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戦後フランス中央集権国家の変容 中山 洋平(著) - 東京大学出版会
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戦後フランス中央集権国家の変容 (センゴフランスチュウオウシュウケンコッカノヘンヨウ) 下からの分権化への道 (シタカラノブンケンカヘノミチ)

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A5判
370ページ
価格 7,800円+税
ISBN
978-4-13-036264-1   COPY
ISBN 13
9784130362641   COPY
ISBN 10h
4-13-036264-X   COPY
ISBN 10
413036264X   COPY
出版者記号
13   COPY
Cコード
C3031  
3:専門 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年12月1日
書店発売日
登録日
2017年12月26日
最終更新日
2018年6月19日
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紹介

フランスの中央集権体制はいつ,いかにして変容し,地方分権化へと至ったのか.中央集権型の中央地方関係は,保守長期政権下の高度成長期に下から掘り崩され,70年代末には地方分権化が避けて通れなくなったことを,一次資料を駆使して明らかにする.

目次

序 章
 第1節 課題設定:保守長期政権下における中央地方関係の変容
 第2節 分析の意義
 第3節 地方インフラ整備事業に対する統制手段:公的資金と専門能力

第1部 地方インフラ整備事業をめぐる中央統制の盛衰

第1章 公的金融機関CDCの台頭と戦後集権体制の起源
 第1節 地方インフラ整備事業とその担い手 
 第2節 戦間期の「公共サーヴィス」膨張とCDC
 第3節 人民戦線政権との対決
 第4節 1950年代の混乱とCDCの覚醒

第2章 高度成長期における官僚統制の後退
 第1節 1960年代:資金配分統制から都市計画へ
 第2節 1970年代:包括化・市場化への道

第2部 都市開発における自律性の条件:地方都市の事例分析

第3章 グルノーブルとサンテティエンヌの比較:仮説の提示
 第1節 サンテティエンヌ都市圏における官僚支配
 第2節 グルノーブル都市圏における自律の基礎
第4章 ブルターニュ開発の中のレンヌ都市圏:仮説の吟味
 第1節 恵まれた初期条件
 第2節 CDC系地域開発会社をめぐる力学
 第3節 1960年代前半:都市開発をめぐる綱引き
 第4節 上からの広域化とフレヴィル市政の自律性喪失

終 章
 第1節 ミッテラン分権化への道
 第2節 日仏比較への示唆

Who Defeated the Jacobin State?: Path to Decentralization from Below in Postwar France
Yohei NAKAYAMA

著者プロフィール

中山 洋平  (ナカヤマ ヨウヘイ)  (

東京大学大学院法学政治学研究科教授

上記内容は本書刊行時のものです。