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個性化とマンダラ【新装版】 C・G・ユング    (著) - みすず書房
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個性化とマンダラ【新装版】 (コセイカトマンダラ)

哲学・宗教
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発行:みすず書房
四六判
300ページ
定価 3,600 円+税   3,960 円(税込)
ISBN
978-4-622-08548-5   COPY
ISBN 13
9784622085485   COPY
ISBN 10h
4-622-08548-8   COPY
ISBN 10
4622085488   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C1011  
1:教養 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年7月25日
最終更新日
2016年9月2日
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紹介

一見、円の中に花のようなものが描かれているだけの絵が、ユングの手にかかると、深い意味が付与され、生き生きと立ち現われてくる。
「個性化とマンダラ」は、ユング心理学の中でも最高の秘儀とも言うべきものである。ここにわけても重要な5論文を収め、一書となす。

ユングのいう「個性化」とは、無意識を統合し、個性的で自立した個人をつくるということである。もともとサンスクリットで「円」という意味をもつマンダラこそ、この「個性化」のシンボルである。ユングは自分の分析を受けたX夫人や他の人々のマンダラの絵を数多く紹介し、卓抜な解釈を加えていく。マンダラに現われる元型の個性的な意味の解明は、人間の豊かな可能性をまざまざとわれわれに示している。心の核心に迫るユングの達人的なわざは、見事というほかない。
[1991年9月初版]

目次

1 生まれ変わりについて
2 意識、無意識、および個性化
3 個性化過程の経験について
4 マンダラ・シンボルについて
5 マンダラ

原注
訳注
訳者解説
訳者あとがき

著者プロフィール

C・G・ユング  (ユング )  (

1875年7月26日、スイス北部のケスヴィルにて生まれる。バーゼル大学卒業後、ブルクヘルツリ病院のブロイラーのもとで言語連想実験の研究に従事。その後、フロイトの精神分析運動に参加し、フロイトの後継者と目されるほど、その中心人物として精力的に活動した。1913年にフロイトと決別。その後は独自の心理学の構築に専心し、「コンプレクス」「元型」「集合的無意識」「無意識の補償機能」「内向/外向」「個性化」などの独創的な理論を提唱していった。1961年6月6日、死去。20世紀最大の心理学者の一人。

林道義  (ハヤシミチヨシ)  (

1937年長野県に生れる。1962年東京大学法学部卒業。1968年同大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。元東京女子大学教授。著書『ユング』(清水書院、1980)『ユング心理学の応用』(みすず書房、1988)『ユングの心理学と日本神話』(名著刊行会、1995)『父性の復権』(中公新書、1996)『主婦の復権』(講談社、1998)『図説ユング』(河出書房新社、1998)『ユング思想の真髄』(朝日新聞社、1998)『フェミニズムの害毒』(草思社、1999)『母性の復権』(中公新書、1999)『母性崩壊』(PHP研究所、1999)『ユング心理学入門 I-III』(PHP研究所、2000)『家族破壊』(徳間書店、2000)ほか。訳書 ウェーバー『政治論集』1(共訳、1982)ユング『タイプ論』(1987)『ヨブへの答え』(1988)『心理療法論』(1989)『個性化とマンダラ』(1991)『連想実験』(1993)『転移の心理学』(共訳、1994、以上みすず書房)『元型論』増補・改訂版(1999)ノイマン『意識の起源史』(全2巻、1984-85、以上紀伊國屋書店)。

上記内容は本書刊行時のものです。