..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
江戸時代の災害・飢饉・疫病
列島社会と地域社会のなかで
発行:吉川弘文館
A5判
256ページ
定価
3,600 円+税
3,960 円(税込)
- 初版年月日
- 2023年3月20日
- 書店発売日
- 2023年2月25日
- 登録日
- 2022年12月13日
- 最終更新日
- 2023年3月1日
紹介
江戸時代を襲ったさまざまな災害。なかでも飢饉には流行病が伴い、感染症は列島社会を駆け抜けた。人々の暮らしや生命の危機に地域社会はどう動いたのか。飢饉と流行病を中心に、その実態と対応を追究。災害・飢饉観や、民衆の歎き、医師の活動などにも説き及ぶ。東日本大震災やコロナ禍など、「災害の時代」を生きる上での指針を与える注目の書。
目次
序章 災害史、とりわけ飢饉と疫病について―本書が取り上げたこと/Ⅰ 列島社会の広がりのなかで(江戸時代の飢饉・災害観―奢り・天の戒め・仁政〈安藤昌益の「人災」論/武陽隠士の災異・仁政論/飢饉記録にみる天の戒め〉以下細目略/安永二年の疫病流行―江戸、東北地方を中心に/列島を縦断した「琉球風」―天保三年の風邪流行/災害・疫病と民衆体験―旅人菅江真澄の見聞)/Ⅱ 地域社会の暮らしのなかで(地域・流域における災害発生の歴史―近世後末期、仙台西部地域/飢饉から疫病流行へ―仙台藩の場合/米作地域の天保の飢饉―庄内藩の場合/飢饉と風犬の患から救う―建部清庵『民間備荒録』の社会背景)/終章 「災害の時代」を生きる
上記内容は本書刊行時のものです。
