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帝国主義の百科事典 帝国主義の百科事典編集委員会(編) - 丸善出版
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【利用可否不明】

帝国主義の百科事典 (テイコクシュギノヒャッカジテン)

歴史・地理
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発行:丸善出版
A5判
縦210mm 横148mm
640ページ
定価 25,000 円+税   27,500 円(税込)
ISBN
978-4-621-31309-1   COPY
ISBN 13
9784621313091   COPY
ISBN 10h
4-621-31309-6   COPY
ISBN 10
4621313096   COPY
出版者記号
621   COPY
Cコード
C3520  
3:専門 5:事・辞典 20:歴史総記
出版社在庫情報
不明
発売予定日
登録日
2026年9月14日
最終更新日
2026年9月16日
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紹介

今日の世界は,19世紀末に日本も含めたいくつかの帝国が世界を分割しつくした狭義の意味にせよ,古代以来様々な帝国が支配領域を拡大しようとした広義の意味にせよ,「帝国主義」という過去の世界史上の現象にどこか似たような姿を見せている.ならば、今、日本で「帝国主義」とは、そして「帝国」とは何だったのかを検討することには大きな意義があるだろう。本書では19世紀末の狭義の「帝国主義」時代を中心に可能な限り時間軸を広く取って,かつ世界規模にこの「帝国主義」を全264テーマから検討.政治・軍事,経済,移動・移民,文化史,文化表象,環境,思想,ジェンダーなど様々な側面から,また近年の研究を踏まえてヨーロッパと非ヨーロッパの相互作用にも注目しながら,「帝国主義」の姿をとらえていく.

目次

■第1章:「帝国」とは何か(編集委員:宇山智彦・平田雅博)
●古代・中世の帝国のかたち 中華帝国/ローマ帝国/イスラーム帝国/神聖ローマ帝国/モンゴル帝国 ●近世帝国の発展と動揺 オスマン帝国/スペイン帝国/イラン/ムガル帝国/清帝国/イギリスの複合君主制/ハプスブルク帝国 ●近代帝国の拡大と帝国主義/イギリス帝国論/ロシア帝国論/フランス植民地帝国論/ドイツ植民地帝国/帝国主義戦争とアフリカの植民地分割/日本帝国論 ●帝国の比較:20世紀~現在までの帝国/帝国と戦間期・戦後国際秩序/ドイツ第三帝国論/アメリカ帝国論/脱植民地化と冷戦/「ソ連帝国」論と現在のロシア/現代中国の帝国性 ●帝国の統治と行政/大陸帝国の拡大と移民・強制移住/異法域結合としての帝国/帝国の複合性と広域行政単位:ロシア帝国の総督制を中心に/帝国と官僚制:インド高等文官制を中心に/帝国への現地協力者・抵抗者/帝国の宗教管理/同化政策とその実態/帝国の近代化と植民地的近代 ●帝国主義とは何か/J.A.ホブスンの帝国主義論/レーニンの帝国主義論/ギャラハー&ロビンソンの「自由貿易帝国主義論」/ウォーラーステインの世界システム論/ホブズボームの「長い19世紀」(資本の時代、帝国の時代)/ネグリ&ハートの「帝国」論/A.G.フランク,従属理論からリオリエント論へ/サイードのオリエンタリズム論/サバルタン・スタディーズとポストコロニアリズム

■第2章:経済(編集委員:秋田茂・山口育人)
欧米の近代工業と持続的な経済成長/産業の発展と植民地/帝国(主義)の経済学/資本主義と帝国主義/公式帝国論/インド財政/非公式帝国/グローバル化と帝国/貿易と通商政策/ヒト,モノ,カネ/グローバル商品としての多様なモノ/アジア間貿易/グローバル・マネー:国際金本位制,基軸通貨と為替レート,ロンドン金融市場/銀/ジェントルマン資本主義/シティ/金融機関/新植民地主義:脱植民地化.スターリング圏,借款/運輸と通信:船/海運/鉄道/運河/電信と電話/海底ケーブル/通信社とジャーナリズム:ロイター,同盟通信社,ニュース・プロパガンダ/植民地工業化/関税自主権/植民地財政・金融制度/中東石油と帝国

■第3章:軍事(編集委員:横井勝彦)
●軍拡と軍事戦略 兵器の歴史/イギリス「戦争国家論」/パクス・ブリタニカと帝国防衛/軍拡競争/戦間期「軍縮下の軍拡」/戦略爆撃/国家総動員体制/通信諜報技術の進歩/英国の軍事・安保インテリジェンス/軍事同盟と「軍拡の負の連鎖」/軍事と財政 ●軍縮と軍備管理 ブリュッセル協定(1890年)/ハーグ平和会議(1899年,1907年)/ヴェルサイユ条約(1919年)とヴェルサイユ体制/ジュネーブ軍縮会議(1932-34年)/国際連盟による軍縮の試みとその挫折/戦時在外余剰武器の処分・拡散/ワシントン軍縮(1922年)と日本海軍 ●兵器生産と武器移転 民間兵器産業の誕生:帝国主義、軍事テクノナショナリズム,武器輸出/日英間の武器移転(軍艦建造)/日独間の武器移転(航空機製造)/軍民転換の世界史/日本の武器輸出(対中国・ロシア)/武器貸与法(レンドリース, 1941-45年) ●侵略・虐殺と内戦・革命/18世紀太平洋三角貿易/19世紀洋銃の世界回流/ジェノサイト (1904-5年,1916年,1992-95年)/ホロコースト(1933-45年)/植民地インドの海外派兵

■第4章:秩序の再編と境界の画定(編集委員:佐々木紳)
主権国家と帝国主義:ロシア・東欧,西アジア・北アフリカ/東アジア国際秩序の再編/中央アジアにおける境界画定/オランダ領東インドの形成とインドネシア・ナショナリズムの萌芽/南アジアにおけるイギリス植民地支配/東アフリカ・インド洋西海域における帝国主義/北アフリカにおけるフランス帝国主義/アジアの列強としての清/アジアの列強としてのオスマン帝国/列強としての近代日本/帝国主義のはざまの近代イラン/パレスチナの近代と帝国主義/東アジアにおける経済秩序の変容/西アジア・北アフリカにおける通商関係の変容/東アジアにおける刑法の近代化:清末民初の刑法典編纂事業と罪刑法定主義/西アジア・北アフリカにおける憲法制定/近代日本における法典整備と文明化/西アジアにおける法典整備とイスラーム:シャリーアの近代的「変容」/東アジアの歴史叙述と帝国主義/東南アジアの歴史叙述と地理学:タイの事例から/西アジアの教科書記述と地理学/植民地主義と歴史学/東アジアの宗教・宗派と帝国主義/南アジアの宗教・宗派と帝国主義/西アジアの宗教・宗派と帝国主義

■第5章:移民(人の移動と定着)、民族(ネーション)・人種・ジェンダー/(編集委員:網中昭世・細川道久)
●人の移動 グローバルな移民/帝国臣民の移動:イギリス本国から帝国への移民/インド人移民と帝国主義:敷衍と逸脱/東欧からの移民/移民社会:カナダにおける日本人移民・日系人/入植者植民地主義/植民地抵抗の弾圧/奴隷制から賃金労働へ/帝国支配下における労働移動 ●ネーションと帝国 ナショナリズムと帝国主義/移民とナショナリズム/自治領ナショナリズムと帝国 ●人種と帝国 レイシズム/ホワイトネス(白人性)/黄禍論/アイヌ民族/北米先住民/ニュージーランド先住民/人種混交(中南米)/人種混交(北米圏)/人種混交(南アフリカ) ●ジェンダーと帝国 ジェンダーと帝国/モダンガール/芸娼妓/からゆきさん/子ども移民

■第6章:文化表象(編集委員:橋本順光)
●小説と物語 怪奇幻想小説とイギリス帝国/空想科学小説とイギリス帝国/侵略小説・架空戦記とイギリス帝国/探偵小説とイギリス帝国/海洋小説とイギリス帝国/秘境小説・秘教小説とイギリス帝国/児童文学とイギリス帝国/動物愛護小説とイギリス帝国/フェミニズム小説とイギリス帝国/イギリス帝国とコロニアル・ポストコロニアル小説 ●言語と視察 英語帝国主義とエスペラント/英文学科と英語教育/ロシア帝国と文学/ロシアの科学冒険小説/中国の言語・文字改革運動/中国の科学冒険小説/イスラーム世界の口語運動/旅行記と女性旅行者/日本の遣欧使節/中国の遣米欧使節/イスラーム世界のヨーロッパ使節団・視察・留学 ●文化と生活/絵画とイギリス帝国/建築とイギリス帝国/ピクチュアレスク・写真とイギリス帝国/イギリス帝国と装飾・デザイン/風刺画とイギリス帝国/ファッションとイギリス帝国/音楽とイギリス帝国/料理とイギリス帝国/ジャポニスム・中産階級とイギリス帝国

■第7章:プロパガンダ,宗教,思想(編集委員:平田雅博)
●プロパガンダ プロパガンダとイギリス帝国/広告とイギリス帝国/劇場と帝国/戦勝祝祭とイギリス帝国/戦死者追悼と帝国/ラジオと帝国/映画と帝国主義/博覧会と帝国/「人間の展示」と帝国/女教師のイギリス帝国派遣/勲章制度と帝国/スポーツと帝国/クリケットと帝国/ラグビー ●宗教 キリスト教と帝国/信教の自由とイギリス帝国/宗教と帝国/布教と帝国:イギリスの福音主義運動/布教と帝国:19世紀アフリカ/義和団戦争/中東・イスラーム世界と帝国主義/スーフィー教団/チベット仏教/近代仏教 ●思想 ジョン・ロックと帝国/グランヴィル・シャープとイギリス帝国/人道主義と帝国/独立宣言の世界史/トマス・マコーリーと帝国/自由主義と帝国/奴隷制廃止運動と帝国/チャリティと帝国/シーリーのイングランド膨張論

■第8章:消費と生活、身体と衛生(編集委員:千葉芳広)
●消費と生活(欧米日と植民地) 衣服の統一化/衣服の現地化/大衆消費社会/工芸品と生活/食糧と市場(中国)/食糧と飢饉(インド)/食糧と移民(南樺太)/植民地における都市と住居(マニラ) ●都市環境 近代植民都市/都市計画(ラテンアメリカ)/近世の貿易ネットワーク/イスラームの都市形態/貿易と都市(ゴレ,サンルイ,ダカール)/中継貿易の結節点(香港)/移民統制と境界強化(ラングーン)/交通と移民(大連)/亜寒帯の開発(豊原) ●公衆衛生・医療(欧米日と植民地)/感染症と公衆衛生/都市化と公衆衛生/優生保護/検疫(東アジア)/帝国医療と身体/植民地の精神医療/中国と西洋医療/日本の感染症対策/伝統医療の変容

■第9章:環境,科学,資源(編集委員:水野祥子)
●環境と帝国 環境と帝国/狩猟と帝国/生態学的帝国主義/動物と帝国/農業と帝国/植物とイギリス帝国/植民地支配と森林/土壌資源とイギリス帝国/鉱物資源とイギリス帝国/資源保全と現地社会/イギリス帝国と自然の表象 ●科学と帝国 科学と帝国/探検とイギリス帝国/地図製作と帝国/分類学と帝国/人類学と帝国/ミュージアム(博物館)と帝国/技術とイギリス帝国/生態学と帝国/科学と在来知/東洋学と日本帝国 ●地球環境問題 グローバルな環境保護主義/人新世/大加速/国際開発とジェンダー/地球システム科学

上記内容は本書刊行時のものです。