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出版者情報
高大産連携によるアクティブ・ラーニング
システム思考にもとづく社会科学教育
- 初版年月日
- 2026年3月31日
- 発売予定日
- 2026年4月27日
- 登録日
- 2026年3月24日
- 最終更新日
- 2026年3月25日
紹介
大学全入時代である今、高校と大学の連携の重要性が高まっている。特に、現行学習指導要領においては、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」の資質・能力を身に着けたかどうかの判断基準の一つとして大学入試が位置付けられ、高大連携の重要性が高まっている。
本書は、専修大学商学部と専修大学松戸高校の連携による取り組みを、その手法・成果に着目しまとめたものである。
とりわけこの取り組みがユニークなのは、高・大の連携であるだけでなく、教室で産業界のゲスト講師が実務経験に基づいて現状と課題を説明し、それを研究者が学術的な観点から分析・考察し、社会科教育の場で展開していることである。実務家による講義は、教科書や資料だけでは知ることのない、今、現実に起きている問題に触れる機会となり、生徒の興味・関心や問題意識を高め、アクティブ・ラーニングの効果を高める役割を果たしている。
さらに分析・考察にあたっては、物事を俯瞰し、個々の出来事を大きなシステムの一角として捉え、解決策を検討するシステム思考を取り入れており、それをこのような形で高校教育に取り入れた研究は稀少である。
高校におけるアクティブ・ラーニングは一定の取り組みがなされているが、高大連携は多くの場合、教員間の個人的な取り組みの域を出ていない。4つの具体的な取り組みをつぶさに記述した貴重な記録。
目次
はじめに
第I部 グローバル・フードシステム─フライドチキンから考える─
第1章 フライドチキンから私たちの食生活を考える─システム思考で考える
第2章 チキンをとおしたシステム思考
第3章 持続可能な社会の構築に向けた経済・環境・倫理の統合的視点─アマタケの事例に学ぶ循環型経済の視点
第II部 フォレストシステム─暮らしと森の関係
第4章 改めて脱炭素時代を考える─持続可能な社会の形成に向けて─
第5章 フォレストシステム─暮らしと森の関係
第6章 持続可能な社会に向けた環境の役割─「環境か開発か」の二元論を超えて
第III部 ローカル・フードシステム─地域資源と食生活─
第7章 食の地産地消の取り組みから私たちの食生活を考える─循環型社会への移行を目指して─
第8章 フードシステム:食をとおした様々な関係性
第9章 フードロス削減と持続可能な社会の構築─循環型社会におけるリユースとフードバンクの役割
第IV部 サーキュラー・システム─循環型社会の特長と課題─
第10章 循環型社会の形成を目指して─サーキュラー・システム─
第11章 循環型社会とドーナツ経済
第12章 循環型社会の構築に向けた意義と課題─循環型社会形成推進基本法を中心に─
補論 教科教育をとおした真の意味での高大連携へ向けて
上記内容は本書刊行時のものです。
