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暴走してしまう「民意」
民主主義を担うには私たちは愚かすぎるのか
原書: Zu dumm für die Demokratie?
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2026年9月8日
- 登録日
- 2026年7月21日
- 最終更新日
- 2026年9月8日
書評掲載情報
| 2026-10-31 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
民意が危険なものとなったとき、
リベラル・デモクラシーをどう守るのか?
そこには、国民一人ひとりの覚悟が求められる。
過激な勢力に投票することは、単なる気まぐれや抗議の表現ではない。
選択肢がないという言い訳も通用しない。
民主主義にふさわしい道は、今もなお確実に私たちの前に存在している。
目次
訳者序文
序章
●有権者は常に正しいのか
●多数は真理だ――それが民主主義の覚悟である
●民主主義とは何か
●俗悪民主主義への反逆
●「民意は神の声」などという甘ったれた幻想は、とうに崩れ去っている
第一章 わが意志が行われますように
●アテネからボンへ
●民主主義を唱えつつ、民主主義を殺す者たち
●「抑圧された民意」
●テューリンゲン州の事例
●真の民意とは何か
第二章 都市と地方、そして閉塞感
●社会という地獄のなかで
●地方対都市
●地方の過大評価
第三章 ポリクライシス(複合危機)時代の民主主義
●肝心なのは最終的な結果である
●四年前と比べて生活は良くなったか、それとも悪くなったか
●誰がこの「複合危機」を引き受けるのか
●ポピュリズムの代償
第四章 あなたたちが望むもの
●トランプ遊びをするか、それともアイスクリームを食べるか
●では、もし国民が愚かな幻想を信じてしまったら
●情報と偽情報
●政治にできること
第五章 民主主義を担うには私たちは愚かすぎるのか
●ボールとバットの話
●「野生の獣」としての人民
●政治について情報を得ようとしても割に合わない
第六章 民主主義の限界
●民主主義と議事規則
●民衆の単独支配に抗して
●民意を制度によって抑制する
●政治か、法か
●権力と競争
第七章 民主主義はいかにして生き延びるか
●共和国を守るための法律
●禁止措置は有効である
●自由民主主義の敵に対抗するための連携
●有権者には責任がない――なぜそう言えるのか
終章 民意が凶暴化するとき、リベラル・デモクラシーをいかに守るか
参考文献一覧
前書きなど
自由に対する責任について
責任を負うべきなのは政治家だけではない。有権者一人ひとりもまた、その責任を引き受けねばならないのだ。なぜなら、リベラルな民主主義は人びとの「姿勢」と「価値観」に支えられてこそ成り立つものであり、それを欠けば、単なる見せかけの装置に堕してしまうからである。――著者/マルク・シーリッツ
上記内容は本書刊行時のものです。

