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出版者情報
きらん風月
発行:講談社
46変形
256ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2024年1月24日
- 登録日
- 2023年12月6日
- 最終更新日
- 2024年4月15日
書評掲載情報
2024-05-05 |
読売新聞
朝刊 評者: 長田育恵(劇作家・脚本家) |
2024-02-24 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2024-02-04 |
産經新聞
朝刊 評者: 細谷正充(文芸評論家) |
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紹介
筆という卵が生み出すのは、武者か美女か、それとも鬼か。東海一の文化人と、松平定信の交流が心を揺さぶる。──直木賞受賞第一作!
かつては寛政の改革を老中として推し進めた松平定信は、60を過ぎて地元・白河藩主の座からも引退した。いまは「風月翁」とも「楽翁」とも名乗って旅の途次にある。その定信が東海道は日坂宿の煙草屋で出会ったのが栗杖亭鬼卵。東海道の名士や文化人を伝える『東海道人物志』や尼子十勇士の物語『勇婦全傳繪本更科草子』を著した文化人だ。片や規律正しい社会をめざした定信に対し、鬼卵は大坂と江戸の橋渡し役となる自由人であり続けようとした。鬼卵が店先で始めた昔語りは、やがて定信の半生をも照らし出し、大きな決意を促すのだった……。
上記内容は本書刊行時のものです。