版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
最後のクレイジー 犬塚弘  ホンダラ一代、ここにあり! 犬塚 弘(著) - 講談社
..
詳細画像 0
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

最後のクレイジー 犬塚弘  ホンダラ一代、ここにあり! (サイゴノクレイジーイヌズカヒロシホンダライチダイココニアリ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:講談社
四六判
226ページ
定価 1,500 円+税   1,650 円(税込)
ISBN
978-4-06-218447-2   COPY
ISBN 13
9784062184472   COPY
ISBN 10h
4-06-218447-8   COPY
ISBN 10
4062184478   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2013-08-25 朝日新聞
評者: いとうせいこう(作家)
MORE
LESS

紹介

1960年代のニッポンで、数々のテレビ番組や歌、映画で、子供からお年寄りまであらゆる世代に、笑いと明るい希望をもたらした“ハナ肇とクレイジー・キャッツ”。そのメンバーで存命なのは犬塚弘ただ一人。犬塚弘は2013年、84歳を迎えたが、なお精力的に活動していて、クレイジーの誕生から全盛期にいたる活動、メンバーたちについて語ることのできる唯一の存在である。
本書は、その犬塚氏を娯楽映画研究家の佐藤利明氏が長時間取材し、いまだ知られざるクレイジーのエピソードや、犬塚弘氏自身の生い立ちから現在に至るまでを語り、そして犬塚氏がいかにクレイジーと共に生き続けてきているのかを通して、いつの時代になってもその輝きを失わないクレイジー・キャッツの永遠の魅力を解き明かしていこうとする、自伝かつエッセイ。これは、閉塞したいまの時代へ向けた輝けるメッセージだ。
本書では昭和20年代のジャズ・ブームから、昭和30年のクレイジー結成秘話、そして伝説のテレビ・バラエティ「おとなの漫画」「シャボン玉ホリデー」などの舞台裏が縦横無尽に語り尽くされている。クレイジーのメンバーは、いずれも一流のジャズ・ミュージシャンばかり。結成当時30代だった彼らは、揃いのスーツに身を包み、アメリカナイズされたスマートさで、ジャズをコミカルに演奏し、テレビでコントを演じた。そして敗戦後の日本でエンタテインメントの一翼を担い、コミック・バンドとして、コメディ・グループとして、テレビ・バラエティの黄金時代を築いたパイオニアでもある。 そのクレイジーが駆け抜けた1950年代から1970年代にかけて、そしてメンバーそれぞれが俳優として活動していく1980年代から現在までが、ここでは豊富なエピソードとともに語られている。
 聞き手・構成はクレイジーの植木等、谷啓らに取材を重ね、クレイジーの音楽、映像ソフトや研究書をプロデュースしてきた娯楽映画研究家の佐藤利明氏。2013年1月から3月にかけて、東京新聞夕刊に連載され、大きな評判を呼んだ「この道 犬塚弘 最後のクレイジー」に大幅加筆されたものである。
知られざるエピソード、爆笑秘話、そして仲間たちへの想いが満載。最後のクレイジー・キャッツのメンバーが語る、ニッポン・エンタテインメント史からの永遠なるメッセージ!

目次

序章 犬塚ヒロムという男
第1章 ヘイ、クレイジー
第2章 ジャズからコメディへ
第3章 「シャボン玉ホリデー」と「スーダラ節」
第4章 ニッポン「クレイジー」時代
第5章 ジャパニーズ・インディアン
第6章 それぞれの歩みへ 第二の人生
最終章 いつまでも、クレイジー

著者プロフィール

犬塚 弘  (イヌヅカ ヒロシ)  (

いぬづか・ひろし 1929年生まれ。コメディアン。IBMを経て、ハワイアンバンドでベースを担当。その後ハナ肇の誘いでキューバンキャッツ(クレイジー・キャッツの前身)結成に参加。植木等、ハナ、谷啓に次ぐ『第4の男』として映画主演作も。その後俳優として「男はつらいよ」シリーズなどで地位を確立。現在、80歳を超えてラジオレギュラーなどでなお活躍中。

さとう・としあき 1963年生まれ。娯楽映画研究家。昭和30年代、40年代のテレビ、映画、ヒット曲B級文化を論じ、日本人が子供のとき体験して琴線に触れた「感動」を掘り起こし共有化する作業をライフワークとしている。編著作に、『無責任グラフィティクレージー映画大全』『植木等ショー!クレージーTV大全』など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。