版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
ニコライ・アストルップ トーヴェ・ハウグスボー(著・監修) - 国書刊行会
..
詳細画像 0
【書影利用可否不明】

ニコライ・アストルップ (ニコライアストルップ) 創造する庭 (ソウゾウスルニワ)

芸術
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:国書刊行会
A4変型判
304ページ
定価 3,000 円+税   3,300 円(税込)
ISBN
978-4-336-07906-0   COPY
ISBN 13
9784336079060   COPY
ISBN 10h
4-336-07906-4   COPY
ISBN 10
4336079064   COPY
出版者記号
336   COPY
Cコード
C0071  
0:一般 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年11月20日
発売予定日
登録日
2026年10月29日
最終更新日
2026年10月29日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

ノルウェーの自然に根ざし、独自の芸術世界を築いた画家ニコライ・アストルップ(1880–1928)。
20世紀初頭のノルウェーを代表する芸術家であり、近年世界的に評価が高まりつつあるアストルップの日本初となる本格的画集。【回顧展「ニコライ・アストルップ 創造する庭」公式図録】

山々に囲まれた西ノルウェーの湖畔の村、ヨルステル。アストルップは生涯にわたって故郷の風土を深く愛し、刻々と表情を変える自然とそこに暮らす人々の営みを描き続けた。鮮烈な色彩と自由な造形によって描き出された風景には、自然の生命力と、土地に根ざした人々の記憶や感情が息づいている。
アストルップの芸術を理解するうえで欠かせないのが、彼が丹精込めて造り上げた「庭」の存在である。自宅の庭で、彼は自ら土を耕し植物を育てた。そこは一家の食卓を支える場であると同時に、尽きることのない芸術的インスピレーションの源でもあった。自然を単に描くのではなく、土に触れ、季節の移ろいを全身で感じながら制作する。その営みから生まれた作品には、独特の瑞々しさと生命感が満ちている。
また、アストルップはきわめて独創的な木版画家でもあった。浮世絵から影響を受けながらも、油絵具を用いて摺り、さらに彩色や加筆を施すなど独自の技法を探究した。同じ版木から生み出された作品でも、色彩や細部は一枚ごとに異なり、それぞれが一点ものの絵画のような個性を放っている。油彩画と木版画の境界を自在に行き来するその表現は際立ってユニークなものである。
本書では、濃密な色彩に満ちた油彩画をはじめ、木版画や版木、テキスタイル・デザインなどを通じてその創作の軌跡をたどる。自然と暮らし、庭づくりへの情熱、日本美術との出会い。多角的な視点から、これまで日本では知られてこなかった画家の豊かな芸術世界を紹介する。

【目次】
アストルップ断想(冨田 章)
ニコライ・アストルップ関連地図
❖1 イントロダクション─ニコライ・アストルップ
❖2 北欧の夜─光、影、季節
❖3 芸術家にして園芸家─ニコライ・アストルップの創造する庭
❖4 住まいを創る─ニコライ・アストルップと室内の芸術
ニコライ・アストルップの室内画(森本陽香)
家で学ぶということ─ローカルな実践とグローバルな影響(ケシア・E. ハルヴォシュルー)
❖5 変奏の版画─土地に根ざした芸術
ニコライ・アストルップの木版画 カーリ・グレーヴェ
アストルップの木版画と油彩画 橋口由依
*
ヨーロッパ美術におけるアストルップ─北欧の芸術家への道程(スサンナ・ペッテルソン)
ニコライ・アストルップ─その生涯と作品(トーヴェ・ハウグスボー)
アストルップとムンク─ノルウェーの二人の風景画家(一宮文香)
アストルップと日本(森 万由子)
ニコライ・アストルップ年代記
関連機関・美術館のご紹介
作品リスト

ブックデザイン=三木俊一(文京図案室)

目次

Fragmentary Thoughts on Nikolai Astrup (Akira Tomita)
アストルップ断想(冨田 章)

ニコライ・アストルップ関連地図

❖1
INTRODUCTION: NIKOLAI ASTRUP
イントロダクション─ニコライ・アストルップ

❖2
NORDIC NIGHTS: LIGHTS, SHADOW, AND SEASONALITY
北欧の夜─光、影、季節

❖3
THE ARTIST AND HORTICULTURIST: NIKOLAI ASTRUP’S GARDEN OF GROWTH
芸術家にして園芸家─ニコライ・アストルップの創造する庭

3a
THE PARSONAGE GARDEN, ÅLHUS
オールフース─牧師館の庭

3b
SANDALSTRAND
サンダルストラン

❖4
THE HOME AS A WORK OF ART: NIKOLAI ASTRUP AND THE ART OF INTERIORS
住まいを創る─ニコライ・アストルップと室内の芸術

ニコライ・アストルップの室内画(森本陽香)
家で学ぶということ─ローカルな実践とグローバルな影響(ケシア・E. ハルヴォシュルー)

❖5
PRINTS OF PLACE: SITE-SPECIFIC ART-MAKING
変奏の版画─土地に根ざした芸術

ニコライ・アストルップの木版画 カーリ・グレーヴェ
アストルップの木版画と油彩画 橋口由依

*

ヨーロッパ美術におけるアストルップ─北欧の芸術家への道程(スサンナ・ペッテルソン)
ニコライ・アストルップ─その生涯と作品(トーヴェ・ハウグスボー)
アストルップとムンク─ノルウェーの二人の風景画家(一宮文香)
アストルップと日本(森 万由子)
ニコライ・アストルップ年代記
関連機関・美術館のご紹介

*

Astrup in the Context of European Art: Becoming an Artist in the North (Susanna Pettersson)
Nikolai Astrup’s Art and Life (Tove Haugsbø)
Nikolai Astrup and Edvard Munch: Two Norwegian Landscapists (Fumika Ichinomiya)
Nikolai Astrup and Japan (Mayuko Mori)
The Interior Paintings by Nikolai Astrup (Haruka Morimoto)
Learning at Home: Local Practice and Global Impulses (Kesia E. Halvorsrud)
Nikolai Astrup’s Woodcuts (Kari Greve)
The Woodcuts and Oil Paintings by Nikolai Astrup (Yui Hashiguchi)

Chapter Introductions
Work Commentary
Chronology
Presentations of Museums and Institutions
Bibliography
List of Works/作品リスト
About the Authors

著者プロフィール

トーヴェ・ハウグスボー  (トーヴェハウグスボー)  (著・監修)

トーヴェ・ハウグスボー
美術史家(PhD)、ニコライ・アストルップ研究センター所長、コーデ・ベルゲン美術館シニアキュレーター。ニコライ・アストルップについて幅広い調査研究の実績があり、アストルップに関する多数の編著書がある。

スサンナ・ペッテルソン  (スサンナペッテルソン)  (著・監修)

スサンナ・ペッテルソン
美術史家(PhD)、フィンランド文化財団准教授兼CEO。ストックホルム国立美術館の館長、ヘルシンキのアテネウム美術館の館長を歴任。

ケシア・E. ハルヴォシュルー  (ケシアハルヴォシュルー)  (著)

ケシア・E. ハルヴォシュルー
美術史家(PhD)、コーデ・ベルゲン美術館研究員、ニコライ・アストルップ研究センター研究員。ニコライ・アストルップの芸術に関する調査研究、資料編纂、目録化をおこない、特に版画作品を重点的に扱っている。アストルップに関する出版に多数の協力実績がある。

カーリ・グレーヴェ  (カーリグレーヴェ)  (著)

カーリ・グレーヴェ
紙作品修復家、ノルウェー国立美術館前職。紙作品を専門とする修復家であり、紙作品の修復・技法調査・研究において広範囲にわたる実績をもつ。ノルウェー国立美術館でさまざまな役職を歴任。修復および紙に関する幅広い出版物への寄稿多数。著書に『ニコライ・アストルップ全作品 木版画編』(2010年)。

冨田章  (トミタアキラ)  (著)

冨田章
美術史家、東京ステーションギャラリー館長。専門は日本、フランス、ベルギーの近代美術史。おもな著書に『偽装された自画像』(2014年)、担当したおもな展覧会に「シャガール 三次元の世界」展(2017年)、「メスキータ」展(2019年)などがある。

森本陽香  (モリモトハルカ)  (著)

森本陽香
名古屋市美術館学芸員。専門は西洋近代美術、現代美術、デザイン。担当したおもな展覧会に、「福田美蘭 美術って、なに?」(2023年)、「藤田嗣治 絵画と写真」(2025年)、「スウェーデン・テキスタイル 暮らしと自然に息づく北欧デザイン」(2026年)などがある。

橋口由依  (ハシグチユイ)  (著)

橋口由依
神奈川県立近代美術館学芸員(保存修復担当)。専門は油彩画の保存修復。担当したおもな展覧会に「鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」(2024年)、「川口起美雄 Thousands are Sailing」(2025-26年)などがある。

一宮文香  (イチミヤフミカ)  (著)

一宮文香
山口県立美術館学芸員。専門はイタリア近代美術。担当したおもな展覧会に「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」(2026年)がある。

森万由子  (モリマユコ)  (著)

森万由子
東京ステーションギャラリー学芸員。専門はフランス近代美術。おもな著書・論文に「モーリス・ドニの公共建築装飾」(2023年)、『近代都市と絵画 パリからニューヨークへ』(共著、2024年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。