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安重根・「東洋平和論」研究
21世紀の東アジアをひらく思想と行動
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年1月25日
- 書店発売日
- 2022年2月10日
- 登録日
- 2021年12月15日
- 最終更新日
- 2022年2月17日
紹介
朝鮮植民地化を推進した伊藤博文を殺害した安重根はテロリストなのか、英雄なのか。多文化がともに暮らし、永遠平和を目指したヨーロッパをモデルに、韓国・日本・中国の連携による東アジアの平和を志向し、世紀をこえて生きる続ける安重根の思想と行動とは……。
目次
はじめに[平田厚志]
序――本書の主要論点とその全体構成[重本直利]
第Ⅰ部 安重根・「東洋平和論」研究
第1章 安重根の「東洋平和論」――そのめざしたところと、形成された背景について[崔起榮]
第2章 安重根の東洋平和論形成の背景[呉瑛燮]
第3章 安重根「安應七歴史」「東洋平和論」「聴取書」の「発見」と受容――一九六九年~二〇〇五年を中心に[勝村誠]
第Ⅱ部 安重根の思想と行動
第4章 韓国の安重根と日本の知識人たちの平和論比較――千葉十七・幸徳秋水・徳冨蘆花・石川啄木・夏目漱石との関係を中心に[都珍淳]
第5章 「東洋平和論」で安重根が示そうとした根源的なテーマとは何か[重本直利]
第6章 日本の知識人の安重根像――都珍淳説に対する批判的応答[牧野英二]
第7章 旅順監獄における安重根と二人の日本人教誨師[平田厚志]
第Ⅲ部 東洋平和に向けて
第8章 三・一運動一〇〇周年の歴史的意義[李俊植]
第9章 「東洋平和論」を念頭に、戦後の日本と朝鮮半島の関係を考える[田中宏]
第10章 安重根「東洋平和論」研究は日韓の「和解」への道を拓く――忘れてはいけない『菅首相談話』[戸塚悦朗]
〈コラム〉一九〇五年一一月一七日付の「日韓協約」は存在しない[戸塚悦朗]
第11章 ユネスコ世界遺産のOUV(Outstanding Universal Value)「顕著な普遍的価値」とは何か――明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」をめぐって[中田光信]
結章 アジア隣国との共存・共生を目指して[李洙任]
おわりに 安重根の「東洋平和論」をめぐって[中村尚司]
索引
執筆者紹介
前書きなど
はじめに
本書は、龍谷大学社会科学研究所付属安重根東洋平和研究センターが二〇一七年三月に刊行した『共同研究 安重根と東洋平和――東アジアの歴史をめぐる越境的対話』(李洙任・重本直利編著、明石書店刊)の続編と位置付け、その後の共同研究の成果を報告するものである。併せてこの共同研究プロジェクトを名実ともに、そのキャップとして精力的に推進してこられた本学経営学部の李洙任教授が、二〇二一年三月を以って龍谷大学を定年退職されることから、李教授の「センター長」としてのご苦労に謝意を表すべく寄稿された論考も加えた論文集でもある。そうした意味合いもあって、本書の編集は、龍谷大学社会科学研究所付属安重根東洋平和研究センターと同センター内に設置された李洙任教授退職記念刊行委員会との共同編集という形をとる。
本共同研究は、「東アジアの平和と安定の実現に向けて、戦後補償問題や歴史認識から生じる問題の解決を模索するため市民活動と関連した研究活動を展開することを目的とし」(前書「はじめに」)て、二〇一三年五月に龍谷大学社会科学研究所付属の「安重根東洋平和研究センター」(以下、センター)として発足したものである。もっとも、このセンター発足には前史があり、そのキーワードは龍谷大学と安重根真筆遺墨との関わりである。
(…後略…)
上記内容は本書刊行時のものです。
