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出版者情報
社会福祉
巻次:4
原理と政策
- 初版年月日
- 2021年5月1日
- 書店発売日
- 2021年4月16日
- 登録日
- 2021年3月23日
- 最終更新日
- 2025年4月5日
紹介
社会福祉分野では、経済格差や多文化共生、多様な信条・価値観等が絡む社会問題に多角的な視点をもち、包括的・持続的に対応できる社会福祉士・精神保健福祉士・保育士等の養成が急務の課題である。本書は社会福祉や保育を学ぶ学生の入門テキストとして、今日の社会福祉制度の状況をわかりやすく解説する。
目次
シリーズ刊行によせて
プロローグ 社会福祉を学ぶにあたって
第Ⅰ部 社会福祉の理念・歴史・理論と意義,制度と体系
第1章 社会福祉の構造と理念
1 社会福祉の基本構造
2 社会福祉の理念
3 社会福祉の概要
4 社会福祉の援助(ソーシャルワーク)と生活支援
第2章 社会福祉の歴史的変遷
1 社会福祉の歴史
2 海外の福祉の歴史
3 第二次世界大戦前のわが国の社会福祉の歴史
4 第二次世界大戦後のわが国の社会福祉の歴史
第3章 社会福祉の思想・哲学・理論
1 福祉の思想と哲学
2 戦後の社会福祉の思想の展開
3 社会福祉の理論
4 「産業主義理論」と「権力資源動員論」
第4章 社会福祉の論点・対象とニーズ
1 社会福祉の論点
2 社会福祉の対象とニーズ
3 福祉政策におけるニーズと資源
4 ニーズと資源を把握する際の視点とその方法
第5章 社会福祉の法体系と法制度
1 法律と制度
2 社会福祉の法体系
3 社会福祉の主な法制度
4 社会福祉に関連する法律・条約
第6章 社会問題と福祉利用過程の課題
1 社会問題の背景とは
2 社会問題と具体例
3 福祉を利用する人々と支援者
4 福祉を利用する過程で生じる課題
第7章 社会福祉政策の構成要素と過程
1 福祉レジームと福祉国家の成立と類型
2 福祉政策および関連政策
3 福祉政策の構成要素と福祉供給過程
4 福祉政策の手法と評価
第8章 社会福祉の行財政と指針・計画
1 社会福祉における行政の役割と意義
2 社会福祉と福祉財政
3 社会福祉と計画
第9章 社会福祉の供給組織
1 供給組織としての行政
2 サービス供給組織の母体
3 サービス供給組織である各種専門機関
4 多元化する福祉サービスの提供における連携・協働
第10章 社会福祉の各種事業と施設
1 社会福祉事業の概要
2 社会福祉施設の種類と目的
3 社会福祉法人制度改革と今後について
第11章 社会福祉の専門職と実務者
1 社会福祉の専門と実務
2 社会福祉の各分野で働く専門職と実務者
3 社会福祉の関連領域の主な専門職との連携と協働
第12章 社会福祉におけるソーシャルワーク
1 相談援助技術の体系
2 援助の過程・プロセス
3 相談援助の展開
第13章 評価制度・権利擁護制度と苦情解決
1 福祉サービス利用者保護(支援)制度
2 利用者への情報提供とサービス評価
3 利用者の権利擁護と苦情解決
4 苦情解決制度
5 権利擁護と苦情解決・評価制度の課題
第Ⅱ部 社会福祉の現状と諸課題
第14章 貧困・差別や孤立に対応する地域ネットワーク構築
1 地域における孤立の現状
2 地域ネットワークの構築
3 ソーシャル・インクルージョンを目指して今後の課題と展望
コラム 大牟田市における地域ネットワーク構築
第15章 人口減少社会と子ども・子育て支援の総合施策
1 少子化の動向
2 少子化対策の動向
3 子ども・子育て支援対策の推進
4 少子化対策と子ども・子育て支援に関わる様々な取り組み
コラム 保護者の子育て負担を軽減する取り組み
第16章 地域包括ケアから地域共生社会の構築へ
1 超高齢社会がもたらす課題
2 地域包括ケアシステムとは
3 地域共生社会の構築に向けての今日的課題
コラム 地域共生社会を実現するための支援者の取り組み
第17章 ノーマライゼーションとインクルーシブ社会の実現
1 障がいの捉え方
2 ノーマライゼーションの理念と広がり
3 インクルーシブ社会の実現に向けて
4 地域社会における共生の実現に向けて今後の課題と展望
コラム 障がいと生きにくさ
第18章 国際化と多様性支援の現状と諸課題
1 人口維持・増加に向けた政策
2 人口減少における社会政策
3 労働力の確保と外国人労働者
4 人口減少社会における多様な文化と価値観の承認
5 持続可能型社会の構築と課題
コラム1 こども園における多文化理解の取り組み
コラム2 災害発生時のグローバルな情報伝達
第19章 福祉政策の国際比較と視点
1 諸外国とわが国の社会福祉の違いを学ぶ視点と意義
2 ヨーロッパの福祉政策
3 アメリカの福祉政策
4 東アジアの福祉政策
5 福祉の類型
コラム 社会福祉制度を創ってきた「社会運動・当事者運動」
エピローグ 社会福祉の動向と展望
あとがき
さくいん
上記内容は本書刊行時のものです。