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ミャンマーを知るための60章 田村 克己(編著) - 明石書店
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ミャンマーを知るための60章 (ミャンマーヲシルタメノロクジッショウ)

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発行:明石書店
四六判
396ページ
並製
定価 2,000 円+税   2,200 円(税込)
ISBN
978-4-7503-3914-6   COPY
ISBN 13
9784750339146   COPY
ISBN 10h
4-7503-3914-8   COPY
ISBN 10
4750339148   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年10月
書店発売日
登録日
2013年10月10日
最終更新日
2013年10月17日
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紹介

2011年3月の新政権発足以来、世界の耳目を集めているミャンマーとその魅力を、ミャンマーに長期滞在した日本人、また日本に留学や仕事で長く暮らしているミャンマー人の執筆者が、その経験と知識に裏付けされた視点から紹介する一書。

目次

 はじめに


Ⅰ 歴史

第1章 「始まり」のタガウン――建国神話と精霊伝説
第2章 ピューとビルマの「始まり」――母語で語られた記録
第3章 パガン――大いなる歴史と遺産
第4章 モンやシャンの人たちとビルマの王による「統一」――王国の時代の歴史をどう考えるか
第5章 バインナウン王とアラウンパヤー王――「英雄」たちの軌跡
第6章 ヨーダヤーとタイ――歴史と現在
第7章 ラカインの人たち――土地と歴史
第8章 植民地支配と分割統治――「民族」をめぐって
第9章 「カラー」とバマー――忘れられた南アジア系ディアスポラ
第10章 ムスリムとミャンマーの関係――宗教を越えたつながりを模索して
 【コラム1】日本の仏教とビルマの仏教
 【コラム2】ビルマ文字


Ⅱ 自然

第11章 上ビルマと下ビルマ――風土・歴史・文化のちがい
第12章 水は天地を駆け巡る――雨季と乾季
第13章 シャクナゲとラン――植生と植物相
第14章 ゾウと水牛――人とかかわる動物たち
第15章 チークとウルシ――森林資源の利用
第16章 焼畑と「タウンヤ造林」――森林と農地の循環的利用
第17章 エーヤーワディー河とインレー湖――地形・水文・変化
第18章 イネとマメ――人と自然が織りなす多彩な農業
第19章 ダム・水・電気――国土開発と自然環境
第20章 ナルギスが奪ったもの、連れてきたもの――史上最悪の災害
 【コラム3】煙草――セーボレイとシーガレッ
 【コラム4】医者と薬屋


Ⅲ 社会

第21章 二つのネーピードー――「王の都」をつくる
第22章 最大の都市ヤンゴン――その今、昔
第23章 農村と都市、そして国外と――ヒトの移動
第24章 農村の変化――貧困問題の現状と解決の試み
第25章 家族・親族と子育て――補完的役割としての僧院
第26章 自由な女性と不自由な女性――ジェンダー
第27章 「人」と「人」とを結ぶ――「個」のつながり
第28章 教育――公立学校における就学とその後
第29章 「寺子屋」と「塾」――公立学校を補う場
第30章 出版事情――検閲全廃とジャーネー
 【コラム5】飲酒と賭博
 【コラム6】隠れた映画天国


Ⅳ 文化

第31章 ビルマ語と少数民族語――言語の世界
第32章 ビルマ文学の700年――作家たちは書き続ける
第33章 僧伽と僧院――在家と密接にかかわる「出家」
第34章 人々にとっての仏教――新しいインターフェイスの展開
第35章 精霊信仰と仏教の儀礼――村落における諸相
第36章 生活の中の音楽芸能――演奏と伝承の場
第37章 笑いとペーソス――大衆文化の主役・ルーシュインドー
第38章 民族衣装――ロンヂーとエンヂー
第39章 家庭料理と外食――都市に見る多様な食文化
第40章 フットボールとチンロン――スポーツ
 【コラム7】「蝙蝠の翼」と尖塔屋根の木彫――パゴダと伝統工芸
 【コラム8】「男と女」――いろいろな恋愛


Ⅴ 政治

第41章 アウンサンと「国づくり」――封印された独立ビルマの夢
第42章 二つの「社会主義」――ウー・ヌとネーウィン
第43章 民主化運動とアウンサンスーチー――信念と妥協の間で
第44章 国軍と軍事政権――戦士と政治家、ニ足のわらじ
第45章 国家と民族――多民族国家の構図と行方
第46章 公務員という生き方――気高き「庶民たち」の日常
第47章 現行法下の慣習法――その理念と役割
第48章 日本の対ミャンマー外交――改革への支援
第49章 移民と難民――越境者が映す国のかたち
第50章 麻薬問題とその統制――中国国境地域のケシ栽培
 【コラム9】土曜日と木曜日はヘビとネズミ――占い
 【コラム10】情報化――都市と農村


Ⅵ 経済

第51章 王国から植民地へ――ミクロの視点から見る経済システム転換
第52章 植民地経済と現代経済――過去からの脱却はなるか
第53章 「鎖国」と経済制裁――周回遅れの開発主義
第54章 お金と金融――通貨チャットにまつわる災い
第55章 ミャンマーと中国――「胞波」関係の変容
第56章 豊かな資源――宝石の「咲く」がごとく
第57章 貿易と商習慣――ミャンマー・ビジネスを理解するために
第58章 物価の現実と所得水準――見えない消費力の源、出稼ぎ労働
第59章 シャン州の村人と共に――あるNGOの活動
第60章 日本で学ぶこと・日本で働くこと――「国づくり」としての人材育成
 【コラム11】ミャンマーと韓流
 【コラム12】市場とショッピングセンター


 ミャンマーを知るためのブックガイド
 ミャンマー(ビルマ)を知るための年表

前書きなど

はじめに

 ミャンマーは、2011年3月に新しい政権になるとともに、前年の総選挙にもとづく議会の開催、アウンサンスーチーをはじめとする「民主勢力」との対話や政治犯の釈放など、民主化を着実に進めているように見受けられます。そして、同年12月に米国のクリントン国務長官が訪問したことをきっかけに、この国を取り巻く情勢もめまぐるしく変化しています。ビジネスマンをはじめとして多くの人々がおしかけ、マスコミにこの国についての情報がふんだんに流れるようになりました。こうした激動の時期ゆえに、この国がこれからどうなっていくのかをあらためてじっくりと考える必要があると言えましょう。

 この国は、よくマスコミで言われる「フロンティア」ではありません。長い歴史をもち、そのなかで豊かな文化を育み、濃密な社会生活が営まれてきました。今回起こっているような動きも決してはじめてのことではありません。もっとも近いところでは1990年代の半ばに国を外に開こうとしたことがあり、遡れば、英国からの独立の時、また19世紀の外国勢力と対峙した時があります。これらの時期は今日同様にこの国が大きな転換点を迎えていました。そして、本書でもふれられているように、こうした時にはある面で、現在に重なり、あるいはつながる課題がありました。
 今ミャンマーで起こっていることを十分に理解していくためには、この国のこれまでを知り、現在とのつながりをとらえることが必要と思います。本書は、ミャンマーという国をさまざまな側面から理解することをめざしたものですが、とくに歴史的な流れのなかにとらえていこうとしています。多くの執筆者が、現在は過去からの連続と変化のなかにあることをふまえています。そして、年代をできるだけ入れて時代性を明らかにするとともに、最後に年表をつけて、各章で述べられたことを時間軸のなかに位置づけられるようにしました。

 本書のもうひとつの特徴は、こうした過去の蓄積のなかにあるビルマ/ミャンマーを、身をもって経験されている人によって執筆されていることにあります。各執筆者は研究あるいはそれぞれの専門分野において、これまでミャンマーと長く付き合ってきており、ほぼ全員が長期の現地滞在を経験し、ミャンマーの人たちと深い人間的な信頼関係を築いております。彼らは今のような「開かれた」ミャンマーではなく、「閉ざされた」時代を経験しており、それだけにミャンマーを心身ともに理解していると言えるでしょう。他方で、ミャンマー人の執筆者の方々は、留学あるいは仕事で長く我が国に滞在され、それぞれにミャンマーと日本との絆をつくられてきました。こうした方々の何よりも身に付いた経験や知識、それぞれの専門性からくる視点が本書にいかされており、多くの人々に、ことにこれからこの国に向き合おうとする次の世代の人々に伝えられていくことを願っています。
 また、本書のブックガイドにはできるだけ執筆者の出版物を載せており、若手研究者などについては代表的な論文を挙げて、現在の我が国におけるミャンマー(ビルマ)研究の成果が概観できるようにしています。ミャンマーをめぐる新しい展開が出てくるなかで、本書を一助として、ミャンマーについての深い認識と理解をもった方が一人でも多く生まれることを望んでおります。

 (…後略…)

著者プロフィール

田村 克己  (タムラ カツミ)  (編著

 鹿児島大学、金沢大学を経て、国立民族学博物館。総合研究大学院大学教授併任。ビルマ(ミャンマー)を中心に東南アジア大陸部や中国南部などで、文化人類学の調査・研究を行なう。ビルマ名マウンマウンチョー。

松田 正彦  (マツダ マサヒコ)  (編著

 立命館大学国際関係学部准教授。京大の熱帯農学研究室に学び、国際協力機構(JICA)の長期派遣専門家などを経て、2006年より現職。ミャンマーの農業や農村に関心。博士(農学)。

追記

執筆者一覧


阿雲 登美子(あうん・とみこ)
 アパレル関係(洋服の製図)の仕事を行なっていたが、東南アジアにひかれ旅をするなかでミャンマーに魅され、1996~2001年滞在。2000年ミャンマー人男性と結婚。現在、神戸・新長田でミャンマーカレーの店を営む。

浅井 美衣(あさい・みえ)
 大阪外国語大学、同大学院ビルマ語コース修士課程を修了後、企業に就職。ミャンマー駐在を経て1999年に起業し、貿易業などを経験する。現在はミャンマー専門のコンサルティングや出版、執筆活動を行なう。

飯國 有佳子(いいくに・ゆかこ)
 専門は文化人類学、東南アジア地域研究、宗教研究、ジェンダー研究。総合研究大学院大学修了。文学(博士)。法政大学、東京外国語大学非常勤講師を経て、現在、大東文化大学国際関係学部講師。

池田 一人(いけだ・かずと)
 大阪大学大学院言語文化研究科。専門はビルマ近現代史。これまでカレンを中心とした19世紀の民族形成史、20世紀の民族政治史とそれをめぐる歴史観形成などのテーマに取り組む。

池田 正隆(いけだ・まさたか)
 大谷大学卒業。ビルマ政府仏教会招請留学僧(3カ年)を経て帰国。大谷高校教員、もと大阪外国語大学(ビルマ語科)、光華女子短期大学など非常勤講師、現在パーリ学仏教文化学会会員、社団法人日本ミャンマー友好協会顧問。

生駒 美樹(いこま・みき)
 東京外国語大学大学院博士後期課程在学中。日本学術振興会特別研究員DC。ミャンマー、シャン州の山間部で茶生産を生業とするパラウン族に関する調査・研究を行なう。

石井 隆憲(いしい・たかのり)
 東洋大学教授。ミャンマーを中心に東・東南アジア、東アジアの伝統スポーツや民族スポーツの調査・研究を行なう。現在はミャンマーの伝統スポーツ「チンロン」の研究だけでなく、選手・指導者としても活躍。専門はスポーツ人類学。

石川 和雅(いしかわ・かずまさ)
 上智大学大学院博士後期課程在学中。マンダレーを中心とする地域の歴史研究を行なっている。

伊野 憲治(いの・けんじ)
 北九州市立大学地域創生学群教授。1988年3月より91年2月まで在ミャンマー日本国大使館専門調査員として、民主化運動のただなかに身をおく。ミャンマー地域研究が専門。

井上 さゆり(いのうえ・さゆり)
 大阪大学大学院言語文化研究科。専門はビルマ古典音楽、古典文学。

岩城 高広(いわき・たかひろ)
 千葉大学の教員。王国の時代から英国植民地期、日本占領期にかけてのビルマ(ミャンマー)の歴史を、地方社会と中央政府との関係、社会変化と人々の対応といった観点から考えている。

エーチャン(Aye Chan)
 アラカン州生まれ。文学博士(京都大学)。帰国してラングーン大学講師。民主化運動に加わり、1990年に逮捕され7年間服役。釈放後、米国ニューヨーク州のバード大学客員講師。現在、神田外国語大学東南アジア史教授。

大澤 幸子(おおさわ・さちこ)
 桜美林大学および慶應義塾志木高等学校非常勤講師。ビルマ語を学び始めた理由を受講者から尋ねられるたび、模範的な答えを用意しておけばよかったと反省。

大西 信吾(おおにし・しんご)
 琉球大学卒業。雪山から離島までミャンマー各地を訪ね、野生動物の生態や自然と共存する人々の暮らしなどを文と写真で紹介する森林インストラクター。

大西 秀幸(おおにし・ひでゆき)
 東京外国語大学ビルマ語専攻を経て、同アジア・アフリカ言語文化研究所博士後期課程所属。ミャンマー北部カチン州を中心に言語調査・研究を行なう。

岡野 賢二(おかの・けんじ)
 東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。専門はビルマ語学、言語学。現代ビルマ語および古代ビルマ語の記述研究を行なう。

岡本 郁子(おかもと・いくこ)
 日本貿易振興機構アジア経済研究所主任研究員。ミャンマーの農業・農村経済の変容や漁業・森林資源利用の実態を主に調査・研究。博士(地域研究)。

奥平 龍二(おくだいら・りゅうじ)
 外務省から東京外国語大学に転出し、2002年定年退職。専門分野は歴史研究で、ミャンマーを事例とする「上座仏教国家」論。

長田 紀之(おさだ・のりゆき)
 アジア経済研究所リサーチ・アソシエイト、慶應義塾大学・東京外国語大学非常勤講師。イギリス植民地期ヤンゴンの都市社会史を専攻し、移民と国家形成、民族問題との関わりについて研究している。

加藤 昌彦(かとう・あつひこ)
 国立民族学博物館、大阪外国語大学を経て、大阪大学。カレン系諸言語の現地調査と記述研究を中心に据えつつ、現代ビルマ語の記述研究も行なう。

加藤 重雄(かとう・しげお)
 東京外国語大学インドシナ語学科卒。本シリーズのカンボジア篇において税の章を担当。国際協力機構(JICA)専門家としてボツワナ、ミャンマーに勤務。1990年以降のミャンマー滞在は、あわせて14年。

岸 直也(きし・なおや)
 1995~2000年、在ミャンマー日本国大使館員として駐在(2年間のヤンゴン外国語大学在学を含む)。2000~04年と11年末から現在にかけて、外務省アジア太平洋州局南東アジア第一課で日本‐ミャンマー関係に係る業務を担当。

工藤 年博(くどう・としひろ)
 日本貿易振興機構アジア経済研究所主任調査研究員。近年の研究の関心は、経済統合が進むなかで、後発開発途上国のミャンマーがどのように産業発展を達成できるか。現場を歩きながら、考えている。

久保 公二(くぼ・こうじ)
 日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員。2000年代はじめからミャンマー経済の観察を始め、最近の変化に驚いている。

久保 忠行(くぼ・ただゆき)
 日本学術振興会特別研究員。カヤン観光村を訪問したことがきっかけで、カレンニー(カヤー)に関する研究をはじめる。専門分野は、文化人類学、移民・難民研究、東南アジア地域研究。

熊田 直子(くまだ・なおこ)
 スタンフォード大学仏教学研究所を経て、ニューヨーク大学都市化プロジェクトでミャンマーの都市政策担当。1990年代に上ビルマの農村で長期の人類学的調査。慶應義塾大学(法学士)、ケンブリッジ大学社会人類学部(博士)。

倉本 和寛(くらもと・かずひろ)
 大阪外国語大学ビルマ語学科卒業後、リクルートコスモスを経て、1996年、ミャンマーにて起業。現在、家電などの輸入販売を手掛ける。

藏本 龍介(くらもと・りょうすけ)
 東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、国立民族学博物館外来研究員。ビルマ(ミャンマー)の上座仏教、とくに出家生活について、文化人類学の調査・研究を行なう。

栗原 佳美(くりはら・よしみ)
 (株)クリハラントでミャンマーなどの研修生受け入れ事業。2003年単身渡緬、投資事業やフラワーアレンジメント教室運営。1997年より(社)日本ミャンマー友好協会にて「こども絵画展」プロデュース。現在、京町家再生に取り組む。

河本 順子(こうもと・じゅんこ)
 青年海外協力隊参加を機に、途上国開発(参加型開発)に携わる。ラオスにおける村落の住宅形態の変遷を研究。博士(工学)。2005~07年にNGOセダナーのダイレクターとしてシャン州に駐在し、現場指揮を務めた。

小島 敬裕(こじま・たかひろ)
 京都大学地域研究統合情報センター研究員。大阪大学、滋賀大学、京都精華大学非常勤講師。ミャンマーおよび中国雲南省徳宏州の国境地域における上座仏教徒社会で調査・研究を行なう。

斎藤 紋子(さいとう・あやこ)
 東京外国語大学、上智大学、津田塾大学非常勤講師。ミャンマーにおけるムスリムについて調査・研究を行なっている。

斎藤 照子(さいとう・てるこ)
 アジア経済研究所、東京外国語大学に勤務。ビルマ社会経済史、農村社会研究。

澤田 英夫(さわだ・ひでお)
 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所。ビルマ(ミャンマー)北部カチン州のビルマ系少数民族言語ロンウォー(マル)語・ラチッ(ラシ)語の記述研究と、東南アジアインド系文字の体系の研究を行なう。

島岡 みぐさ(しまおか・みぐさ)
 ミャンマー語通訳者・翻訳者。専門は、政府間交渉通訳、国際協力事業通訳・翻訳。東京外国語大学ビルマ語学科卒。2回に渡り国際協力事業団(JICA)専門家としてミャンマーに派遣され、2003年~04年外務省専門分析員を務めた。

下田 敦子(しもだ・あつこ)
 大妻女子大学人間生活文化研究所助手。博士(生活科学)。タイ北部、ミャンマー東部地域をフィールドとして、無文字社会における伝統衣服製作の身体文化、伝承についての計量的な研究をしている。

鈴木 玲治(すずき・れいじ)
 京都学園大学准教授。ミャンマーを中心に、東南アジア大陸山地部や日本の農山村において、森林環境学、土壌学、地域情報学の観点から、森林資源の持続的利用に焦点を当てた調査・研究を行なっている。

清 友美(せい・ともみ)
 東京外国語大学ビルマ語専攻を経て、現在、東京外国語大学大学院博士前期課程に所属。ミャンマーの市場(いちば)における売り手の人間関係形成について調査・研究を行なう。

髙谷 紀夫(たかたに・みちお)
 鹿児島大学を経て、広島大学。ヤンゴン大学客員教授併任。ビルマ(ミャンマー)を中心に東南アジア大陸部、中国西南部などで、マイノリティとマジョリティの相克について文化人類学的民族学的調査・研究を行なう。

髙橋 昭雄(たかはし・あきお)
 アジア経済研究所を経て、東京大学東洋文化研究所教授。博士(経済学)。社会主義時代から現在に至るまで、200以上におよぶミャンマー農村を訪問・調査し、農村社会経済研究を進め、またミャンマー経済史の研究も行なう。

高橋 ゆり(たかはし・ゆり)
 外務省にミャンマー語専門家として7年勤務した後、シドニー大学へ。同大学で日本語教育を担当する一方、植民地時代から現代に至るミャンマーの大衆小説、また音楽を資料に同国の近代思想史の研究を行なう。

谷 祐可子(たに・ゆかこ)
 東北学院大学経済学部准教授。持続的な森林利用はどのように可能か。英領期から現在までのミャンマーを中心に、東南アジア・南アジアの森林政策や森林利用に関する社会・経済的な調査・研究を行なっている。

田村 克己(たむら・かつみ) ※著者プロフィールを参照

テインアオン(Htin Aung)
 1939年ミャンマー生まれ。東京大学基礎理科科学博士。東京外国語大学、外務省研修所等でビルマ語講師(非常勤)。外務省研修所は現職。

テッテッヌティー(Htet Htet Nu Htay)
 2003年に留学のため来日、白鳳女子短期大学、中央大学文学部社会情報学科を卒業し、2009年から東京外国語大学大学院に在籍。現在は博士後期課程でミャンマーにおけるメディアと社会の変化について研究を行なっている。

寺井 淳一(てらい・じゅんいち)
 岡山大学を修了し、東京外国語大学大学院の博士後期課程に在学中。バガン(パガン)遺跡を頻繁に訪れ、壁画や碑文の写真を撮影しながら、パガン朝の研究を行なう。

土佐 桂子(とさ・けいこ)
 神戸大学を経て、東京外国語大学勤務。ヤンゴン、カレン州などを中心に文化人類学的視点からミャンマーの宗教研究を行なってきた。最近は仏教布教や僧侶の福祉活動、僧院学校等の調査を行なっている。

土橋 泰子(どばし・やすこ)
 大阪外国語大学、ラングーン(ヤンゴン)大学等でビルマ語、ビルマ文学を専攻。東京外国語大学、外務省研修所、拓殖大学等でミャンマー語講師(非常勤)。ミャンマー北西部山岳民族関連文献の翻訳を目指す。

中西 嘉宏(なかにし・よしひろ)
 京都大学東南アジア研究所准教授。ミャンマー国軍と政治の関係について研究を行なってきた。現在は新しく生まれてきた政党政治と社会運動に関心を持っている。

ナンミャケーカイン(Nan Mya Kay Khaing)
 立命館大学にて博士(国際関係学)。東京外国語大学、立教大学非常勤講師。国際協力機構(JICA)研修監理員を務める他、通訳・翻訳を数多くこなす。現在、(株)大和総研でミャンマーについて調査・コンサルティングを行なう。

西垣 充(にしがき・みつる)
 (株)ジェイサットコンサルティング代表。(株)船井総合研究所を経て、1996年からミャンマー在住。98年に現職。大手から中小まで300社以上のミャンマー進出支援、調査をてがける。

西堀 由里子(にしぼり・ゆりこ)
 東京外国語大学ビルマ語科卒業。同大学院修士課程修了。人類学を中心とした調査を行なう。宗教、子育て、福祉というテーマに関心を持つ。

根本 敬(ねもと・けい)
 上智大学教授。専門はビルマ近現代史。植民地期におけるナショナリズムの形成過程と、英国と日本が与えた影響について研究。関連してアウンサンスーチーの思想、英系ビルマ人の歴史、在外ビルマ人コミュニティの研究に取り組む。

パク ジャンシック(朴 章植/Park Jang Sik)
 韓国釜山外大ミャンマー語学科教授、同大学東南アジア地域院の院長。東南アジア全般の地域研究、特にミャンマーの言語と民族の問題を中心に行なう。

原田 正美(はらだ・まさみ)
 大阪大学外国語学部非常勤講師。パーリ聖典のビルマ的受容・変容の諸相に関心がある。現在、仏陀の徳に関わる文献、東南アジア固有のジャータカである「パンニャーサ(ジンメー)」の研究に取り組む。

兵頭 千夏(ひょうどう・ちなつ)
 写真家。ミャンマーをライフワークに撮影する。ヤンゴン芸術文化大学に2年間留学し、サインワイン・舞踊・糸操り人形の関係性を実践を通して調査し、映像で記録する。また、ビルマ語通訳・翻訳も行なう。現在、ヤンゴン在住。

藤村 瞳(ふじむら・ひとみ)
 1987年生まれ。上智大学大学院博士後期課程在籍中。ミャンマーの少数民族が有する民族意識とその形成史に関心がある。特に19世紀におけるカレンの民族意識について、歴史学的立場から調査・研究を行なっている。

布田 朝子(ふだ・ともこ)
 東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(国際協力学博士)。ミャンマー農業灌漑省農業研究局客員研究員を経て、群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部専任講師。ミャンマーで農村金融研究、貧困研究を行なう。

古市 剛久(ふるいち・たかひさ)
 国際協力事業団(JICA)職員、京都大、東京農工大を経て、オーストラリア・クイーンズランド州科学省。Ph.D.(オーストラリア国立大学)。専門は地形学。ミャンマー、東南アジア、オーストラリア熱帯/亜熱帯地域が主なフィールド。

松田 正彦(まつだ・まさひこ) ※著者プロフィールを参照

水野 明日香(みずの・あすか)
 亜細亜大学経済学部准教授。専門は植民地時代を中心とするミャンマー経済史。

水野 敦子(みずの・あつこ)
 在ミャンマー日本国大使館専門調査員などを経て、九州大学大学院経済学研究院。ミャンマーの経済開発について、調査・研究を行なう。

南田 みどり(みなみだ・みどり)
 作家で政治家のテインぺーミン研究からビルマ文学の世界に入る。小説の翻訳、女性文学や日本占領期文学の研究などなど、引き出しが増える一方の大阪大名誉教授。

ミャッカラヤ(Myat Kalayar)
 九州工業大学(情報工学博士)・長崎国際大学(地域マネジメント博士)を経て、日本経済大学東京渋谷キャンパス准教授・国際交流センター次長。経営情報システム論、およびミャンマーの地域マネジメントの調査・研究を行なう。

邑田 仁(むらた・じん)
 東京大学大学院理学系研究科教授。日本の植物との関連に注目しつつ、特に中国南部からミャンマーにかけての各地で現地調査を行ない、分類学的研究と植物多様性の解明を進めている。

藪 司郎(やぶ・しろう)
 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、大阪外国語大学(現、大阪大学)、大阪大学で言語学・チベット=ビルマ語研究教育に携わる。1970年代に数次にわたりビルマに長期滞在。ビルマ名フラウェー。

山本 文子(やまもと・あやこ)
 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程在学中。専門は人類学。超自然の存在であるナッ(精霊)と人とのかかわりに関心があり、調査・研究を行なう。最近の気分転換はもっぱらミャンマー映画の鑑賞。

吉田 実(よしだ・みのる)
 国際協力機構(JICA)専門家としてネパール、ミャンマーにて活動。1999年から8年間、ミャンマー北部シャン州国境地域に滞在し、ケシ栽培撲滅に向けた代替作物導入、農村開発事業に参加した。

渡辺 佳成(わたなべ・よしなり)
 岡山大学大学院社会文化科学研究科(文学部)。ビルマ(ミャンマー)を中心とした東南アジア前近代の歴史を研究し、最近は海域アジア史、文化交渉史にも関心を持っている。

上記内容は本書刊行時のものです。