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雪の階(上) 奥泉 光(著/文) - 中央公論新社
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雪の階(上) (ユキノキザハシ(ジョウ))

文庫
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文庫判
384ページ
定価 800円+税
ISBN
978-4-12-206999-2   COPY
ISBN 13
9784122069992   COPY
ISBN 10h
4-12-206999-8   COPY
ISBN 10
4122069998   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1193  
1:教養 1:文庫 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年11月7日
最終更新日
2020年12月5日
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紹介

昭和十年、秋。笹宮惟重伯爵を父に持ち、女子学習院高等科に通う惟佐子は、親友・宇田川寿子の心中事件に疑問を抱く。冨士の樹海で陸軍士官・久慈とともに遺体となって発見されたのだが、「できるだけはやく電話をしますね」という寿子の手による仙台消印の葉書が届いたのだ――。富士で発見された寿子が、なぜ、仙台から葉書を出せたのか? この心中事件の謎を軸に、ドイツ人ピアニスト、探偵役を務める惟佐子の「おあいてさん」だった女カメラマンと新聞記者、軍人である惟佐子の兄・惟秀ら多彩な人物が登場し、物語のラスト、二・二六事件へと繋がっていく――。

著者プロフィール

奥泉 光  (オクイズミヒカル)  (著/文

奥泉光

1956年2月6日山形県東田川郡に生まれる。国際基督教大学大学院比較文化研究科修了。1993年『ノヴァーリスの引用』(新潮社)で野間文芸新人賞、瞠目反文学賞受賞。1994年『石の来歴』(文藝春秋)で芥川賞受賞。他の著書に『「吾輩は猫である」殺人事件』(新潮社)、『グランド・ミステリー』(角川書店)、『葦と百合』『バナールな現象』『鳥類学者のファンタジア』(集英社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。