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森は考える
人間的なるものを超えた人類学
原書: How Forests Think:Toward an Anthropology Beyond the Human
四六判
494ページ
上製
価格
2,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年1月
- 書店発売日
- 2016年1月8日
- 登録日
- 2015年11月26日
- 最終更新日
- 2023年4月6日
書評掲載情報
2016-10-09 |
読売新聞
朝刊 評者: 森田真生(独立研究者) |
2016-07-22 |
週刊読書人
評者: 小川さやか=立命館大学先端総合学術研究科准教授・文化人類学・アフリカ研究 |
2016-03-06 |
朝日新聞
評者: 島田雅彦(作家、法政大学教授) |
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重版情報
5刷 | 出来予定日: 2022-05-20 |
4刷 | 出来予定日: 2019-02-20 |
3刷 | 出来予定日: 2016-03-30 |
2刷 | 出来予定日: 2016-02-01 |
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紹介
南米エクアドルのアマゾン河流域に住むルナ人にとっては、森は考
え、イヌは夢を見る。彼らがそう考えているというのではなくて、そう
したものでしかありえない世界を彼らは生きている。「森が考える」
とき、人間と動物、人間と世界、生者と死者は新たな関係を結ぶ。
発表と同時に欧米の人類学会でセンセーションを巻き起こしグレ
ゴリー・ベイトソン賞を受賞した注目のエスノグラフィー、ついに翻
訳なる。
人類学、哲学、文学、言語学、環境学、生態学、生命論などの諸領域
を縦横に接続し、インゴルド、ヴィヴェイロス・デ・カストロを凌ぐ、
来たるべき知の衝撃!
目次
序 ルナ・プーマ
第一章 開かれた全体
第二章 生ある思考
第三章 魂=盲
第四章 種=横断的ピジン
第五章 形式の労なき効力
第六章 生ある未来(と軽くなった死者のはかり知れない重さ)
エピローグ 超える
版元から一言
中沢新一氏推薦!
自分の属する民族や共同体の外から人間を理解しようとしてきた人類学は、いまや人間性の外から人間について思考する学問へと、大きな転回をとげようとしている。森は考える。植物が考え、動物が考えている。それらの異なる思考に包まれながら、人間も自分のやり方で考えている。人類学と哲学はいま限りなく近い場所に立っている。
上記内容は本書刊行時のものです。