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兵士の帰還 レベッカ・ウェスト(著) - 白水社
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兵士の帰還 (ヘイシノキカン)

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発行:白水社
新書判
242ページ
定価 1,900 円+税   2,090 円(税込)
ISBN
978-4-560-07267-7   COPY
ISBN 13
9784560072677   COPY
ISBN 10h
4-560-07267-1   COPY
ISBN 10
4560072671   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0297  
0:一般 2:新書 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2025年11月2日
最終更新日
2026年1月10日
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紹介

《記憶をなくした男と三人の女性たちのドラマ》

第一次大戦に出征した夫クリスの帰りをロンドン近郊の屋敷で待つ妻キティと、いとこのジェニーのもとに、みすぼらしい身なりの女性がクリス負傷の知らせを持ってやってくる。病院に収容された彼は砲弾ショックで過去十五年間の記憶を失い、ひたすらかつての恋人に会いたいと望んでいた。訪ねてきた女性こそがその元恋人マーガレットだったのだ。やがてクリスが戦地から帰還し、彼をめぐる三人の女性たちの葛藤に満ちた心理ドラマが始まる。過去の幸福な記憶に浸るクリスと、十五年後の現実を生きつつも彼に寄り添うマーガレット。記憶喪失の治癒を願うキティ。それらを見守るジェニー。彼らにとっての真の幸せとは何なのか。戦争と階級制度の問題、ケアの視点からも再評価される英国モダニズム小説の名作。併録の短篇「終わらない結婚生活」は、強い女性に対する〈男性性〉の不安を戯画的に描いて鮮烈な印象を残す。

著者プロフィール

レベッカ・ウェスト  (レベッカ ウェスト)  (

イギリスの作家・評論家。1892年、ロンドン生まれ。王立演劇学校で女優を志すかたわら、女性参政権運動に参加し、フェミニズムの論客として頭角を現す。新聞・雑誌にエッセー・評論を寄稿し、1918年に発表した『兵士の帰還』は第一次世界大戦を女性の視点から描いた小説として高い評価を獲得、ユーゴスラヴィア旅行記『黒い羊と灰色の鷹』(41)も名作として知られる。文筆活動の一方で多くの著名人と交際し、26歳年上のH・G・ウェルズとは10年にわたり恋愛関係にあった。戦後も政治・社会批評、小説、伝記、旅行記など旺盛な執筆を続けた。1983年死去。

鈴木 孫和  (スズキ タダカズ)  (

1988年、愛知県生まれ。英文学・文化研究者。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、東京大学大学院修士課程、レスター大学大学院博士課程修了。現在、成蹊大学文学部専任講師。共著書に『遍在するソーシャリズム』『キーワードで読むヴァージニア・ウルフ』(以上小鳥遊書房)がある。

小山 太一  (コヤマ タイチ)  (

1974年、京都府生まれ。英文学者・翻訳家。東京大学文学部英文科卒業後、同大学院修士課程、ケント大学大学院博士課程修了。現在、立教大学文学部教授。訳書にイーヴリン・ウォー『誉れの剣』三部作(白水社)、ジェイン・オースティン『自負と偏見』(新潮文庫)、ジェローム・K・ジェローム『ボートの三人男』(光文社古典新訳文庫)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。