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鉄腕ゲッツ行状記 : ある盗賊騎士の回想録
発行:白水社
縦200mm
244ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2008年3月
- 登録日
- 2016年4月7日
- 最終更新日
- 2016年4月7日
紹介
舞台は16世紀前半の神聖ローマ帝国。戦場で失った右手に精巧な鉄製義手を付け、武勇の限りを尽くした男の前代未聞・痛快無比の自叙伝。
目次
第1部 フェーデ(生い立ち、ブルグント遠征、辺境伯の小姓としての日々
スイス戦争、マクシミリアン一世から言葉をかけられる
盗賊騎士ゲッツの誕生、ニュルンベルク戦争での大手柄
厚顔無恥な傭兵を相手に、危険な立ち回りを演じる
追い剥ぎ同然の騎士たちがぶつかり合う、小さな逸話
砲弾で片手を失うは、鉄腕騎士となってますます暴れる
姓名未詳の煽動者を支援した。ゲッツ兄弟の短い逸話
対ケルン市のほか、フェーデがフェーデを呼ぶ日々
対バンベルク・フェーデ、ただし狙いはニュルンベルク
帝国追放刑と破門、さらには戦争で捕虜となる体験
生涯最高額の身代金を得るフェーデ、他の騎士との確執)
第2部 農民戦争(農民軍に無理強いされて、その隊長となったいきさつ
農民戦争の責任を問われ、二年の幽閉生活を送る
釈放に際しての条件、裁判官の横顔とルター派の信仰
シュヴァーヴェン同盟解放で失われた釈明の機会)
第3部 騎士としての武力行動(若いころ、一貴族の争いに加勢し、捕虜となる話
ジッキンゲンを訪れる途中、見知らぬ騎士に襲われる
恩赦で軟禁を解かれ、対トルコ戦争でウィーンにおもむく
すでに高齢ながら、カール五世のフランス遠征に参加する
世のため人のために生きたことを、今一度教訓として語る
神の恩寵を信じつつ、回想に終止符を打つ)
上記内容は本書刊行時のものです。