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堤中納言物語
発行:中央公論新社
A5判
272ページ
定価
1,500 円+税
1,650 円(税込)
- 書店発売日
- 2020年9月9日
- 登録日
- 2020年8月8日
- 最終更新日
- 2020年8月8日
書評掲載情報
2021-05-30 |
読売新聞
朝刊 評者: 佐藤信(東京大学名誉教授・古代史学者) |
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紹介
『堤中納言物語』は一〇世紀から一四世紀の作と推測される一〇の短篇と「冬ごもる…」にはじまる数行の断章からなる短篇物語集である。全作品中、「逢坂越えぬ権中納言」は天喜三(西暦一〇五五)年の小式部作と判明しているが、その他の作者や編者・編年については定説がない。作品の順序や表題も写本により異なるが、本書では松平忠房旧蔵本に従った。
「虫めづる姫君」などに見られる短篇独特の機知とユーモア、奇抜な構成の際だつ本篇は平安の物語文学の豊饒さを十分にうかがわせる。
上記内容は本書刊行時のものです。