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事業承継の経営学 落合 康裕(著) - 白桃書房
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事業承継の経営学 (ジギョウショウケイノケイエイガク) 企業はいかに後継者を育成するか (キギョウハイカニコウケイシャヲイクセイスルカ)

ビジネス
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発行:白桃書房
A5判
168ページ
定価 2,273 円+税   2,500.3 円(税込)
ISBN
978-4-561-25734-9   COPY
ISBN 13
9784561257349   COPY
ISBN 10h
4-561-25734-9   COPY
ISBN 10
4561257349   COPY
出版者記号
561   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年9月6日
書店発売日
登録日
2019年8月7日
最終更新日
2021年9月8日
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紹介

トヨタや日清食品のような日本を代表するような大企業もファミリービジネスであり、ファミリービジネスは日本の企業の大多数を占めている。それにもかかわらず、日本においてファミリービジネスは縁故主義と同等視されがちで、あまり好意的に思われないことが多い一方、世界では地域経済への貢献などに誇りや自覚を持っている企業とみなされることが多く、アジア諸国から日本の事例を学びに来ることも多い。

ただし、ファミリービジネスがはらむ困難さとして事業承継が複雑なことが挙げられる。それに対応し、一定の規模の書店では資産継承や会計税務などをテーマにした事業承継の棚があることが多い。しかし、このような実務マニュアル的な本は多く出版されているものの、ファミリービジネス研究の第一人者である著者は、事業承継を控えた経営者や士業の関係者から、どのように事業承継を進めてよいか分からないという声を聞くそうである。

本書は事業承継をめぐる課題について、著者のこれまでの研究に基づく老舗企業の事例、および幻冬舎ゴールドオンラインの連載をベースに読みやすくまとめている。さらに、単にそれらの問題解決というだけでなく、経営戦略・経営組織・ガバナンスなどの経営学の知見を踏まえ、より発展的に、事業承継を契機にイノベーションを起こす一助となることを目指している。さらに、ファミリービジネスにおける事業承継からの知見を元に、一般の中小企業、さらには大企業にまで普遍的に適用できるヒントを、テーマごとに示している。

事業承継の成否は、日本の産業活力の今後を左右するため、中小企業庁でもそのサポートを行っている。2016年刊行の『事業承継のジレンマ』が実践経営学会名東賞、ファミリービジネス学会賞を受賞した著者による、事業承継にかかわる当事者や士業の専門家、ビジネススクールの学生などに向けた基本書。

目次

はじめに
第1章 事業承継とは何か
第2章 現経営者の役割と課題
第3章 後継者の当事者意識と独自性の育成
第4章 先代経営者と後継者の関係性
第5章 利害関係者と後継者の関係性
第6章 経営戦略と次世代組織の構築
第7章 後継者の企業家行動とガバナンス
おわりに

著者プロフィール

落合 康裕  (オチアイ ヤスヒロ)  (

1973年神戸市生まれ。関西大学商学部商学科卒業。神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。
大和証券SMBC 株式会社金融法人部、日本経済大学経営学部准教授(東京渋谷キャンパス)を経て、現在、静岡県立大学経営情報学部准教授。専攻は、経営戦略論、経営管理論。
著者は、経営学の視点から事業承継を通じた企業変革と後継者育成にかんする研究に取り組んでいる。

上記内容は本書刊行時のものです。