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ぼっちのままで居場所を見つける 河野 真太郎(本文) - 筑摩書房
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【利用不可】

ぼっちのままで居場所を見つける (ボッチノママデイバショヲミツケル) 孤独許容社会へ (コドクキョヨウシャカイヘ)

新書
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発行:筑摩書房
新書判
240ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-480-68498-1   COPY
ISBN 13
9784480684981   COPY
ISBN 10h
4-480-68498-0   COPY
ISBN 10
4480684980   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0290  
0:一般 2:新書 90:文学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年10月8日
発売予定日
登録日
2024年8月21日
最終更新日
2024年10月8日
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紹介

『アナ雪』でひとり氷の城を作ったエルサは本当に孤独だったのか?
運命の恋人、姉妹の愛、孤独から救うのは個人のつながりだけなのか?

映画、マンガ、英文学の名著、とある女王の史実までを読み解き、良い孤独のある社会、孤独を許容する社会を想像する。新時代を目指すカルチャー批評。

目次

第一章 ロンリネスとソリチュード――または、エルサの孤独
エルサの孤独と「解放」/二つ(または四つ)の孤独/女性とソリチュード/なぜエルサの幸せな孤独は認められないのか/エルサのアイソレーション

第二章 孤独はいつから避けるべきものになったのか――ひとりぼっちのロビンソン
?がりたくはないけれど……/「孤独」を表す言葉の誕生/近代化と個人化と孤独の誕生/孤独なロビンソン/神の秩序に包まれて?/「孤立的経済人」へ

第三章 「ソウルメイト」の発見――依存と孤独とジェイン・エア
「ソウルメイト」の誕生/『ジェイン・エア』の物語/ジェインの孤独と「友達」/友情から恋愛へ?/平等な「魂」とジェインの復讐劇/浅い依存と友情

補論 「友達100人」は孤独を癒やしてくれるのか?

第四章 死別と孤独――ヴィクトリア女王から『葬送のフリーレン』へ
喪服の女王/ソウルメイトとの死別/共同体的な死、または記憶にとどめる方法/『葬送のフリーレン』と孤独を学ぶこと/記憶・共同体・孤独/有限感覚の希薄化と公認されない悲嘆

第五章 田舎のソリチュードから都会のロンリネスへ――森の生活と、ある探偵の孤独
ソリチュードの発見/森の生活がくれた孤独/都会のロンリネス/ひとりぼっちのホームズ

第六章 自分ひとりの部屋と向かいのおばあさんの部屋――ヴァージニア・ウルフの場合
『自分ひとりの部屋』とソリチュードを得る条件/五百ポンドが可能にする社会的経験/都市遊歩者の自由と孤独/都会と意識の流れ/トンネル掘りと共感の限界/つながる部屋

第七章 誰でも孤独でいられる社会へ――排除型社会と孤独
ソリチュードという特権?/小山さんの二重の孤独/孤立と排除型社会/二つの「社会」の物語/勝ち組男性の孤独/男性と孤独感のセンサー/孤独許容社会へ/社会を想像する

著者プロフィール

河野 真太郎  (コウノ シンタロウ)  (本文

河野 真太郎(こうの・しんたろう):1974年、山口県生まれ。専門は英文学とカルチュラル・スタディーズ。専修大学国際コミュニケーション学部教授。東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。一橋大学准教授などを経て現職。著書に、『戦う姫、働く少女』(堀之内出版、その後、ちくま文庫)、『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)、『正義はどこへ行くのか』(集英社新書)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。