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税理士試験教科書簿記論・財務諸表論Ⅲ応用編【2025年度版】
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年11月14日
- 書店発売日
- 2024年11月18日
- 登録日
- 2024年10月3日
- 最終更新日
- 2024年11月18日
紹介
本書は2025年度(第75回)税理士試験簿記論および財務諸表論対策として、発展的内容を掲載したテキストとなります。
税理士試験の会計科目である簿記論と財務諸表論は学習内容の多くが重複していることから、学習方法によっては同一年度に2科目両方に合格することが可能です。
1科目ずつではなく2科目共通の内容をまとめ、同時学習を可能にした本書で効率的に進めていきましょう!
≪本書の特長≫
1.簿記論・財務諸表論共通の学習内容をまとめているから効率的で進めやすい!
税理士試験の簿記論と財務諸表論は学習内容の約50%が重複しているため、簿記論と財務諸表論を同時に学習できる『簿・財一体型』を採用しております。
2科目を同時に学習できることから、各科目専用の書籍で学習する際に生じる「同じ学習内容なのに別々の書籍に掲載されていて大変……」といった煩わしさがなく、効率的で進めやすい構成となっております。
2.本試験で合格するために必要な論点を学習できる!
本書はこれまで学習した『基礎導入編』および『基礎完成編』で取り上げた重要な個別論点について発展的内容を掲載し、さらに構造的論点として特殊商品売買・本支店会計・連結会計なども取り上げております。
簿記論・財務諸表論で確実に合格するために必要な内容の多くが収載されておりますので、基礎期の振り返りをしつつ、試験に使える知識をさらに強固にしていきましょう!
3.重要度・図・イラストでメリハリのある学習ができる!
学習テーマごとに重要度を3段階(A・B・C)で示しているため、学習の強弱をつけながら進めることができます。
また、本文では適宜、図やイラストでの補足説明を行っているため、文字だけでは分かりにくい箇所も視覚的に理解できるように構成しております。
4.別売の問題集と同じ章立てだから一緒に使いやすい!
一定の学習が進んだところで、本書の各Chapterに完全対応した『税理士試験問題集簿記論・財務諸表論Ⅲ応用編【2025年度版】』(2024年11月発刊)にある問題番号を指示しております。
教科書で理解した内容を問題集で問題を解くことによって知識が定着するため、交互に学習することをお勧めいたします。
◆旧版(2024年度版)からの改訂について◆
本書は2024年4月時点の会計基準等に基づいて作成しており、また最新の出題傾向に応じた本文の加筆・修正を行っております。
2025年度の税理士試験(簿記論・財務諸表論)対策として、本書のご利用をお勧めしております。
目次
本書で使用する略語や記号について
本書(教科書)の構成・特長
講師からのメッセージ
ネットスクールの税理士WEB講座
税理士試験合格に向けた学習
ネットスクールWEB講座合格者の声
簿財一体型の学習法
今こそ税理士試験にチャレンジしよう!
税理士試験の2大特徴
Chapter1 特殊商品売買
Section1 特殊商品売買の全体像
Section2 割賦販売
Section3 試用販売
Section4 委託販売
Section5 受託販売
Section6 未着品売買
Chapter2 退職給付会計Ⅱ
Section1 退職給付引当金と前払年金費用
Section2 退職給付信託と早期退職割増金
Chapter3 資産除去債務
Section1 資産除去債務
Chapter4 収益認識
Section1 収益認識の基本的処理
Chapter5 本支店会計
Section1 本支店会計の基礎知識
Section2 期中取引の会計処理
Section3 本支店の帳簿の締切り
Section4 本支店合併財務諸表の作成
Chapter6 商的工業簿記
Section1 商的工業簿記の概要
Section2 当期総製造費用の計算
Section3 当期製品製造原価の計算
Section4 売上原価の計算
Section5 製造原価報告書・注記
Chapter7 本社工場会計
Section1 本社工場会計の基礎知識
Section2 期中取引の会計処理
Section3 本社工場合併財務諸表の作成
Section4 本社工場の帳簿の締切り
Chapter8 建設業会計
Section1 建設業会計における認識基準
Section2 建設業会計の処理
Chapter9 無形固定資産Ⅱ
Section1 研究開発費の会計処理
Section2 ソフトウェアの会計処理2
Chapter10 過年度遡及会計
Section1 会計上の変更・誤謬の訂正
Chapter11 組織再編
Section1 企業結合の基本的な処理
Section2 合併
Section3 事業分離
Section4 交付株式数の決定
Section5 株式交換
Section6 のれんの減損処理
Chapter12 リース会計Ⅱ
Section1 セール・アンド・リースバック取引
Chapter13 純資産会計Ⅱ
Section1 ストック・オプション
Section2 株式の無償交付(株式引受権)
Section3 分配可能額の計算
Chapter14 連結会計
Section1 連結会計の基礎知識
Section2 資本連結の基本的処理
Section3 のれんの処理
Section4 部分所有子会社の処理
Section5 支配獲得日後の処理
Section6 債権・債務の相殺消去
Section7 商品売買等の相殺消去
Section8 持分法の基礎知識
Section9 持分法の処理
Section10 包括利益と包括利益計算書
Chapter15 キャッシュ・フロー会計
Section1 キャッシュ・フロー計算書の概要
Section2 営業活動によるキャッシュ・フロー
Section3 投資活動・財務活動によるキャッシュ・フロー
Section4 その他の論点
Chapter16 デリバティブ
Section1 デリバティブ
Section2 ヘッジ会計
Chapter17 帳簿組織
Section1 帳簿の種類と単一仕訳帳制度
Section2 特殊仕訳帳制度
Section3 二重仕訳と二重転記の回避
Section4 一部現金・一部当座取引の記帳
Chapter18 伝票会計
Section1 伝票会計の概要
Section2 3伝票制
Section3 5伝票制
索引
前書きなど
まえがき
簿記論と財務諸表論は同時に学ぼう!
本書を手にしたみなさんにとって大切なことは「まずは、いかにして税理士試験の会計科目(簿記論、財務諸表論)に合格していくか」ということではないでしょうか。
そこで、認識しておきたいのが、次の状況です。
・簿記論はほぼ100%計算問題であり、財務諸表論では50%が計算問題、残りの50%が理論問題で出題され、計算問題の内容は簿記論と財務諸表論で差がないこと
・これまで財務諸表論で出題されていた内容が突然簿記論で出題されるなど、片方だけの学習では網羅できない可能性があること
・計算問題を解くにも、理論的な背景(財務諸表論の理論部分)がわかっている方が有利なこと
・学習する際にも理論と計算を並行した方が頭には入りやすいこと
・財務諸表論の合格率は、平均すると20%弱と比較的高いこと
・仮に簿記論を落としても、財務諸表論さえ合格していれば、学習量的にみて税法に進めること
これらの状況を勘案すると、簿記論と財務諸表論は絶対に同時に学習した方がいい。1つの計算ミスで合否が入れ替わってしまう簿記論の試験のためだけに、1年かけて学習するのはリスクが大きすぎる。
このような判断から、簿記論・財務諸表論一体型の教科書及び問題集になっています。
さらに、本書はネットスクールが提供するWEB講座の採用教材にもなっていますので、独学で学習する方が授業を聴きたいと思ったときにも無駄になることなく活用いただけます。
また本書は、日商簿記3~2級の学習経験者がスムーズに学習し、合格してもらうために作られた本ですので、日商簿記3~2級の復習からはじまり、本試験のレベルまでを収載しています。
状況は我々が整えます。
みなさんは、この本で勇気を持って始め、本気で学んでみてください。
そうすれば、みなさん自身ばかりではなく、みなさんの周りの人たちをも幸せにできる、そんな人生が開けてきます。
さあ、この一歩、いま踏み出しましょう!
ネットスクール株式会社
代表 桑原 知之
- 旧版ISBN
-
9784781037882
上記内容は本書刊行時のものです。