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日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実
発行:中央公論新社
新書判
248ページ
定価
820 円+税
902 円(税込)
- 書店発売日
- 2017年12月21日
- 登録日
- 2017年11月14日
- 最終更新日
- 2025年1月10日
書評掲載情報
2025-05-17 | 日本経済新聞 朝刊 |
2018-12-23 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 中村彰彦(作家) |
2018-08-04 | 日本経済新聞 朝刊 |
2018-06-23 |
朝日新聞
朝刊 評者: 一ノ瀬俊也(埼玉大学教授・日本近現代史) |
2018-01-21 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
新書大賞受賞
第30回アジア・太平洋賞特別賞受賞
310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。
異常に高率の餓死、30万人を超えた海没死、戦場での自殺・「処置」、特攻、劣悪化していく補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。
勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験をせざるを得なかった現実を描く。
目次
【目 次】
はじめに
序 章 アジア・太平洋戦争の長期化
第1章 死にゆく兵士たち――絶望的抗戦期の実態Ⅰ
1 膨大な戦病死と餓死
2 戦局悪化のなかの海没死と特攻
3 自殺と戦場での「処置」
第2章 身体から見た戦争――絶望的抗戦期の実態Ⅱ
1 兵士の体格・体力の低下
2 遅れる軍の対応-栄養不足と排除
3 病む兵士の心――恐怖・疲労・罪悪感
4 被服・装備の劣悪化
第3章 無残な死、その歴史的背景
1 異質な軍事思想
2 日本軍の根本的欠陥
3 後発の近代国家――資本主義の後進性
終 章 深く刻まれた「戦争の傷跡」
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。