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台湾有事のシナリオ 森本 敏(編) - ミネルヴァ書房
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台湾有事のシナリオ (タイワンユウジノシナリオ) 日本の安全保障を検証する (ニホンノアンゼンホショウヲケンショウスル)

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四六判
352ページ
定価 3,500 円+税   3,850 円(税込)
ISBN
978-4-623-09305-2   COPY
ISBN 13
9784623093052   COPY
ISBN 10h
4-623-09305-0   COPY
ISBN 10
4623093050   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C3031  
3:専門 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年1月31日
書店発売日
登録日
2021年11月25日
最終更新日
2022年1月18日
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紹介

米・中・露などの大国による新たな戦略的競争の時代に突入した現在、日本がとるべき安全保障政策とその課題は何か。本書は、米国ヘリテージ財団と繰り返した日米合同研究会を含む研究プロジェクトをベースに、台湾をめぐる軍事衝突について考え得るシナリオを描き出し、日本が直面するであろう課題について考察する。軍事的緊張が高まる中、連続した情勢判断と意思決定を強いられることになる日本が、今しっかりと考えておかなければならないことは何なのか。豊富な実務経験と研究経験を持つ執筆陣が、最新の知見を提供する。

目次

はじめに――なぜ台湾なのか

序 章 国際情勢概観(森本 敏)


 第Ⅰ部 台湾シナリオ

第1章 米中関係と日本の安全保障(森本 敏)
 1 中国の基本的国家戦略
 2 バイデン政権の国家安全保障戦略
 3 インド太平洋における日本の役割と課題

第2章 台湾シナリオ――米中戦略的競争のホットポイント(小原凡司)
 1 インド太平洋地域において最も軍事衝突の可能性が高い台湾
 2 台湾シナリオ――まだら模様のグレーゾーン

第3章 台湾シナリオに関与する米中以外のアクター(小原凡司)
 1 欧州――トランス・アトランティックと戦略的自立
 2 東南アジア――「ASEANの中心性」実現が課題


 第Ⅱ部 各種戦

第4章 台湾シナリオと領域横断作戦(長島 純)
 1 宇宙、サイバー空間、電磁波における作戦(領域横断作戦)
 2 日本の課題

第5章 台湾シナリオと自衛隊の作戦構想(廣中雅之)
 1 西太平洋戦域における新たな戦闘様相
 2 専守防衛と長距離攻撃力
 3 戦略的抑止と対処構想の方向性

第6章 台湾シナリオと南西諸島の防衛(磯部晃一)
 1 第一列島線と南西諸島の概観
 2 南西諸島の島嶼防衛
 3 米国インド太平洋軍の戦略構想とその変化
 4 台湾危機における中国の侵攻様相と日米両国の対応

第7章 台湾シナリオにおける日米共同海上作戦(池田徳宏)
 1 増強される中国海軍の艦艇
 2 米海軍の将来像
 3 海上自衛隊水上艦艇部隊の大変革
 4 日米共同総合ミサイル防衛作戦
 5 日米共同海上作戦


 第Ⅲ部 日本の課題

第8章 台湾シナリオと日米防衛協力(武居智久)
 1 アメリカは再び動き出した
 2 中国の日米安全保障上の位置づけと選択的な関与
 3 中国は「懸念」か「脅威」か
 4 防衛力整備の日米ギャップ

第9章 台湾シナリオとグレーゾーン事態の国際法――日中共同声明の制約と域外サイバー行動の法的課題(黒崎将広)
 1 忍び寄る中国のハイブリッド戦――問題設定
 2 日中関係上の制約――日中共同声明における台湾の地位
 3 一般国際法上の制約――中国・台湾地域に対する日本の域外サイバー行動の法的可能性
 4 日本が域外サイバー行動を決断するとき――検討結果と課題

第10章 台湾シナリオと防衛政策決定における日本の課題(真部 朗)
 1 日米同盟の実効性を担保する法的・政治的枠組み
 2 日本の意思決定枠組みの現状と課題
 3 国家安全保障戦略と防衛計画の大綱の間を埋める国家軍事戦略

終 章 日本の課題と複雑な未来(小原凡司)

索  引

著者プロフィール

森本 敏  (モリモト サトシ)  (

2022年1月現在
拓殖大学顧問

小原 凡司  (オハラ ボンジ)  (

2022年1月現在
笹川平和財団上席研究員,慶應義塾大学SFC研究所上席所員。

上記内容は本書刊行時のものです。