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半七捕物帳 年代版〈2〉 岡本綺堂(著/文) - まどか出版
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半七捕物帳 年代版〈2〉 (ハンシチトリモノチョウ ネンダイバンニ) 怨讐渦巻く江戸の闇――暗夜を翔る半七 (オンシュウウズマクエドノヤミ アンヤヲカケルハンシチ)

文芸
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発行:まどか出版
四六判
352ページ
上製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-944235-60-5   COPY
ISBN 13
9784944235605   COPY
ISBN 10h
4-944235-60-7   COPY
ISBN 10
4944235607   COPY
出版者記号
944235   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2012年3月
書店発売日
登録日
2012年2月14日
最終更新日
2012年10月19日
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紹介

本シリーズは『半七捕物帳』の各編を事件発生順に収録しました。著者である岡本綺堂は明治初年の生まれ。江戸を肌で知る人達のなかで育った故、『半七捕物帳』は江戸情緒を豊かに感じる時代小説として、現在もたくさんの「捕物ファン」の心を惹きつけ離しません。本書は江戸地図、註釈、年表、舞台となった場所の現在の写真などを添え、半七が生き、躍動した江戸を浮かび上がらせます。散見される多くの難読字にはルビをふり、読みやすさも考慮しています。また本書には『半七捕物帳』を高座にかけている三遊亭圓橘氏が、噺家から見たその魅力について、解説文を寄せています。

目次

◆「半七先生」
◆「大森の鶏」
◆「唐人飴」
◆「青山の仇討」
◆「一つ目小僧」
◆「十五夜御用心」
◆「吉良の脇指」
◆「弁天娘」
◆「正雪の絵馬」

前書きなど

◎本文抜粋
 わたしがいつでも通される横六畳の座敷には、そこに少しく不釣合いだと思われるような大きい立派な額がかけられて、額には草書で『報恩額』と筆太にしるしてあった。嘉永庚戌、七月、山村菱秋書という落款で、半七先生に贈ると書いてあるのも何だかおかしいようにも思われた。この額のいわれを一度きいて見ようと思いながら、いつもほかの話にまぎれて忘れていたが、ある時ふと気がついてそれを言い出すと、老人は持っていた煙管でその額を指しながら大きく笑った・・・

版元から一言

◎ここがポイント
・捕物小説の嚆矢『半七捕物帳』が装い新たに登場
・本シリーズは物語のスタートとなる第一作「お文の魂」を冒頭におき、全69作品の各編を事件発生の年代順に収録しました(本書は「半七先生」「大森の鶏」「唐人飴」「青山の仇討」「一つ目小僧」「十五夜御用心」「吉良の脇指」「弁天娘」「正雪の絵馬」を収録)
・半七の生きた江戸を理解する一助として、註釈を多く付け、また年表、江戸地図を添えました

著者プロフィール

岡本綺堂  (オカモトキドウ)  (著/文

小説家、劇作家
1872年(明治5年)、英国公使館に勤める旧幕臣の長男として東京に生まれる。1890年(明治23年)、東京日日新聞に入社。やまと新聞社などを経て、24年間を記者として過ごす傍ら、戯曲「維新前後」「修禅寺物語」などを執筆し、新歌舞伎運動の劇作家として名を馳せる。1916年(大正5年)、海外探偵小説からヒントを得た『半七捕物帳』を書き始める。同書は断続しながらも21年間で69篇が発表され、捕物帳の元祖として現在も多くの読者を惹きつけている。1939年(昭和14年)、逝去。

上記内容は本書刊行時のものです。