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核兵器のない世界へ 勇気ある平和国家の志 岸田 文雄(著/文) - 日経BP
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核兵器のない世界へ 勇気ある平和国家の志 (カクヘイキノナイセカイヘユウキアルヘイワコッカノココロザシ)

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発行:日経BP
四六判
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-296-10697-4   COPY
ISBN 13
9784296106974   COPY
ISBN 10h
4-296-10697-X   COPY
ISBN 10
429610697X   COPY
出版者記号
296   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年10月7日
最終更新日
2020年10月7日
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書評掲載情報

2023-05-13 日本経済新聞  朝刊
評者: 阪田恭代(神田外語大学教授)
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紹介

第2次世界大戦後の保守本流の流れを汲み、また、被爆から75年という節目を迎えた広島出身の政治家として、「核兵器のない世界」へ、未来に向けてどう取り組むか―――これからの日本が目指すべき姿を、岸田文雄氏が自ら書き下ろした渾身の1冊。

ロナルド・レーガン、ミハイル・ゴルバチョフ、そしてバラク・オバマといった指導者たちがこれまで幾度となく、「核全廃」という名の松明を掲げ、挑戦してきた。しかし、その勇気ある行動は常に国際政治の厳しい現実に翻弄され続けている。その松明が細っている今、「この手にしっかりと引き継ぎたい」という政治家としての信念をつづる。同時に、政治家を志した理由。理想と現実の間で、政治家が迫られる決断の難しさ。政治家として夢を、その半生を通して語る。

2016年に外務大臣として実現させた米オバマ大統領(当時)の広島訪問はじめ、4年7ヵ月の外相経験を通して、米国、英国、ロシア、中国をはじめ世界の首脳と築いてきた人間関係。数々の具体的な交渉エピソードを題材にして、孤立、分断化が進む世界で、なぜ「協調」をテーマとした政治、外交が肝要かを、改めてひもとく。

吉田茂以来、脈々と受け継がれてきた、戦後保守本流の流れを汲み、近年の日本の政治、外交の現場を知る著者の証言は、歴史の記録としても貴重な1冊である。

目次

第1章 故郷・広島への思い
第2章 保守本流の矜持
第3章 核廃絶のリアリズム
第4章 核の傘と非核三原則
第5章 岸田イニシアティブ

著者プロフィール

岸田 文雄  (キシダフミオ)  (著/文

1957(昭和32)年生まれ。自由民主党所属の衆議院議員(9期)、自由民主党政務調査会長、宏池会会長(第9代)。 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、規制改革、国民生活、再チャレンジ、科学技術政策)、外務大臣(第143代・第144代)、防衛大臣(第16代)、自民党国会対策委員長、自民党たばこ議員連盟副会長などを歴任。

上記内容は本書刊行時のものです。