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国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】 ユネスコ(編) - 明石書店
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国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】 科学的根拠に基づいたアプローチ
原書: International technical guidance on sexuality education: An evidence-informed approach [Revised edition]

発行:明石書店
A5判
296ページ
並製
価格 2,600円+税
ISBN
978-4-7503-5048-6
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年8月10日
書店発売日
登録日
2020年7月17日
最終更新日
2020年8月25日
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紹介

性教育をすすめていくうえで世界のスタンダードとして定評のある手引きの改訂版。本書は、セクシュアリティ教育を人権、ジェンダー平等という枠組みの中で再認識し、若者にとっての利益が最大となる、「性と人間関係」についての包括的な学びを提供している。

目次

 はじめに~日本語翻訳版の発行によせて

 序文
 謝辞

 略語


1 はじめに(イントロダクション)
 1.1 「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の目的と対象
 1.2 「ガイダンス」の構成
 1.3 なぜ「ガイダンス」改訂版が必要なのか
 1.4 開発過程

2 包括的セクシュアリティ教育の理解
 2.1 包括的セクシュアリティ教育(CSE)とは何か
 2.2 包括的セクシュアリティ教育の発展的分野におけるその他の重要な考慮事項

3 若者の健康とウェルビーイング(幸福)
 3.1 子ども、若者の性と生殖に関する健康(SRH)
 3.2 包括的セクシュアリティ教育を通じて扱える、子どもたちと若い人々の健康とウェルビーイング(幸福)に関するその他の重要課題
 3.3 子どもたちや若者のサブグループに影響する具体的な性と生殖に関する健康のニーズやその他の課題

4 科学的根拠に基づいた包括的セクシュアリティ教育
 4.1 はじめに
 4.2 科学的根拠のレビューの主な結論
 4.3 科学的根拠のレビューの限界
 4.4 今後、私たちに必要な科学的根拠は何か?

5 キーコンセプト、トピック、学習目標
 5.1 目標、年齢グループ、構成
 5.2 キーコンセプト、トピック、学習目標の全体像
  キーコンセプト1○人間関係
   1.1 家族
   1.2 友情、愛情、恋愛関係
   1.3 寛容、包摂、尊重
   1.4 長期の関係性と親になるということ
  キーコンセプト2○価値観、人権、文化、セクシュアリティ
   2.1 価値観、セクシュアリティ
   2.2 人権、セクシュアリティ
   2.3 文化、社会、セクシュアリティ
  キーコンセプト3○ジェンダーの理解
   3.1 ジェンダーとジェンダー規範の社会構築性
   3.2 ジェンダー平等、ジェンダーステレオタイプ、ジェンダーバイアス
   3.3 ジェンダーに基づく暴力
  キーコンセプト4○暴力と安全確保
   4.1 暴力
   4.2 同意、プライバシー、からだの保全
   4.3 情報通信技術(ICTs)の安全な使い方
  キーコンセプト5○ 健康とウェルビーイング(幸福)のためのスキル
   5.1 性的行動における規範と仲間の影響
   5.2 意思決定
   5.3 コミュニケーション、拒絶、交渉のスキル
   5.4 メディアリテラシー、セクシュアリティ
   5.5 援助と支援を見つける
  キーコンセプト6○人間のからだと発達
   6.1 性と生殖の解剖学と生理学
   6.2 生殖
   6.3 前期思春期
   6.4 ボディイメージ
  キーコンセプト7○セクシュアリティと性的行動
   7.1 セックス、セクシュアリティ、生涯にわたる性
   7.2 性的行動、性的反応
  キーコンセプト8○性と生殖に関する健康
   8.1 妊娠、避妊
   8.2 HIVとAIDSのスティグマ、治療、ケア、サポート
   8.3 HIVを含む性感染症リスクの理解、認識、低減

6 サポート体制の構築と包括的セクシュアリティ教育プログラム実践のための計画
 6.1 包括的セクシュアリティ教育へのコミットメントの強化
 6.2 包括的セクシュアリティ教育プログラムの計画作成と実施へのサポート

7 効果的な包括的セクシュアリティ教育プログラムの実施
 7.1 はじめに
 7.2 効果的なカリキュラム開発の特徴
 7.3 包括的セクシュアリティ教育プログラムの設計と実践
 7.4 包括的セクシュアリティ教育プログラムのモニタリングと評価
 7.5 包括的セクシュアリティ教育を拡大する

8 参考資料

9 用語集

10 付録
 付録Ⅰ 包括的セクシュアリティ教育(CSE)に関連する国際協定、文書、スタンダード
 付録Ⅱ 包括的セクシュアリティ教育諮問グループの参加者のリスト2016-2017
 付録Ⅲ UNESCO関係者協議および諮問グループ会議の参加者のリスト
 付録Ⅳ 評価研究およびレビュー方法の選択基準
 付録Ⅴ エビデンスレビュー2016の一部として参照した研究
 付録Ⅵ キーコンセプト、トピック、および学習目標(2017)を更新するためにコンタクトをとった人々および主要な情報提供者の詳細
 付録Ⅶ キーコンセプト、トピック、学習目標(2017)の更新に使用した参考文献と資料の一覧
 付録Ⅷ ライフスキルに基づくHIVおよびセクシュアリティ教育をモニタリングするために提案された指標


 「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」をいかすために

 訳者あとがき~希望を胸に抱いて、包括的セクシュアリティ教育を拓く

 訳者紹介

前書きなど

はじめに~日本語翻訳版の発行によせて

 2009年にユネスコ(UNESCO)、および国連合同エイズ計画(UNAIDS)、国連人口基金(UNFPA)、ユニセフ(UNICEF)、世界保健機関(WHO)との共同で「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の初版が発表され、その後、日本語翻訳版を発行したのは2017年でした。翻訳に取りかかってから長い年月がかかっての発行でしたが、その後多くの方々に手にしていただき、これからの日本の「性教育」には必要不可欠な「指針」として位置づいてきたのではないかと感じています。また「性教育」という言葉に替わって「包括的性教育」や「セクシュアリティ教育」という言葉や概念、およびその意義も広まりつつあるように思います。
 2018年に発行された改訂版では、上記の機関の他に国連女性機関(UNWOMEN)も加わり、よりジェンダー平等の実現に向けたものとなりました。また、原書の表紙には「Education 2030」のロゴも表示されています。これはSDGs(持続可能な開発目標)という、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標の中の、目標4「すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」ことを実現させるための方策の一つに、この「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」も位置づいているということです。

 (…後略…)

著者プロフィール

浅井 春夫  (アサイ ハルオ)  (

一般社団法人“人間と性”教育研究協議会代表幹事、立教大学名誉教授
専門:児童福祉論、セクソロジー(人性学)
著書:『性教育はどうして必要なんだろう?――包括的性教育を進めるための50のQ&A』(共編、大月書店、2018年)、『子ども家庭支援論』(共編、建帛社、2019年)、『子どもの未来図』(自治体研究社、2020年)、『包括的性教育』(大月書店、2020年)ほか

艮 香織  (ウシトラ カオリ)  (

宇都宮大学教育学部教員、一般社団法人“人間と性”教育研究協議会幹事
専門:性教育、人権教育
著書:『性教育はどうして必要なんだろう?――包括的性教育を進めるための50のQ&A』(共編、大月書店、2018年)、『教科書にみる世界の性教育』(共著、かもがわ出版、2018年)、『新版 子ども家庭福祉』(共編、建帛社、2019年)ほか

田代 美江子  (タシロ ミエコ)  (

埼玉大学教育学部教員、一般社団法人“人間と性”教育研究協議会代表幹事、『季刊セクシュアリティ』(エイデル研究所)編集長
専門:ジェンダー教育学、近現代日本における性教育の歴史、ジェンダー・セクシュアリティ平等と教育
著書:『こんなに違う!世界の性教育』(共著、メディアファクトリー、2011年)、『ハタチまでに知っておきたい性のこと』(編著、大月書店、2014年)、『教科書にみる世界の性教育』(編著、かもがわ出版、2018年)ほか

福田 和子  (フクダ カズコ)  (

ヨーテボリ大学大学院公衆衛生専攻、世界性の健康学会ユースイニシアティブ委員、#なんでないのプロジェクト代表。2020年版のSheDecides 25×25に選出
専攻:公衆衛生、ジェンダー

渡辺 大輔  (ワタナベ ダイスケ)  (

埼玉大学基盤教育研究センター教員、一般社団法人“人間と性”教育研究協議会幹事
専門:教育学、ジェンダー/セクシュアリティ教育、セクシュアルマイノリティ支援
著書・論文:『マンガワークシートで学ぶ多様な性と生』(子どもの未来社、2019年)、『性の多様性ってなんだろう?(中学生の質問箱)』(平凡社、2018年)、「教育実践学としてのクィア・ペダゴジーの意義」(『クィア・スタディーズをひらく1』晃洋書房、2019年)ほか

上記内容は本書刊行時のものです。