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地盤災害 羽鳥謙三(著/文) - 之潮
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取引取次: JRC|八木
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地盤災害 (ジバンサイガイ) 地質学者の覚え書き (チシツガクシャノオボエガキ)
原書: 地盤災害

社会一般
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発行:之潮
四六判
238ページ
並製
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-902695-11-3   COPY
ISBN 13
9784902695113   COPY
ISBN 10h
4-902695-11-1   COPY
ISBN 10
4902695111   COPY
出版者記号
902695   COPY
Cコード
C3025  
3:専門 0:単行本 25:地理
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2009年6月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2020年6月5日
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目次

Ⅰ 地盤災害 何が、誰が悪いのか/地
盤災害とは/地盤災害は自然災害ではない/増加す
る地盤災害/災害論と地盤/地球温暖化と地盤/海
面上昇と低地の浸水/豪雨被害の頻発/土地造成と
企業の責任/緑ヶ丘の訴訟/欠陥商品/造成技術の
水準と耐用年数/行政・法制の立ち遅れ/法制の不
備/行政の立ち遅れ ほか 
Ⅱ 土地のキャリアと性能/ 地盤の構成/建物の支持基盤/液状化問題/堆積物の固まり方/加重と圧密/砂利層地盤の評価/軟弱層と液状化現象/沖積低地・洪積台地/沖積地のでき方/ 沖積地の地下構造/関東震災と復興局/東京下町の沖積層/東南海地震と東海地方の震害/新潟地震と新潟市街/宮城県沖地震と仙台平野/首都圏地盤の震害予想 ほか
 Ⅲ 建造物と地盤の崩壊/1 地震で飛び出すのは一番危ない (地震の揺れ方と家具の転倒) /屋外の事故/水平に落ちる/水平加速度/2日本は地震国/地震原因説の推移/プレート説の限界/破断の衝撃と地震波/P波とS波/3 殺人石垣・石塀とブロック塀/地域防災のガン=ブロック塀/石垣要注意/4 地盤崩壊のいろいろ/盛土の崩壊/崖崩れ ほか 
Ⅳ 土地の見方・使い方 1 宅地地盤の見方(地盤の盲点)/基礎工事あれこれ/埋め井戸の問題/2 造成宅地の見方(擁壁と石垣)/埋め土がどのくらいあるか/擁壁にフーチング(footing)があるか/目地を調べる/擁壁の水抜き孔と裏込め石の有無/崖下の家はどんな注意が必要か ほか

前書きなど

本書は災害が及ぼす土地、とくに住宅地への影響を取り上げ、被害をいかに軽減するか、そのためにはどういう土地にどんな問題があるのか、さらに住宅用土地を選ぶならどんなことに留意したらよいのかなどについて地質学の立場から解説を試みる。筆者が若い頃、地面を這い回って見、とらえた印象を書いているが、ここに記されたかっての造成宅地の問題は、やがて来るであろう大災害の日まで、埋もれ続けているのである。

版元から一言

各地で頻発する地震と集中豪雨。全国の団地・造成宅地の地下のどこかで、地すべりと崩壊が、いまなお進行している。
30年間、宅地造成の実態とその結果をつぶさに観察してきた地質学者による、詳細・驚愕のレポート。
地盤災害は、自然災害ではなかった!!

著者プロフィール

羽鳥謙三  (ハトリケンゾウ)  (著/文

1927年東京(現世田谷区)生まれ。1951年東北大学理学部地質学科卒業。元都立神代高等学校教諭、共愛短期大学名誉教授。理学博士。おもな著書に『地球科学講座』第11巻・第四紀 (共編、1971年)、『武蔵野扇状地の地形発達』(2004年)ほかがある。

上記内容は本書刊行時のものです。