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鶴女の恩返し 師匠田辺一鶴へ弟子鶴女が贈る涙と笑いの講談道 桃川 鶴女 (著/文) - 扶桑社
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鶴女の恩返し 師匠田辺一鶴へ弟子鶴女が贈る涙と笑いの講談道 (ツルジョノオンガエシ)

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発行:扶桑社
46
248ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-594-09409-6   COPY
ISBN 13
9784594094096   COPY
ISBN 10h
4-594-09409-0   COPY
ISBN 10
4594094090   COPY
出版者記号
594   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年11月24日
最終更新日
2023年12月10日
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紹介

六代目神田伯山 推薦!
「とにかく生々しい! 嘘くさくない師弟本。
間違いなく講談界の歴史になる一冊です」

講談協会真打・桃川鶴女。この二〇二三年で講談師としては満五十年を迎える。
所属する講談協会の女流では宝井琴桜に次いで芸歴が古く、男女合わせても上から数えて七番目というベテランだ。

そんな鶴女の師匠こそ、講談界の異端児・田辺一鶴である。前例にとらわれない破天荒な工夫、二本の大きなヒゲというトレードマークを持ち、一九六〇年代から七〇年代のテレビ全盛期にメディアの寵児となった。たとえば1964年の東京五輪では、入場式の模様を袂から国旗を出しながら国名を順に読み上げて講談で語るという一席で話題を呼んだ。また一方で、戦後急速に小さくなりつつあった講談界復興のため、異例ながら二ツ目時代からたくさんの弟子を取り、また女性にもはじめて門戸を開いたパイオニアという一面も持っていた。

一九七三年八月、少女は、そんな一鶴にはじめて出会ったその日に入門が決まる。そこから、師弟の涙と笑いの31年間がはじまった。男ばかりだった講談界で「女流」を貫いてきた矜持とは。そして、弟子として近くで見ていたからこそわかる田辺一鶴のほんとうの姿とは。
昭和から平成、時代の荒波のなかでまっすぐに講談道を歩みつづけたふたりの軌跡をとくとご覧あれ!

【目次】
第一章 歌手になりたかった女の子
第二章 異才・田辺一鶴と講談界の激動
第三章 偉大なる師匠の下で
第四章 講談の求道者・田辺一鶴
第五章 師弟の道が分かれる
第六章 風雲児田辺一鶴天に還る
巻末には桃川鶴女作『オリンピック物語』を収録。

著者プロフィール

桃川 鶴女   (モモカワルジョ)  (著/文

桃川鶴女 (ももかわ つるじょ)
女流講談師。土佐の高知で生まれ、大阪府池田市で育った。第一共栄阿部社長(舟木一夫育ての親)宅へ歌手修行として住み込む。スクールメイツ養成所東京音楽学院へ通ったのち、秋月ともみ氏のもとで本格的に歌手修行をしていた際、同氏の薦めで1973年12月田辺一鶴に入門し小島貞二氏の命名により益子美。1977年5月に二ツ目昇進、1985年9月鶴女(小島貞二氏の命名)と改め真打昇進。2004年4月田辺改め桃川鶴女として独立。

杉江 松恋  (スギエマツコイ)  (著/文

杉江松恋 (すぎえ まつこい)
1968年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。書評を中心とした文筆活動を主として行い、近年は古典芸能に取材した著書も多い。著書に『浪曲は蘇る』、『ある日うっかりPTA』、『路地裏の迷宮踏査』、『読みだしたら止まらない! 海外ミステリー・マストリード100』『100歳で現役! 女性曲師の波瀾万丈人生』(玉川祐子と共著)、『絶滅危惧職 講談師を生きる』(神田伯山と共著)、『桃月庵白酒と落語十三夜』(桃月庵白酒と共著)など。

上記内容は本書刊行時のものです。