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日常の中の仏教語
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年4月22日
- 書店発売日
- 2019年3月27日
- 登録日
- 2019年3月18日
- 最終更新日
- 2019年3月18日
紹介
日常、何気なく用いている言葉の中には、仏教に由来する語が数多く存在するが、私たちはそうとは知らずに使っていることがほとんどであり、いまではもともとの意味を離れ、まったく違う意味で用いられていることも多い。今回の収録語は「あ行」から「た行」までの76語。「へぇー!そうだったのか」と認識を新たにする言葉の数々。楽しく、面白く、そして教養が高まる本。
目次
目次
愛 敬(あいぎょう)阿 吽(あうん) 阿修羅(あしゅら)安 心(あんじん)以心伝心(いしんでんしん)
一蓮托生(いちれんたくしょう)因 果(いんが)浮世(うきよ)有頂天(うちょうてん)会 釈(えしゃく)
演 説(えんぜつ)往 生(おうじょう)御陀仏(おだぶつ)
四天王寺奇観 写真で見る七不思議 ❶
覚 悟(かくご)我 慢(がまん)瓦(かわら)観 念(かんねん)帰 依(きえ) 祇 園(ぎおん)
境 界(きょうがい)苦(く)空(くう) 愚 痴(ぐち)工 夫(くふう)供 養(くよう)化 身(けしん)
外 道(げどう)
四天王寺奇観 写真で見る七不思議 ❷
玄 関(げんかん)講 堂(こうどう)居 士(こじ)後 生(ごしょう)小 僧(こぞう)
金輪際(こんりんざい)在 家(ざいけ)三 界(さんがい)懺 悔(さんげ)三 宝(さんぽう)
三 昧(さんまい)地 獄(じごく)実 際(じっさい)慈 悲(じひ) 邪 見(じゃけん)娑 婆(しゃば)
邪 魔(じゃま)
四天王寺奇観 写真で見る七不思議 ❸
出 世(しゅっせ)精 進(しょうじん) 正念場(しょうねんば)浄瑠璃(じょうるり)所 詮(しょせん)
しょっちゅう 頭陀袋(ずだぶくろ)世 間(せけん)説 経(せっきょう)刹 那(せつな)禅(ぜん)
千手観音(せんじゅかんのん)先 達(せんだつ)相 好(そうごう)相 続(そうぞく)息 災(そくさい)
四天王寺奇観 写真で見る七不思議 ❹
退 屈(たいくつ)醍醐味(だいごみ)退 治(たいじ) 大 師(だいし)断末魔(だんまつま)知 識(ちしき)
頂 戴(ちょうだい)追 善(ついぜん)弟 子(でし) 寺(てら)天(てん)道(どう)
堂々巡り(どうどうめぐり)道 具(どうぐ)兎 角(とかく)斎(とき)
前書きなど
あとがき
本編は、平成十二年から四天王寺の機関誌「和communication四天王寺」に連載したコラム「日常の中の仏教語」を改訂増補して、出版していただいたものである。そのきっかけとなったのは、四天王寺の機関誌の体裁を全面改装した折、普通の記事の外にコラム的な何かを付け加えようということになり、ふと頭に浮かんだのが、我々が日常用いる言葉の中に、仏教に由来する語が相当数あり、その中には元々仏教語とは知らず用いられているもの、全く異なった意味で用いられているもの、などが多いのではないかということであった。また、編集者の中からもそのような声が起こったことにある。
最初はアトランダムに思いついたものから始めようかとおもったのであるが、やはり五十音順に記述していったほうが、読む側にとっても書く側にとってもやりやすいのではないかと考えた。語の取捨選択は筆者の思いつくままではあるが、内容については仏教辞典、広辞苑、さらに先行の同種の辞典を参考とさせていただいた。調べていくうちに言葉本来の意味に行き当たって、認識を新たにしたことも多々あり私自身大変勉強になった。
連載するにあたっては、解説文ではなく読み物として面白いものにしたいと思ったが、他の辞典と同意文とならざるを得ないところもあり、独創的なものとならなかった点はご容赦いただきたい。各文章の終わりの部分あたりにはできる限り筆者の勝手な解釈も加えておいた。
というわけで、現在も機関誌に掲載中ではあるが前半のまとめとして出版の運びとなったが、本書収載の語数だけを見ても、仏教語がこれだけ多く身近に使われ、日本人の生活の中にいかに多くの仏教的なものが受け継がれてきているかがわかるであろう。
読者各位のほんのひとつまみの教養?となれば幸いである。
二〇一九年 春
南谷 恵敬
版元から一言
文庫サイズで持ちやすい、各語見開き完結なので、どこからでも読めるのがうれしい。話題の「四天王寺七不思議」も収録。仏教語とともにネタ本としても活用できる。
上記内容は本書刊行時のものです。