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村上春樹は、むずかしい 加藤 典洋(著) - 岩波書店
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村上春樹は、むずかしい (ムラカミハルキハムズカシイ)

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発行:岩波書店
新書判
縦180mm
256ページ
定価 800 円+税   880 円(税込)
ISBN
978-4-00-431575-9   COPY
ISBN 13
9784004315759   COPY
ISBN 10h
4-00-431575-1   COPY
ISBN 10
4004315751   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0293  
0:一般 2:新書 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2015年12月
書店発売日
登録日
2016年1月28日
最終更新日
2024年5月27日
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書評掲載情報

2023-05-13 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 横尾和博(文芸評論家)
2016-02-28 毎日新聞
評者: 橋爪大三郎(社会学者)
2016-01-29 週刊読書人
評者: 編集部
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目次

はじめに 野球帽をかぶった文学?

第1部 否定性のゆくえ 1979─87年

Ⅰ 否定性と悲哀──『風の歌を聴け』の画期性
 1 肯定性の肯定──「気分が良くて何が悪い?」
 2 「新しい天使」と風の歌

Ⅱ 戦う小説家──初期
 3 中国へのまなざし──「中国行きのスロウ・ボート」
 4 貧しい人々と小さな隣人──「貧乏な叔母さんの話」
 5 「内ゲバ」の死者への関心──「ニューヨーク炭鉱の悲劇」

Ⅲ 個の世界──前期
 6 ポストモダン社会と抵抗──「パン屋襲撃」と「パン屋再襲撃」
 7 否定性から内閉性へ──『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と「ファミリー・アフェア」

第2部 磁石のきかない世界で 1987─99年

Ⅳ 対の世界──中期
 8 恋愛小説の誕生──『ノルウェイの森』
 9 『ねじまき鳥クロニクル』の歴史記述

Ⅴ 時代とのせめぎあい──転換期
 10 一九九五年の態度変更──「めくらやなぎと、眠る女」
 11 村上春樹、武装解除される──『アンダーグラウンド』

第3部 闇の奥へ 1999─2010年

Ⅵ 父と子の基軸──後期
 12 もっと小さく、もっと遠く。──『スプートニクの恋人』と『神の子どもたちはみな踊る』
 13 換喩と異界と「全体的な喩」──『海辺のカフカ』と『アフターダーク』
 14 まだ書き終えられていないこと──『1Q84』

終りに 「大きな主題」と「小さな主題」──三・一一以後の展開
あとがき

著者プロフィール

加藤 典洋  (カトウ ノリヒロ)  (

加藤典洋 (かとうのりひろ)
1948年山形県生まれ.東京大学文学部仏文科卒業.
現在,文芸評論家,早稲田大学名誉教授.
著書─『言語表現法講義』(岩波書店,第10回新潮学芸賞)
   『敗戦後論』(ちくま学芸文庫,第9回伊藤整文学賞)
   『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(朝日新聞社/講談社,両著で第7回桑原武夫学芸賞)
   『僕が批評家になったわけ』(岩波書店)
   『3.11 死に神に突き飛ばされる』(岩波書店)
   『ふたつの講演 戦後思想の射程について』(岩波書店)
   『人類が永遠に続くのではないとしたら』(新潮社)
   『戦後入門』(ちくま新書)など,多数.

上記内容は本書刊行時のものです。