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江戸時代の通訳官 片桐 一男(著) - 吉川弘文館
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江戸時代の通訳官 (エドジダイノツウヤクカン) 阿蘭陀通詞の語学と実務 (オランダツウジノゴガクトジツム)

歴史・地理
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発行:吉川弘文館
四六判
424ページ
定価 3,500 円+税   3,850 円(税込)
ISBN
978-4-642-03472-2   COPY
ISBN 13
9784642034722   COPY
ISBN 10h
4-642-03472-2   COPY
ISBN 10
4642034722   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年1月9日
最終更新日
2016年2月10日
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書評掲載情報

2016-05-01 東京新聞/中日新聞
評者: 平川祐弘(東京大学名誉教授)
2016-03-27 朝日新聞
評者: 三浦しをん(作家)
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紹介

キリスト教の布教と密貿易とを防ぐために、江戸幕府は貿易相手のオランダに日本語の習得を禁じ、替わって日本側の通訳官〈阿蘭陀通詞〉の養成を急務とした。やり取りを担った彼らは、いかに異国の言葉を習得したのか。通訳をはじめ、貿易船の積荷や海外情報書類の翻訳、オランダ語での注文書作成、カピタンの江戸参府への同行など、苦闘する通詞の姿を追う。

目次

はしがき/Ⅰ 阿蘭陀通詞とオランダ語(実務が育てる語学〈聞き分けられるか/読めるか、訳せるか/蘭訳はできるか、書けるか〉/南蛮から紅毛へ、語学条件の大転換〈南蛮人の活動と「ことば」「日本語」  /紅毛人の来航・活動、鎖国体制の完備と「ことば」の大転換〉/阿蘭陀通詞の育成〈通詞の養成/家業試験/通詞のオランダ語学習の順序/アベブック、レッテルコンスト/単語帳エンケル・ウォールド/会話書サーメン・スプラーカ/辞書編纂/オップステルレンと文法書〉以下細目略)/Ⅱ 長崎の阿蘭陀通詞(通詞採用の任命と辞令/職階と役料/職務と加役/通詞会所と通詞部屋/異国船と通詞)/Ⅲ 江戸の阿蘭陀通詞(江戸番通詞の参府御用/参府休年出府通詞の参府御用/天文台詰通詞の御用と私用/江戸からの出張通詞)/Ⅳ 多才で多彩な阿蘭陀通詞(二十三名の通詞たち/二十三通詞に対する短評)/おわりに

著者プロフィール

片桐 一男  (カタギリ カズオ)  (

1934年新潟県に生まれる。1967年法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程単位取得。現在、青山学院大学名誉教授。公益財団法人東洋文庫研究員。 ※2016年2月現在 【主な編著書】『阿蘭陀通詞の研究』(吉川弘文館、1985、角川源義賞受賞)、『蘭学家老 鷹見泉石の来翰を読む』(岩波ブックセンター、2013、ゲスナー賞受賞)、『伝播する蘭学―江戸・長崎から東北へ―』(勉誠出版、2015)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。