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出版者情報
地球社会で生きるための心理学
持続可能性への挑戦
- 発売予定日
- 2025年11月28日
- 登録日
- 2025年10月29日
- 最終更新日
- 2025年10月30日
紹介
社会を持続可能なものにするためは、「地球社会の一員」であるという認識を誰もがもつ必要がある。
環境破壊、ウクライナやパレスチナでの紛争、分断や格差、イデオロギー対立など、多くの問題を「われわれ意識」で対処せざるをえない。こうした課題の解決に向けた心理学研究が増えており、本書では特に環境問題および多様性と包摂性に関連するものを、各著者の熱いメッセージとともに紹介する。
SDGsの時代に生きるすべての人に読んでほしい、示唆に富んだ書である。
目次
編者はじめに
第Ⅰ部 環境問題について考える
第1章 市民参加による環境計画づくりについて考える:SDGsを目指す環境計画策定のプロセスデザイン
第2章 環境配慮について考える:環境コミュニケーションでつくるサステナブルな社会
第3章 共有財をめぐる「少数者か多数者か」の判断について考える:共感・道徳が導く悲劇とその回避
第4章 複雑系現象としての環境問題について考える:ネットワークで結ばれた世界
第Ⅱ部 多様性と包摂性について考える
第5章 包摂と多様性の利点について考える:ボスニアにおける多民族包摂と「得」
第6章 格差の解消について考える:何が格差問題の解決を阻むのか
第7章 社会の分断について考える:暴発する心理過程がもたらすもの
第8章 階層と分配について考える:関係モデルとシステム正当化および権威主義
第Ⅲ部 議論のまとめ
第9章 持続可能な社会について考える:心理学が提言できること
編者おわりに
【執筆者】
柿本 敏克〔編者はじめに,第9章,編者おわりに〕
大沼 進〔第1章〕
安藤 香織〔第2章〕
野波 寛〔第3章〕
有馬 淑子〔第4章〕
熊谷 智博〔第5章〕
池上 知子〔第6章〕
唐沢 穣〔第7章〕
北村 英哉〔第8章〕
上記内容は本書刊行時のものです。

