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三億円事件と伝書鳩 : 1968-69
紹介
1968‐69という不思議な時代、若者たちにとって伝書鳩は、漫画、車・オートバイ、そして学生運動と並ぶ重要なアイテムだった。伝書鳩による錬金術。三越でも鳩が売られていた。東京・府中の三億円事件の犯人と名のり出た男が起した一大詐欺鳩レース。そのトリックの真相に迫る。
目次
第1章 三億円事件と学生運動(名乗り出た三億円事件真犯人
「3億円事件『白バイの男』衝撃告白!」連載の衝撃 ほか)
第2章 伝書鳩による錬金術(「レースで優勝した鳩は、高い値段で売れますからね」
年率百パーセント以上の利回り ほか)
第3章 一大詐欺レースのトリック(一八〇〇粁翔破鳩「鹿児島号」購入者の煩悶
はずされていた日鳩の脚環 ほか)
第4章 1968‐69という不思議な時代(「アメリカへ行って日本との貿易でもやろう」
捜査圏内から逃れるために ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。