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毎日のことこと
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年7月21日
- 書店発売日
- 2024年7月25日
- 登録日
- 2024年3月13日
- 最終更新日
- 2024年8月9日
紹介
暮らすこと、食べること、季節のこと
からだの奥でおぼえているちいさな「ことこと」を大切にひらく36のエッセイ。
「この本には、2021年の春からはじまる季節が三めぐり分収められています。慣れ親しんだ東京を離れてのひとり暮らしはまだ心もとなく、それでも月日を重ねるごとに、私の気持ちは少しずつ外に向かって開かれていきます。その間、世のなかでもさまざまなことが起こりました。ひさしぶりに読み返してみたら、そういうことも文の呼吸に表れていて、なるほどなあと思いました。」
料理家でたくさんの著作もある高山なおみさんが、遠くに住む友だちに宛てた手紙のように、神戸での暮らしを3年にわたり綴ったエッセイ集です。
2021年4月~24年3月、神戸新聞の連載を一冊にまとめました。
目次
モビールの鳥
ミルクパンを磨く
雨とアイロン
夏のはじまり
夏休みの坂道
夏休みの思い出
朝の散歩
ディルの苗
六甲の冬
3人のお正月
「ふくう食堂」
三年前の日記
朝の楽しみ
植物の先生たち
ネズミモチの垣根
懐かしいメール
幼い自分との再会
夏の終わりの旅
今年初めての栗
神戸の晩秋
ある日の日記から
三年ぶりの帰省
雪じたく
早起きの理由
北九州の家族
みどりのあらし
富良野の友より
古い冷蔵庫
夏休みの国
冷蔵庫が来た日
展覧会の日々
「sana village」
生きている感じ
ラジオの声
新しい挑戦
パソコンのない一日
おわりに
前書きなど
神戸に暮らすようになって六年目、地もとの新聞社の方から、月にいちどエッセイを書いてみませんかとお誘いがありました。掲載は土曜日の朝刊。朝の光を浴びながら、のんびり読んでくださるといいなと思い、私の身のまわりで起きた、日々のささやかな出来ごとをみつめ、綴っていくことにしました。
タイトルはまず「ことごと」という言葉が浮かびました。次に浮かんだのは「ことこと」。煮炊きの音コトコトです。すると自然に、いつかの旅で出合った忘れられない一皿や、普段着の簡単なごはんのことなども書きたくなってきました。文章だけでは少しさびしい気がして、写真や小さなイラストも添えることにしました。
(「おわりに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。