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SNSと交換様式 物江 潤(著) - 春秋社
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SNSと交換様式 (エスエヌエストコウカンヨウシキ) しらけるという倫理にむけて (シラケルトイウリンリニムケテ)

社会一般
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発行:春秋社
四六判
縦189mm 横129mm 厚さ17mm
重さ 255g
216ページ
定価 2,200 円+税   2,420 円(税込)
ISBN
978-4-393-33423-2   COPY
ISBN 13
9784393334232   COPY
ISBN 10h
4-393-33423-X   COPY
ISBN 10
439333423X   COPY
出版者記号
393   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年5月20日
書店発売日
登録日
2026年4月17日
最終更新日
2026年5月16日
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紹介

炎上、デマ、フェイクニュース、扇動、分断、ポピュリズム……「不安定こそが正常」である過激なSNS社会、いまわれわれに求められる倫理とはなにか? 柄谷「交換様式論」を用いながら、SNS社会の構造や問題点を根本から考察する先駆的試み。

武田徹氏(ジャーナリスト・専修大学教授)推薦。
「柄谷「交換様式論」がSNS社会の分析にここまで使えるとは!
精緻にして斬新な議論が近未来への確かな処方箋を描き出す。」

目次

はじめに

第一章 交換様式論からSNSを考える
 SNSは社会である
 柄谷行人の交換様式論
 Dという謎
 霊的な力はどのようにして生じるか
 過剰な交換が邪神を生む
 構造機能主義という古典理論
 完全な抽象物が発する霊的な力
 不安定が正常であるSNS
 保守という名の空虚なシニフィアン
 宛名が変わった空虚なシニフィアン
 空虚なシニフィアンの増殖プロセス
 空虚なシニフィアンという無定義用語
 革新という空虚なシニフィアン
 外の世界に拡張していくB
 進行する危機
 矛盾を生み出し補修する
 亀裂をつけ狙うプロパガンダ
 柄谷の予言
 衝迫としてのD
 統制的理念としてのX

第二章 瓦礫の山――SNSが生み出したもの
 進歩史観の復活
 進歩史観が隠蔽するもの
 第一幕 SNS民主主義の崩壊と炎上文化の誕生
 日本における遅れた到来
 暴走する正義と冤罪
 第二幕 政治の分断と暴力
 猛威を振るいだす陰謀論
 空虚なシニフィアンによるラベリング
 日本の政治空間の分断
 暴力を生んだ空虚なシニフィアン
 第三幕 破壊される民主主義の制度
 日本において揺らぐ民主主義と選挙
 同じ構造から拡大していく災厄

第三章 しらけるという倫理
 無償労働を強いられるユーザー
 様々な次元における「しらけるという倫理」
 人間を「動物」に還元するSNS
 人格を守るための情緒の供給
 言葉の来歴を問う
 善意が構造を温存する
 企業と物神
 企業における「しらける」という生存戦略
 ABCと二重の物神
 空虚なシニフィアンという地雷
 しらけるという企業連合の可能性

第四章 時間的社会という希望
 未来からの「返礼」を待つ
 現在から未来への贈与
 なぜ診断と記録だけでは不十分なのか
 ベヒモス憲法の本質
 デジタル・ルニーミードの誓い
 超越論的シニフィアンとしてのX
 空白を強引に埋め尽くす悪いケース(形而下化)
 良いケース(形而上への留保)
 空白に対する二重の態度
 不完全さを引き受ける
 ベヒモス憲法(草案)
 欧州の規制との決定的な違い
 システム暴走に関する国民・国家・プラットフォーマー・企業の共同宣言(草案)
 仮説構成体をつくり社会を組み替える
 未来への賭けとボトルメール

第五章 空気という名の空白
 二つの怪物による挟撃
 空白と空気の正体
 東京電力を支配した空気
 媒介者たちの「三つの裏切り」
 空白としての王座に座る資格
 二重の超越論的シニフィアン
 日常に潜む関係性による定義
 認識を贈与するために

補章 交換様式論の拡張について
 生産様式を交換様式に変換する
 科学としての交換様式論
 霊的な力が生じるプロセス
 物語を駆動する空虚なシニフィアン
 DとXの分類
 超時交換とD衝迫
 Uの恣意性について
 「正しさ」を自ら選び取る責任
 原始キリスト教としての少数者

おわりに
主要参考文献
あとがき
索引

著者プロフィール

物江 潤  (モノエ ジュン)  (

福島県喜多方市生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒業。東北電力を経て松下政経塾に入塾。『SNS選挙という罠』(平凡社新書)で尾崎行雄記念財団「咢堂ブックオブザイヤー 2025」選挙部門大賞を受賞。著書に『デマ・陰謀論・カルト――スマホ教という宗教』(新潮新書)、『現代人を救うアンパンマンの哲学』(朝日新書)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。