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北方のディスクール ベアント・ブルンナー(著) - 人文書院
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北方のディスクール (ホッポウノディスクール)
原書: Die Erfindung des Nordens

歴史・地理
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発行:人文書院
四六判
縦188mm 横132mm 厚さ2mm
重さ 370g
320ページ
並製
定価 4,500 円+税   4,950 円(税込)
ISBN
978-4-409-54089-3   COPY
ISBN 13
9784409540893   COPY
ISBN 10h
4-409-54089-0   COPY
ISBN 10
4409540890   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C1039  
1:教養 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年5月30日
書店発売日
登録日
2025年7月30日
最終更新日
2026年5月28日
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紹介

北欧のユートピズムから白人至上主義へ――
「北」という幻想がもたらした光と闇の歴史


----ヴァイキングや古ノルド語のサガ、啓蒙主義の科学者たち、そして北欧人種優越論を掲げるナチズムまで。人はなぜ、「北」に理想郷を夢見たのか。

北方の風景や人々との遭遇が、いかにヨーロッパの自己認識を形作ってきたかを描く魅惑と戦慄の文化史!

著者は、「北」が、人種や社会組織から地理や歴史に至るまで、ヨーロッパのあらゆる思想に影響を与えてきた力を生き生きと伝える。魅惑的な細部と人物像がひしめく本書は、北とは何か、なぜ南に住む人々をこれほど長く魅了し続けてきたのか、という問いを私たちに突きつける。


 本書は、かつてナチズムと共犯関係を結んだ北方幻想の基層に潜む諸言説を検討する一方で、今日のポピュリズム政治家の台頭や気候変動といった惑星危機に際して新たな世界像を開扉する契機を含んでいる。読者諸賢には、入り口は幻想でも憧憬でも何でも結構、「北方」への関心を足がかりに惑星規模の問題へと想像力を拡張し、ともに未来の世界を創っていければと念願するのである。



「北方」がその特権的な領域イメージを獲得するに至った歴史過程を辿り直すことは、新しい世界理解に向けて大きな示唆を与えることだろう。「訳者解説」より


北方の一角獣
既知世界の境を超えて
日出づる処に向かって左
白夜の国々への険難な旅
北方のワンダーランド
南方に倦み疲れて――北方との新たな熱愛
北欧神話の発見
詐欺師と盲目の吟遊詩人
北極の匂い
東が北だった時代
風土が人間を作る
神と悪魔の跳梁
「北方に向かってその一端を投げるがよい」
人類学の揺籃という胡乱さ
先住民の戦術
はるかなる北極海の島
ヴィクトリア朝人とヴァイキング
北極偏愛とアメリカの発見
劇的なる絶壁、変幻自在の波
「後生だから、下を見ないように!」
北の最果て
世紀末(Fin de Siècle)広大なる海と風!
北欧気質を育むということ
「人種科学」という地獄
南方における「アーリア」の兄弟
反ファシズムの防塁、その名はスカンディナヴィア
第二次世界大戦まで
冷たい黙示録へのはてしなき憧れ
畢竟聖書こそ義なれ
真の北方
最後のダイヤモンド

謝辞
訳注
文献

訳者解題――「北」を喪ったのち、世界をいかに語るか

目次

北方の一角獣
既知世界の境を超えて
日出づる処に向かって左
白夜の国々への険難な旅
北方のワンダーランド
南方に倦み疲れて――北方との新たな熱愛
北欧神話の発見
詐欺師と盲目の吟遊詩人
北極の匂い
東が北だった時代
風土が人間を作る
神と悪魔の跳梁
「北方に向かってその一端を投げるがよい」
人類学の揺籃という胡乱さ
先住民の戦術
はるかなる北極海の島
ヴィクトリア朝人とヴァイキング
北極偏愛とアメリカの発見
劇的なる絶壁、変幻自在の波
「後生だから、下を見ないように!」
北の最果て
世紀末(Fin de Siècle)広大なる海と風!
北欧気質を育むということ
「人種科学」という地獄
南方における「アーリア」の兄弟
反ファシズムの防塁、その名はスカンディナヴィア
第二次世界大戦まで
冷たい黙示録へのはてしなき憧れ
畢竟聖書こそ義なれ
真の北方
最後のダイヤモンド

謝辞
訳注
文献

訳者解題――「北」を喪ったのち、世界をいかに語るか

著者プロフィール

ベアント・ブルンナー  (ベアント ブルンナー)  (

[著]ベアント・ブルンナー
イスタンブールとベルリンを往還し、文学、歴史、科学にまたがる多数の話題書を発表。バード大学大学院センター、カーネギー自然史博物館、アメリカ自然史博物館、ワシントンD. C. とサンフランシスコのゲーテ・インスティトゥート、バンクロフト図書館、カリフォルニア大学バークレー校植物園で講師を務める。

奥山裕介  (オクヤマ ユウスケ)  (

[訳]奥山裕介
スカンディナヴィア文学専攻。デンマーク政府奨学金給付生としてコペンハーゲン大学人文学科に留学ののち、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。訳書にイェンス・ピータ・ヤコブセン『ニルス・リューネ』(幻戯書房、2021 年)、M・W・スワーンベリ『Åren』(LIBRAIRIE6、2023 年増補改訂新装版)がある。集英社『すばる』2024 年12 月号より、「トランスプランターズ――〈果樹園〉を継ぐ者たちのデンマーク文学」を隔月連載。

上記内容は本書刊行時のものです。