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破壊的イノベーションのプロセス 近能 善範(著) - 白桃書房
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【利用可否不明】

破壊的イノベーションのプロセス (ハカイテキイノベーションノプロセス) PC-98帝国の興隆と衰亡 (ピーシーキュウハチテイコクノコウリュウトスイボウ)

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発行:白桃書房
A5判
404ページ
定価 3,636 円+税   3,999.6 円(税込)
ISBN
978-4-561-26810-9   COPY
ISBN 13
9784561268109   COPY
ISBN 10h
4-561-26810-3   COPY
ISBN 10
4561268103   COPY
出版者記号
561   COPY
Cコード
C3034  
3:専門 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年3月26日
書店発売日
登録日
2026年3月7日
最終更新日
2026年3月13日
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紹介

1990 年代以降、日本の主要産業においてかつて世界市場を席巻したリーディングカンパニーの多くが、急速にその競争力を喪失した。特に、日本のPC産業において一時代を築いたNECのPC-98シリーズの急速な衰退は、この競争力低下の先駆けであり、象徴的な事例の一つである。

同事例は、規格間競争やプラットフォーム転換、モジュラー化などの観点から、これまでも数多くの研究で取り上げられてきたが、その変遷の複雑性と既存企業の没落の非線形性が際立っており、技術面での変化だけに原因を求める議論では捉えきれていない。

そこで本書では、このNECの競争力低下について、「技術そのものの変化」軸でのモジュラー化および支配的プラットフォームの登場・転換と、「顧客/市場との関係性の変化」軸での分断的イノベーションという2軸の変化が同時かつ複合的に生じる《分断的モジュラー化》および《破壊的イノベーション》という概念枠組みに沿って分析することで、その根源的な原因を追究する。

また本書のもう一つの特徴は、《戦史としての経営史》という点にある。戦いのプロセスそのものを分析対象に、企業間の応酬や具体的な打ち手の連鎖から何が見えてくるか、企業間の競争という相互のダイナミクスを、具体的な攻防のプロセスとして丹念に追い、分析する。

日本企業の競争力低下は、PCに限らず、液晶テレビやDVD、携帯電話 / スマホ等でも見られてきた。本書の分析・検討から導かれる競争力低下の本質や、今後の再生に向けた理論的かつ実践的な処方箋は、同様な環境下で日本企業が同じ轍を踏まず、進むべき道を見出す助けとなるだろう。

目次

序 章 本書の問題意識と研究課題
第1章 本書のフレームワーク
第2章 日本のPC業界の概要と推移
第3章 日本の初期PC市場における競争I:1976年8月~1994年9月
第4章 日本の初期PC市場における競争II:1994年10月~1997年12月
第5章 価値マップ分析による企業間競争の可視化
第6章 分断的モジュラー化の発生の検証
終 章 考察とディスカッション
補 論 分断的イノベーション研究の文献レビュー

著者プロフィール

近能 善範  (コンノウ ヨシノリ)  (

法政大学経営学部教授。1969年生まれ。1992年 東京大学経済学部経営学科卒業、1992年~1996年 地方銀行勤務、
1999年 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、2002年 東京大学大学院経済学研究科博士課程 単位取得退学、東京大学大学院経済学研究科助手。2003年 東京大学大学院経済学研究科より博士(経済学)取得。
2003年 法政大学経営学部助教授を経て、2009年 同教授、現在に至る。
主要業績に、「自動車部品取引のネットワーク構造とサプライヤーのパフォーマンス」『組織科学』,35(3),2002年。
「日本自動車産業における関係的技能の高度化と先端技術開発の深化」『一橋ビジネスレビュー』,55(1),2007年。
「顧客との取引関係とサプライヤーの成果:日本自動車部品産業の事例」『一橋ビジネスレビュー』,65(1),2017年。
「サプライヤーの顧客範囲と製品範囲の拡大が取引継続に及ぼす影響」『日本経営学会誌』,41,2018年。

上記内容は本書刊行時のものです。