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暴走してしまう「民意」 マルク・シーリッツ(著) - 同時代社
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暴走してしまう「民意」 (ボウソウシテシマウミンイ) 民主主義を担うには私たちは愚かすぎるのか (ミンシュシュギヲニナウニハワタシタチハオロカスギルノカ)
原書: Zu dumm für die Demokratie?

社会一般
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発行:同時代社
四六判
並製
価格 2,000 円+税   2,200 円(税込)
ISBN
978-4-86839-019-0   COPY
ISBN 13
9784868390190   COPY
ISBN 10h
4-86839-019-8   COPY
ISBN 10
4868390198   COPY
出版者記号
86839   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2026年7月21日
最終更新日
2026年9月8日
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書評掲載情報

2026-10-31 日本経済新聞  朝刊
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紹介

民意が危険なものとなったとき、
リベラル・デモクラシーをどう守るのか?
そこには、国民一人ひとりの覚悟が求められる。
過激な勢力に投票することは、単なる気まぐれや抗議の表現ではない。
選択肢がないという言い訳も通用しない。
民主主義にふさわしい道は、今もなお確実に私たちの前に存在している。

目次

 訳者序文

序章
 ●有権者は常に正しいのか
 ●多数は真理だ――それが民主主義の覚悟である
 ●民主主義とは何か
 ●俗悪民主主義への反逆
 ●「民意は神の声」などという甘ったれた幻想は、とうに崩れ去っている

第一章 わが意志が行われますように
 ●アテネからボンへ
 ●民主主義を唱えつつ、民主主義を殺す者たち
 ●「抑圧された民意」
 ●テューリンゲン州の事例
 ●真の民意とは何か

第二章 都市と地方、そして閉塞感
 ●社会という地獄のなかで
 ●地方対都市
 ●地方の過大評価

第三章 ポリクライシス(複合危機)時代の民主主義
 ●肝心なのは最終的な結果である
 ●四年前と比べて生活は良くなったか、それとも悪くなったか
 ●誰がこの「複合危機」を引き受けるのか
 ●ポピュリズムの代償

第四章 あなたたちが望むもの
 ●トランプ遊びをするか、それともアイスクリームを食べるか
 ●では、もし国民が愚かな幻想を信じてしまったら
 ●情報と偽情報
 ●政治にできること

第五章 民主主義を担うには私たちは愚かすぎるのか
 ●ボールとバットの話
 ●「野生の獣」としての人民
 ●政治について情報を得ようとしても割に合わない

第六章 民主主義の限界
 ●民主主義と議事規則
 ●民衆の単独支配に抗して
 ●民意を制度によって抑制する
 ●政治か、法か
 ●権力と競争

第七章 民主主義はいかにして生き延びるか
 ●共和国を守るための法律
 ●禁止措置は有効である
 ●自由民主主義の敵に対抗するための連携
 ●有権者には責任がない――なぜそう言えるのか

終章 民意が凶暴化するとき、リベラル・デモクラシーをいかに守るか

  参考文献一覧

前書きなど

自由に対する責任について
 責任を負うべきなのは政治家だけではない。有権者一人ひとりもまた、その責任を引き受けねばならないのだ。なぜなら、リベラルな民主主義は人びとの「姿勢」と「価値観」に支えられてこそ成り立つものであり、それを欠けば、単なる見せかけの装置に堕してしまうからである。――著者/マルク・シーリッツ

著者プロフィール

マルク・シーリッツ  (マルク シーリッツ)  (著)

マルク・シーリッツ(Mark Schieritz)
 ベルリンに拠点を置く『ディー・ツァイト(Die Zeit)』紙政治部の中枢に身を置く論客。ドイツとイギリスの学府で理論を鍛え上げたのち、金融という現実の修羅場に身を投じ、言葉と数字の両方で時代と格闘してきた。
 彼は、産業界と学界の双方から賞を授けられている。世相の欺瞞を暴き、労働の名の下に行われる略奪を告発するその著作は、現代社会への痛烈な挑発にほかならない。

田中 辰明  (タナカ タツアキ)  (訳)

田中辰明(たなか・たつあき)
 1940年11月3日、東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専修修士課程を修了。工学博士。
 1965年4月~1993年3月まで、株式会社大林組技術研究所で研究・技術開発に従事。
 1971~1973年にはDAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてベルリン工科大学ヘルマン・リーチェル研究所に留学し、ドイツの建築環境技術分野で研究を行った。
 1993年4月~2006年3月まで、お茶の水女子大学生活科学部教授として教鞭を執り、住環境や建築環境工学の教育・研究を推進。退職後、お茶の水女子大学名誉教授。
 2006年10月6日、ドイツ技術者協会(VDI)よりヘルマン・リーチェル栄誉メダルを授与されるなど国際的な評価も受けている。

研究・著作・訳書
 断熱計画・施工、建築環境制御、近代建築史(特にドイツ表現主義建築やブルーノ・タウト研究)など幅広い研究業績があり、専門書・論文多数。代表的著書に『ブルーノ・タウトと建築・芸術・社会』(東海大学出版部)、訳書に『なぜAfDは支持されるのか――右派ポピュリズム政党躍進の秘密』(ユストゥス・ベンダー著、同時代社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。