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よくわかる障害学 小川 喜道(編集) - ミネルヴァ書房
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よくわかる障害学 (ヨクワカルショウガイガク)

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B5判
208ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-623-06794-7   COPY
ISBN 13
9784623067947   COPY
ISBN 10h
4-623-06794-7   COPY
ISBN 10
4623067947   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C3336  
3:専門 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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目次

はじめに

Ⅰ 工学・医療・福祉のための障害学入門
 1 障害学とは何か:障害を当事者視点から考える
 2 個人の改造か,環境の操作か:個人モデルと社会モデル
 3 障害の社会モデルとまちづくり
 4 日本におけるバリアフリーの発展
 5 ユニバーサル・デザインの広がり
 6 ユニバーサル・デザインにおけるスパイラルアップ
 7 ショウガイの表記をめぐる議論
 8 「障害」と「障害者」の定義

Ⅱ 機器開発とユーザー視点
 1 ユーザー中心の開発
 2 開発者とユーザーの葛藤:ニーズとシーズのコミュニケーション
 3 私たちのことは,私たち抜きで決めないで:Nothing about us without us !
 4 支援機器開発への願い:視覚障害のあるユーザーの立場から
 5 共遊玩具:目や耳の不自由な友だちともいっしょに楽しめるおもちゃ
 6 携帯電話と視覚障害者
 7 食事支援ロボットの開発とユーザーの役割
 8 インクルーシブデザインと商品開発への  当事者参画
 9 障害者の暮らしにかかわる製品の配慮設計指針
 10 ICTの国際規格と当事者参画

Ⅲ 工学技術と障害者の暮らし
 1 障害者の暮らしと支援機器
 2 私の暮らしと環境制御装置
 3 重症心身障害児者の暮らしと福祉機器
 4 ロービジョンにとっての環境とユニバーサルデザイン
 5 ユーザーが生かす過去の機器
 6 聴覚障害と支援技術
 7 私の暮らしと電動車いす
 8 共用品の量産化と個別性
 9 障害文化としての技術

Ⅳ 暮らしのなかでの障害
 1 障害者の暮らしと社会
 2 子育て,コミュニケーション,地域,  そして手話
 3 子育てと視覚障害
 4 子育て,家族,障害者運動
 5 無視された日常生活動作と自助具:身体障害者のセクシュアリティ
 6 介助犬と暮らす
 7 頸髄損傷と在宅就労
 8 見えないアンテナ
 9 見えにくい障害:高次脳機能障害
 10 福祉のまちづくりに思う

Ⅴ 支援の現場,支援の仕事
 1 支援者の模索
 2 障がいがある人をどう支援するか
 3 義肢装具の可能性
 4 教育現場の努力
 5 企業文化とインクルーシブデザイン
 6 病院から地域に出て働く
 7 アジアの障害問題を考える
 8 障害者とともに考えるデザイン
 9 合理的配慮と工学的支援

Ⅵ 支援を支える制度:歴史的展開
 1 教育と仕事から始まった支援
 2 身体障害者福祉法
 3 障害児施策と1950~60年代の親の運動
 4 コロニー計画と脱施設化
 5 所得保障制度
 6 障害のある人の雇用を支援する制度
 7 国際障害者年と自立生活運動
 8 在宅ケアを支える制度の成り立ち
 9 精神障害者のための制度:医療・年金・就労
 10 ADAと障害者権利条約
 11 障害者総合支援法と参加に向けた支援
 
Ⅶ 支援にかかわる制度のジレンマ
 1 支援制度の矛盾とジレンマ
 2 社会保障給付費と国民医療費
 3 診療報酬制度のしくみ
 4 診療報酬と入院期間の短縮
 5 脳血管障害の退院支援と医療介護制度
 6 遷延性意識障害の退院支援と在宅療養
 7 精神科病院からの退院と地域生活支援
 8 高次脳機能障害の医療と福祉の 連携課題
 9 福祉用具と補装具の制度
 10 移動と支援技術をめぐる当事者運動の議論

Ⅷ 障害学の思想
 1 障害の普遍性モデル
 2 生きるために:優生思想との闘い
 3 ノーマライゼーション:北欧の反優生思想
 4 日本の障害学の原点:1970年代の脳性マヒ者運動
 5  「脱親」という思想
 6 リハビリテーションという思想
 7 反訓練:IL・ろう文化
 8 社会のカベを崩す:社会モデル
 9 障害と文化:ふたつのアプローチ
 10 少数者が我慢しなくてもよい「共生」を探す

さくいん

著者プロフィール

小川 喜道  (オガワ ヨシミチ)  (編集

2014年4月現在 神奈川工科大学教授

杉野 昭博  (スギノ アキヒロ)  (編集

2014年4月現在 首都大学東京人文科学研究科教授

上記内容は本書刊行時のものです。