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冬の植物観察日記 鈴木 純(著/文) - 雷鳥社
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冬の植物観察日記 (フユノショクブツカンサツニッキ)

文芸
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発行:雷鳥社
四六変形判
縦180mm 横127mm 厚さ19mm
重さ 321g
272ページ
並製
定価 1,900円+税
ISBN
978-4-8441-3798-6   COPY
ISBN 13
9784844137986   COPY
ISBN 10h
4-8441-3798-0   COPY
ISBN 10
4844137980   COPY
出版者記号
8441   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年10月25日
書店発売日
登録日
2023年9月12日
最終更新日
2023年10月23日
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書評掲載情報

2023-12-23 朝日新聞  朝刊
評者: 石原安野(物理学者)
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紹介

2022年10月から2023年3月までの植物観察家の日記。
新しい土地で迎える、はじめての冬のこと。

本書は秋から冬、そして春を迎えるまでの6か月間の記録です。
東京から山梨へ移住した植物観察家の鈴木純さん。街より野山が近くなったけれど、観察家としての日々は変わりません。生活の中で出会った身近な植物を、遠くから眺めたり、ぐっと自分に引き寄せたり。そんな風にしていつも観察しているのは、植物の「わかっていないこと」、まだ形のない「なにか」。
山梨で迎えた厳しい冬と、そこにある形のない春。春は、どこからやってくるのだろう。
「いま」を書きとめた貴重な記録です。

目次

冬のはじめに
2022年10月から2023年3月までのこと
春のはじめに

(帯文より)
10月 美味しいものが降ってくる季節 秋の伝承遊び
11月 落ち葉は宝物 移動する実と種
12月 冬の到来 霜をまとう植物たち
01月 一変する景色 閉じ込められた時間
02月 冬と春の端境期 草たちの命がけの冬越し
03月 足元から湧く春 つながりを取り戻す植物の世界

前書きなど

冬のはじめに

 多くの人にとって、植物観察といえば春から秋にかけてするもので、冬にするイメージを持つ人はどうやら少ないようだ。たしかに冬は、咲く草花が少なくなり、木々の葉っぱも枯れ落ちてしまうので、見られる植物が少なそうだと思うのも無理はない。でも、僕は冬も植物観察をしている。しかも、とても前向きに。僕は好きなのだ。冬が。

著者プロフィール

鈴木 純  (スズキ ジュン)  (著/文

植物観察家。植物生態写真家。1986年東京都生まれ。東京農業大学で造園学を学んだのち、青年海外協力隊に参加。中国で砂漠緑化活動に従事する。帰国後、国内外の野生植物を見て回り、2018年にフリーの植物ガイドとして独立。野山ではなく、街中をフィールドとした植物観察会を行っている。2021年に第47回東京農業大学「造園大賞」を受賞。著書に『そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい』『種から種へ 命つながるお野菜の一生』(ともに雷鳥社)、『ゆるっと歩いて草や花を観察しよう!すごすぎる身近な植物の図鑑』(KADOKAWA)、『子どもかんさつ帖』(アノニマ・スタジオ)、監修に『はるなつあきふゆのたからさがし』(矢原由布子・アノニマ・スタジオ)、『まちなか植物観察のススメ』( カツヤマケイコ・小学館)ほか、雑誌等への寄稿多数。

上記内容は本書刊行時のものです。