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言葉の味 フランソワーズ・エリチエ(著) - 明石書店
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言葉の味 (コトバノアジ) 人生を豊かにする秘密のゲーム (ジンセイヲユタカニスルヒミツノゲーム)
原書: Le Goût des mots

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発行:明石書店
四六変形判
200ページ
上製
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-7503-5935-9   COPY
ISBN 13
9784750359359   COPY
ISBN 10h
4-7503-5935-1   COPY
ISBN 10
4750359351   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年4月25日
書店発売日
登録日
2025年4月8日
最終更新日
2025年4月23日
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紹介

フランスを代表する知性が愛着した言葉の宝庫を公開する。直観的に、あるいは自由な連想によって見つけた独自の言葉の定義集と、経験や感動を抽象化せずに直接伝える慣用句の数々。言葉と戯れつつ隠された豊かな世界を発見する喜びに満ちたゲームへと誘う。

目次

ゲームの開始
第一のルジストル
第二のルジストル
ゲームは終わらない

 訳者あとがき

前書きなど

訳者あとがき

 本書の著者フランソワーズ・エリチエ Françoise Héritier(1933-2017)は、フランスを代表する人類学者の一人である。特に、ブルキナファソのサモ族の親族体系の分析を専門とし、また、人類学の研究に身体の問題を導入して、身体の象徴人類学という新しい境地を開いた。社会科学高等研究院EHESSの教授を務め、クロード・レヴィ=ストロースの後継者としてコレージュ・ド・フランスの教授にも就任した。
 彼女はまた、「男女の示差的原初価」という概念をキーとするフェミニズム理論によっても知られ、フランスの男女平等政策に少なからぬ影響を与えている。この分野の主著、『男性的なもの/女性的なもの I.「差異の思考」、II.「序列を解体する」』(Masculin-Féminin I. La Pensée de la différence, II. Dissoudre la hiérarchie, Odile Jacob, 1996, 2002)は、本書と同じ明石書店から翻訳出版されている(井上たか子・石田久仁子共訳、II. 2016年、I. 2017年)。
 他方、彼女にはエッセイストとしての側面もあり、幅広い豊かな教養と瑞々しい感性に満ちた文章は、研究著作とはまた別のエリチエの魅力を示している。その第一作 Le Sel de la vie, Odile Jacob, 2012(『人生の塩 豊かに味わい深く生きるために』(井上たか子・石田久仁子共訳、明石書店、2013年)は、フランスで30万部のベストセラーになり、日本語訳も売り切れになっている。
 今回訳出したのは、その第二作 Le Goût des mots, Odile Jacob, 2013 で、絶筆となった第三作 Au gré des jours, Odile Jacob, 2017(『日々の流れのままに』未邦訳、2017年フェミナ賞審査員特別賞受賞)との、いわば、三部作の真ん中に位置する作品である。
 本書は「ゲームの開始」、「第一のルジストル」、「第二のルジストル」、「ゲームは終わらない」の四つの部分からなっていて、序章であると同時に中心部でもある「ゲームの開始」では、書き言葉と話し言葉、言語と思考、言語の感覚的・身体的な起源などのテーマをめぐって、エリチエが子ども時代からこれまでに経験した言葉との関係が語られている。もちろんそれは言語学者としてではない。彼女はそれをファンタジーと表現しているが、どんなふうに言葉と戯れてきたかが語られている。

 (…後略…)

著者プロフィール

フランソワーズ・エリチエ  (フランソワーズ エリチエ)  (

フランソワーズ・エリチエ(Françoise Héritier)(1933-2017)
フランス社会科学高等研究院研究指導教授、コレージュ・ド・フランス社会人類学研究室長等を歴任、コレージュ・ド・フランス名誉教授。全国エイズ審議会初代会長。主な著書にDeux soeurs et leur mère(『二人の姉妹とその母』オディル・ジャコブ社、1993年)、Masculin/Féminin(『男性的なもの/女性的なもの』オディル・ジャコブ社、Ⅰ,1996年、Ⅱ,2002年)など。

井上 たか子  (イノウエ タカコ)  (

獨協大学名誉教授。訳書にシモーヌ・ド・ボーヴォワール『決定版 第二の性』(共訳、河出文庫、2023年)、レジャーヌ・セナック『条件なき平等』(勁草書房、2021年)、ジゼル・アリミ、アニック・コジャン共著『ゆるぎなき自由』(勁草書房、2021年)、編著に『フランス女性はなぜ結婚しないで子どもを産むのか』(勁草書房、2012年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。