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出版者情報
あひる
発行:KADOKAWA
文庫判
176ページ
定価
520円+税
- 初版年月日
- 2019年1月25日
- 書店発売日
- 2019年1月24日
- 登録日
- 2018年11月27日
- 最終更新日
- 2019年1月18日
書評掲載情報
2019-07-14 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2019-02-16 |
朝日新聞
朝刊 評者: 辻山良雄(書店「Title」店主) |
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紹介
我が家にあひるがやってきた。知人から頼まれて飼うことになったあひるの名前は「のりたま」。娘のわたしは、2階の部屋にこもって資格試験の勉強をしている。あひるが来てから、近所の子どもたちが頻繁に遊びにくるようになった。喜んだ両親は子どもたちをのりたまと遊ばせるだけでなく、客間で宿題をさせたり、お菓子をふるまったりするようになる。しかし、のりたまが体調を崩し、動物病院へ運ばれていくと子どもたちはぱったりとこなくなってしまった。2週間後、帰ってきたのりたまは、なぜか以前よりも小さくなっていて……。なにげない日常に潜む違和感と不安をユーモラスに切り取った、河合隼雄物語賞受賞作。
解説「今村夏子は何について書いているのか」(西崎憲)収録。
上記内容は本書刊行時のものです。