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太宰治の強さ : 中期を中心に : 太宰を誤解している全ての人に
発行:和泉書院
縦200mm
287ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年8月
- 登録日
- 2016年6月29日
- 最終更新日
- 2016年6月29日
紹介
戦争期・転向を経て確固たる形で形成された作家精神と強い自負心。その心底には「自信の無さ」「卑屈の素直な肯定」から「前例の無い見事な花の咲く」という「祈念」があった。20年来太宰の魅力に惹き付けられてきた著者が、これまであまり注目されてこなかった「太宰治の強さ」に光を当てる。大部の論考や、新資料の発掘により実証的・総体的に考察を行い、研究史に一石を投じる。
目次
1章 太宰治の強さ
2章 太宰治の転向の特異性
3章 太宰治の戦争期
4章 「花火」論-全文削除とその影響
5章 「富嶽百景」論-陽・母性・草花vs陰・父性・通俗
6章 『津軽』論-太宰治の父性と母性の問題
7章 『新釈諸国噺』論-「粋人」を中心に
上記内容は本書刊行時のものです。