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学校は誰のもの? 名古屋市教育委員会(著) - 東洋館出版社
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学校は誰のもの? (ガッコウハダレノモノ) 子ども主役の学校へ、いま名古屋から (コドモシュヤクノガッコウヘ イマナゴヤカラ)

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四六判
272ページ
定価 2,100 円+税   2,310 円(税込)
ISBN
978-4-491-05455-1   COPY
ISBN 13
9784491054551   COPY
ISBN 10h
4-491-05455-X   COPY
ISBN 10
449105455X   COPY
出版者記号
491   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年4月12日
最終更新日
2024年7月27日
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紹介

名古屋市が推進する、新たな学び・学校の姿とは?

本書の概要
名古屋市教育委員会では「NAGOYA School Innovation(ナゴヤスクールイノベーション)」と銘を打ち、子ども一人一人の興味・関心や能力、進度に応じた「個別最適な学び」と「協働的な学び」を目指してきました。本書では、そのプロジェクトの概要、先進的な取組を成功に導いてきた矢田・山吹小学校の実践、子どもの悩みや困難をチームで支える『なごや子ども応援委員会』の支援事例を紹介します。

本書からわかること
名古屋市が推進する新たな学びの姿
政令指定都市である名古屋市は、「学びの構造転換」に向けて自治体をあげて取り組むことを宣言しました。 名古屋市ほどの大きな自治体が、適切な予算を割って「学びの構造転換」をここまで本気で目指した例はありません。「NAGOYA School Innovation(ナゴヤスクールイノベーション)」と銘を打ち、子ども一人一人の興味・関心や能力、進度に応じた名古屋版の「個別最適な学び」と「協働的な学び」の内容、全国から視察が絶えない教育の全体像が明らかになります。

名古屋市立矢田小学校の取組一人一人が、わくわく探究!プロジェクト型学習
PBL(Project Based Learning)を取り入れ、一人ひとりが自ら問いを立てて探究する子ども主体の学びの姿を紹介します。自らの企画に自信を持って取り組み、「私はこれを実現したい」「そのために調べていきたいことがたくさんある」という思いの溢れた学びは、教育観のマインドセットにつながっていきます。

名古屋市立山吹小学校の取組自分のペースで学ぶ!マイ時間割による学習
山吹小学校の取組は、イエナプラン教育との出会いから始まりました。 イエナプランのいいとこ取りである「山吹セレクトタイム」、異年齢で学ぶ「ふれあい学習」「山吹アドベンチャープログラム」が誕生していきました。教師は子どもの間を歩き回りながら、子ども毎の時間割を手元で確認しつつ、一人ひとりの学習進度に応じてアドバイスするコーチ役となっています。これまでの一斉授業から転換し「学びの景色」を変えることができた成功例を紹介します。

『なごや子ども応援委員会』の取組子どもたち一人ひとりに居場所を
全国で初めて、全市立中学校118校にスクールカウンセラーを常勤配置し、スクールソーシャルワーカーなど教員以外の専門職が常勤で、子どもの悩みや困難をチームで支える『なごや子ども応援委員会』。全国に例のない、応援委員会の設立経緯や各専門職の役割、支援事例を紹介します。また、不登校の子どもための、校内の教室以外の居場所づくりの取組も紹介します。

こんな先生におすすめ
・名古屋市版「個別最適な学び」「協働的な学び」の具体を知りたい先生
・「自由進度学習」「イエナプラン」など先進的な学びの具体を知りたい先生
・不登校の子どもの居場所づくりの取組を知りたい先生

目次

はじめに 2


Section1 変わりゆく社会と新しい学校づくり 9
 新しい学校づくりを目指して 10
 公教育のチャレンジ開始 17
 公教育を変える 名古屋の挑戦 22
Topic1 名古屋発!授業改善の現在地 32

Section2 公教育のチャレンジ 43
 ナゴヤ・スクール・イノベーション事業の始まり 44
 七つのプロジェクトの始動 47
 (1) 幼稚園 5園合同プロジェクト 56
 (2) 山吹小学校プロジェクト 60
 (3) 稲永小学校・野跡小学校プロジェクト 64
 (4) 前津小学校プロジェクト 68
 (5) 八幡中学校プロジェクト 72
 (6) 高等学校 4校合同プロジェクト 76
 オランダや国内の先進校に学べ! 83
 教員の意識をイノベーション 85
Topic2 すべての子どもたちを応援!「なごや子ども応援委員会」 87

Section3 一人ひとりが、わくわく探究!プロジェクト型学習 95
 学びの転換におけるマインドセット 96
 自走する子ども、教師は伴走者 108
 タブレット端末は子ども主体で使う文房具 122
 学校教育全体を子ども主体に 125
 モデル校の取組を他校に広げる 131
Topic3 矢田小学校を読み解くエビデンス 143

Section4 自分のペースで学ぶ!マイ時間割による学習 153
 山吹セレクトタイム誕生 154
 始まりはオランダで見てきた景色 159
 イエナプランの風、山吹小学校へ 169
 山吹セレクトタイムの誕生!? 170
 令和の日本型学校教育と山吹セレクトタイムについて 171
 学校として取り組む 174
 異年齢で学ぶ、ふれあい活動 181
 喜びの瞬間 189
Topic4 山吹小学校を読み解くエビデンス 192

Section5 子どもたち一人ひとりに居場所がある社会の実現を目指して 199
 先生じゃないけれど…頼りになる大人たち 200
 最善の支援を目指して!応援委員会の組織とは 211
 子ども応援委員会がもたらしたもの 228
 不登校の子が登校できた!子どもの居場所づくり 234
Topic5 チーム学校を実装する「なごや子ども応援委員会」 240

Section6 ナゴヤ学びのコンパス策定 247
 ナゴヤ学びのコンパスとは 248
Topic6 「ナゴヤ学びのコンパス」に期待すること 260

おわりに 266
執筆者紹介 268

著者プロフィール

名古屋市教育委員会  (ナゴヤシキョウイクイインカイ)  (

名古屋市教育委員会では教育改革を市全体で推進するため、「NAGOYA School Innovation(ナゴヤ スクール イノベーション)」と銘を打ち、社会が劇的に変化する中で、自らの可能性を最大限に伸ばし、人生をたくましく生きていく「なごやっ子」を育成するために学校がすべての子どもにとってよりよい成⾧の機会となるよう、子ども一人一人の興味・関心や能力、進度に応じた「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を推進している。

中谷素之  (ナカヤモトユキ)  (

名古屋大学教授

松山清美  (マツモトキヨミ)  (

名古屋市立栄小学校長

上記内容は本書刊行時のものです。