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出版者情報
洲之内徹ベスト・エッセイ1
発行:筑摩書房
文庫判
320ページ
定価
900円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年5月9日
- 書店発売日
- 2024年5月11日
- 登録日
- 2024年3月9日
- 最終更新日
- 2024年5月15日
紹介
戦争体験を引きずり、癒されない飢餓を抱えながらも、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した洲之内徹。屈託のある名文を選んだアンソロジー
異才の名文、ここによみがえる!
凄惨な戦争体験に裏づけられた人間洞察と、定見を軽々と超えていく
卓抜な文章で、美のなんたるかに肉薄する随想の極北
「買えなければ盗んでも自分のものにしたくなるような絵なら、まちがいなくいい絵である」。かつて小林秀雄が「今一番の批評」と称賛し、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した洲之内徹。陰惨な戦争体験を引きずり、癒すことができない飢えを抱えながら、屈託のある達観の文を書いた。振り返られることが少なくなった異才の随想を、稀代の美術評論家・椹木野衣が選りすぐったコレクション。
目次
画廊のエレベーター
海老原喜之助「ポアソニエール」
松本竣介「ニコライ堂」
中村彝と林倭衛
鳥海青児「うづら」
森田英二「京都花見小路」
四畳半のみ仏たち
山荘記
海辺の墓
続 海辺の墓
銃について
セザンヌの塗り残し
フィレンツェの石
村山槐多ノート(一)
月ヶ丘軍人墓地(一)
その日は四月六日だった
朝顔は悲しからずや
モダン・ジャズと犬
守りは固し神山隊
〈ほっかほっか弁当〉他
解説 洲之内徹 狂狷と気まぐれ 椹木野衣
上記内容は本書刊行時のものです。