹介

地域を誇ることが、参加と共感を呼び、小さくても確かな経済をまわす。食と映画の都・山形県鶴岡市、小説の舞台となった高知県おもてなし課、進化する直売所さいさいきて屋(愛媛県今治市)、地域応援商社四万十ドラマ(高知県四万十町)等、注目の地域がローカルシフトする価値を創造しコミュニティを元気にするしくみとは。

目次

第1部 ないもの探しから、あるもの磨きへ
第1章 風土を誇りに、食の都、映画の都を目指す
──山形在来作物研究会、アル・ケッチァーノ、庄内映画村(山形県鶴岡市)
市民がつくり、上映する映画「よみがえりのレシピ」
料理家と学者が目指す「食の都」
伝統野菜の発掘を応援するメディア
高校生が挑む「食の甲子園」
農家レストランでいただく伝統野菜
風土を愛する人々が盛り上げる「映画の都」

第2章 若者が新風を吹き込む、レトロな商店街
──阿蘇一の宮門前町商店街(熊本県阿蘇市)
商店街の若手店主が立ち上がる
明治生まれの女学校を人気の店に
若者の出店を後押しする工務店
レトロさを巧みに活かす


第2部 ローカルを発信する、ユニークさが共感を呼ぶ
第3章 地域の味を育て届ける、トータルプロデュース
──道の駅 萩しーまーと(山口県萩市)
萩の魚を都会に売り込むメディア試食会
市民の台所を目指した道の駅
民間主体で運営、責任者は全国公募で
漁業者と連携したイベントが大好評
生産、販売、流通、料理までをプロデュース

第4章 売りたいのは、商品に込めた土地の物語
──四万十ドラマ(高知県四万十町)
雄大な風景に佇む道の駅
思わぬきっかけで全国に知られる存在に
ローカル・ローテク・ローインパクトなものづくり
企画から販売まですべてやるデザイナー
インターンシップ制度を若者の定住につなぐ
四万十ファンを生みだすトリガーに

第5章 まちのファンを増やす、観光特使の活躍
──高知県おもてなし課、小説『県庁おもてなし課』(高知県)
観光客の流れが変わった
欧州スタイルを取り入れる
小説『県庁おもてなし課』の衝撃
どこまでが小説? どこまでが現実?
県庁おもてなし課って何するところ?
人気を集める観光特使の名刺
廃校・空き店舗をミュージアムに、海洋堂の戦略


第3部 人と人をつなぐ、農村と都市をつなぐ
第6章 一軒の直売所から、地産地消がまわりだす
──JAおちいまばり さいさいきて屋(愛媛県今治市)
120万人を魅了する直売所
鮮魚のよさと対面販売が売り
自動販売機は置きません
小さな農家、女性、高齢者も参加できる市場を
参加者が売りたくなるしくみをつくる
ケーキを売るのではなく、果物を売る
直売所が農協と農家の意識を変えた
未来の今治ファンをつくる学校給食

第7章 消費地とつなぐ産直で、小さな農家が輝きだす
──JA雲南(島根県雲南市)
産直で輝きだした生産者たち
小さな青空市と直売所をつなぐネットワーク
農協は小さな農家を支えるのが本来の姿ではないか
都会の消費者に大好評の出張販売
売れ筋を知り、売れる農産物のつくり方を学ぶ
小さな農産物の価値を高め、地域の農業力を磨く

第8章 若手農家が連携し、地域で稼げる農業を
──野菜くらぶ(群馬県昭和村)
急増する農家の法人化
稼げる農業を目指す専業農家集団
絶望のどん底から見出した活路
変わり始めた農業出資の形
若い農業希望者の独立を支援するプログラム

第9章 都会の人と、地域を楽しむ農業を
──南信州観光公社(長野県飯田市)
グリーン・ツーリズムの時代
お金には代えられない感動を
地域を楽しむ農業を
農家を束ねる株式会社
地域の資源をまるごと体験プログラム
都会の子どもの田植えが支える田んぼ
ワーキングホリデーで地元のよさを再発見

あとがき

著者プロフィール

金丸 弘美  (カナマル ヒロミ)  (著/文

食環境ジャーナリスト、食総合プロデューサー。1952年生まれ。全国1000の農山漁村を訪れ、食からの地域再生や食育、食のワークショップなどの企画をプロデュースし出版や講演活動を通じて広く発信する。2008年より総務省地域力創造アドバイザー、農水省地域ブランド化支援事業プロデューサー、2009年より内閣官房地域活性化応援隊地域活性化伝道師に就任。高知県農業人材育成創造事業総合アドバザーなど、各地で行政と地域住民が連携した地域活性化事業のアドバイザーを務める。近著に、『本物を伝える 日本のスローフード』(岩波書店)、『創造的な食育ワークショップ』(岩波書店)、『田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則』(NHK生活人新書)、『「地元」の力 地域力創造 7つの法則』(NTT出版)、『地域ブランドを引き出す力 トータルマネジメントが田舎を変える!』(合同出版)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。