ビビビときたことば
こんにちは、タバブックスです。
この日誌を書くのは、たぶん4回目?2年半に1回くらい順番が回ってくるそうですが、確かに会社をはじめて7年以上経っていました。あっという間でびっくりですね。
7年経っても、やってることも気分もそんなに変わらない気がします。これいい、おもしろい、と思うものも。基本的に、あたらしいものが好き。初めて見るもの、聞くことばにビビビっとくる(古い)、その状態にいることが好きなんでしょうね。
先日もいいビビビがありました。知人から、ある大学の授業のゲストに呼ばれて、オンラインで話したときのこと。授業は「(主に紙の)本・雑誌ができる工程やそれが読者のもとに届くことについて、ゲスト講師話や工場見学を通じて学びながら最終的に自分で編集・デザインした一冊のzineを制作する」という、めちゃおもしろそうなもの。私は「企画・編集について」というテーマで話したんですが、後半学生さんの質問があり、それがよかった!詳細は控えますが、まずお一人目。
「私は動画はめっちゃ見るんですが、紙は全然見ません。紙のマスコミって影響力あるんですか?」
紙のマスコミ、紙の、マスコミ。反芻してしまいました。なんか新鮮ですよね。マスコミは動画とそれ以外なのか、そして影響力があるかどうかっていうのが重要なんだなとか、しどろもどろ答えを探しながら考えました。
お二人目は、うちで出してる『仕事文脈』を事前に読んでくれた人から。
「こんなことやってる人がいるんだってめっちゃ面白かったです。載ってるのはどんな仕事してるか、DOの部分だけど、どうやったらそうなれるか、つまりBEの部分が知りたいです」
DOとBE!なるほど、いいね、名付けたね!と楽しくなっちゃった。そりゃそうだよね、好きなことやって生きてる人がいて、それを雑誌で取り上げても、自分もそんなことができるのか、わからない。だってそんなこと誰も教えてくれないし、なんなら否定されてしまうわけだから。
一般教養を学ぶ学生の、まっさらの状態で出てきた質問に、こちらも刺激を受けてフレッシュな気持ちになりました(なんか古い)。質問にはその場でがんばって一人ブレスト状態で考えて、なんとか答えました。そんなにピンときてなかったかもしれないけど、そんな大人を見たという経験も、悪くないかもよ。