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関孝和全集 上野 健爾(著) - 岩波書店
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関孝和全集 (セキタカカズセンシュウ)

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発行:岩波書店
菊判
縦220mm 横152mm 厚さ140mm
重さ 4400g
4064ページ
定価 250,000 円+税   275,000 円(税込)
ISBN
978-4-00-091328-7   COPY
ISBN 13
9784000913287   COPY
ISBN 10h
4-00-091328-X   COPY
ISBN 10
400091328X   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0000  
0:一般 0:単行本 00:総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年10月6日
書店発売日
登録日
2023年9月4日
最終更新日
2024年10月24日
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紹介

近世日本の数学者、関孝和は中国伝統数学を引き継ぎ大きく発展させた。一般論こそ重要であるとした漢字文化圏最初の数学者である関の実像が、新史料の発掘・再発見と緻密な史料批判を反映して初めて浮かび上がる。数学・暦学の著作の解説・現代語訳・訓読・影印に加え、多彩な参考資料と年表、用語辞典を備えた決定版。

第1巻 現代語訳
総解説では関の生涯、著作、数学の概要に加え、「解見題之法」の著者に関する疑義、東アジア数学の技法について取り上げた。現代語訳は原文を読む手助けとなるような精確な訳文を目指した。年表の各記述は関の事績、関・内山家の動向、門人の活動から西洋の関連事績まで類別して掲載。用語辞典では用例を挙げつつ説明した。

第2巻 訓読
関の著作はすべて漢文体のため、第一巻の現代語訳とは別に訓読を付す。訓読は、諸本を校合して確定した校合文に基づき、原文に訓点が付されている場合は原則としてそれに従って作成。著作の様態を確認できるよう影印も掲げる。訓読・影印を現代語訳と対照することで関の用語法や文章の微細なニュアンスを確認できる。

第3巻 資料
関とその門弟の算学・暦学・度量衡資料と関の伝記に関わる多彩な資料を収録。算学資料として『楊輝算法』の訓読や「大成算経」「綴術算経」などの影印、暦学・度量衡資料として「天文大成三条図解」「関訂書」などの訓読、伝記資料として家系図、甲府藩での関の職務内容に関わる資料、算学書の関係記事などを収めた。

著者プロフィール

上野 健爾  (ウエノ ケンジ)  (

上野健爾(うえの けんじ)
四日市大学関孝和数学研究所長、京都大学名誉教授。専門は代数幾何・数学史。著書に『関孝和論序説』(本全集編者四名の共著、岩波書店)、『小平邦彦が拓いた数学』『円周率が歩んだ道』(以上、岩波書店)ほか。

小川 束  (オガワ ツカネ)  (

小川束(おがわ つかね)
四日市大学関孝和数学研究所副所長、同大学名誉教授、暁学園教育研究センター長。専門は数学史・数学教育。著書に『江戸時代の数学最前線──和算から見た行列式』(共著、技術評論社)、『和算──江戸の数学文化』(中公選書)ほか。

小林 龍彦  (コバヤシ タツヒコ)  (

小林龍彦(こばやし たつひこ)
前橋工科大学名誉教授、四日市大学関孝和数学研究所研究員。専門は和算史・科学史。著書に『三上義夫著作集 第二巻』(編集解説、日本評論社)、『徳川日本対漢訳西洋暦算書的受容』(上海交通大学出版社)ほか。

佐藤 賢一  (サトウ ケンイチ)  (

佐藤賢一(さとう けんいち)
電気通信大学大学院理工学研究科教授、四日市大学関孝和数学研究所客員研究員。専門は科学史・和算史。著書に『近世日本数学史──関孝和の実像を求めて』(東京大学出版会)、『関流和算書大成関算四伝書』(共編、勉誠出版)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。